派遣で働いているときに妊娠したらどうすればいい?

2018/06/04更新
「派遣で働いている間に妊娠した」

派遣会社・派遣先への報告はどうしたらいいのか?今後も続けるのか、辞めたほうがいいのか?いざ辞めるとなったらどうすればいいのか、など…。
はじめての妊娠であればなおさら、今後どうすればいいのかという不安を抱える方も多くいらっしゃいます。

ここでは、派遣中に妊娠したときの不安を解消していきましょう。

1まずは妊娠したことを派遣会社に報告しましょう

派遣で働いているときに妊娠がわかったら、まずは派遣会社に自分から報告をしましょう。
辞めるにしろ働き続けるにしろ、報告によって、派遣先との調整や希望があれば契約更新期間を短期に変更するといった対応をしてもらえます。

妊婦さんにとっては危険だったり、大変だったりする業務もあります。派遣会社を通して職場の上司に調整してもらうことも可能ですので、直接派遣先の上司や同僚に話さず、まずは派遣会社へ妊娠の旨を報告しましょう。

報告するタイミングは、ご自身の体調や仕事内容などによって決めましょう。

つわりがひどく頻繁に仕事を休まざるを得ないようであれば、早めの報告を。体を動かすようなお仕事をされている場合も同様です。
そのまま働いて問題なければ、安定期に入ったタイミングで話をしても問題ありません。

職場に女性社員がいる場合は、派遣会社から職場へ伝えてもらった上で相談してみるのも良いでしょう。アドバイスをもらえるかもしれませんし、協力をあおぎやすくなります。

2後悔しないために知っておきたい「派遣と妊娠」の4つのこと

いまの仕事を続けるか辞めるかの判断は、もちろん自分自身で決めることです。とは言っても、「こんな制度があるなんて知らなかった…」と後悔したくないですよね。

ここでは、仕事を続けるか辞めるかを考える際に、ぜひ知っておいていただきたいこと4点をお伝えします。

1.派遣会社が妊娠を理由に契約更新を断るのは違法なこと

「妊婦だと契約更新を断られるの?」「妊娠したことを報告したら、派遣会社から契約更新を断られるかも…」と弱気になる必要はありません。

男女雇用機会均等法第9条第3項では「妊娠・出産などを理由に、解雇その他不利益な扱いをしてはならない」という定めがあり、もちろん派遣での就業にも適用されます。そのため、お仕事を続けたい場合は働きたいことを伝えてもよいのです。

ただ、「妊娠を報告された=辞める意思がある」と早合点してしまう派遣会社もあるかもしれません。働き続けたいときはしっかりと「妊娠しましたが、働き続けたいです。」というように、自分の希望を伝えましょう。

2.派遣でも産休・育休を取得できる

出産後も派遣のお仕事を続けたい女性にとって、産休・育休は関心事として大きいのではないでしょうか。
派遣として働いていても、正社員と同様に産休・育休を取得することができます(労働基準法、育児・介護休業法)。取得する方法と条件については、それぞれ以下のとおりです。

▼産前休業
産前休業は、出産予定日からさかのぼって6週間前から、派遣会社に請求すれば誰でも取得することができます。なお、双子以上の場合は、14週間前から取得することが可能です。

▼産後休業
産後休業は、請求の有無に関わらず出産の翌日から8週間は必ずとらなければなりません(労働基準法)。ただ、医師が認めた場合、就業を請求したら産後6週間から働くことができます。

▼育児休業
育児休業を取得するには、以下2つの条件を満たしている必要があります。
・同一の派遣会社と「1年以上」の雇用契約があること
・子どもが1歳6ヵ月になるまで雇用契約がなくなることが明らかでないこと
そして、育休の申請期限は育休開始予定日の1ヶ月前までと法律で定められているので、それまでに申し出ることが必要です。

※産休についてのより詳しい解説はこちら
※育休についてのより詳しい解説はこちら

3.辞めるなら1ヶ月前までに連絡をしましょう

妊娠をきっかけに派遣のお仕事を辞めようと思ったら、派遣会社にその旨を伝える必要があります。契約更新するタイミングが近い場合は、契約更新するかどうかを聞かれた際に、契約更新しないことを伝えれば大丈夫です。

もし契約途中で辞めたい場合は、退職希望日の最低2週間前までには、その旨を伝えなければなりません(民法)。

ただ、あくまでも「2週間前」というのは法律上の決まりであり、一般的には「1ヶ月前」までに意思表示をするように派遣会社が規定していることが多いです。というのも、派遣会社としては代わりの人を派遣するための準備に1ヶ月ほどを要するためです。法律上は2週間前でも問題ありませんが、トラブルを起こさず円満退職するためにも1ヶ月前までに連絡しましょう。

4.妊娠が理由の退職でも失業保険を受け取れる

失業保険とは、失業をして働いていない人が次の仕事を見つけるまでの間、国から給付される手当のことです(失業保険のより詳しい解説はこちら)。
つまり、失業保険は、次の仕事を探しているけど就職できないような人に支払われるお金ということになります。

そのため、妊娠を理由に退職した人は仕事を探していないから、失業保険をもらうことができないと思われがちです。
しかし、妊娠を理由に退職したときは「失業保険の延長措置」をすることで、失業保険を受け取ることが可能になります。本来の失業手当の受給期間は1年ですが、受給期間を最長3年まで延長することができるので、合わせて最長4年間を受給期間にすることができるのです。

出産・育児がすこし落ち着いてまた仕事を探そうと思った際は、ぜひ失業手当の延長措置を思い出してください。

さいごに

いかがでしたでしょうか?
妊娠で不安なこともたくさんあるかと思いますが、ご自身の希望が叶うような選択ができることを応援しております!くれぐれもお身体に気をつけてくださいね。

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