最初から挨拶なんて拍子抜けでしょうか。
挨拶は意外と侮れません。人は出会って最初の数秒で相手の印象を決めてしまうという研究があります。
派遣先の人にどこまで声をかけて良いか迷う方も多いと思いますが、誰にでもかけて良いのです。挨拶は仕事をするための関係構築の第一歩。「おはようございます」「こんにちは」「お疲れ様です」と、出来れば目を合わせて言ってみてください。
挨拶を交わしていると”知らない人”から”知り合い”に変わってきます。挨拶がきっかけで話をするようになることもあります。派遣先の社員は、一緒に仕事をする存在。会話できる人が増えると、自ずと職場での居心地も良くなりますし、仕事を進めやすくなりますよ。
ポイントは、”相手が声を発するよりも先に”挨拶をすることです。
1回目は、もしかしたら相手の方が驚いて返事を返してくれないかもしれません。とっさに返答を出来なかっただけのはずなので、2回目も頑張ってみてください。
もし派遣先の社長や会長とすれ違うチャンスがあれば、「こんにちは、●●株式会社から派遣で来ています〇〇と申します。よろしくお願いいたします」と挨拶をしてみてはいかがでしょうか。ゴマを擦る訳ではなく、その会社のトップにきちんと挨拶をするのは、職場に配属された時に挨拶するのと同じように大切です。
始業から終業まで、派遣先の社員や他の派遣スタッフに対して極力笑顔で接してみましょう。
派遣スタッフだから笑顔で、という訳ではありません。派遣就業でも直接雇用でも、笑顔でいた方が得なのです。
笑顔が少ない人に話しかけたり、質問するのは勇気がいりますよね。派遣先の社員も同じように感じています。慣れない派遣先で一所懸命仕事をしていると、その気はなくても表情がこわばってしまうことがあるかもしれません。それを周りの人に「怒っているのかな」「近寄りづらいな」と判断されてはもったいないです。
印象は笑顔で変えることができますので、スムーズに仕事を進める上での”テクニック”と思ってぜひ笑顔を活用してみてください。特に話しかけられた時や何か指示を受けた時に笑顔を作るのがおすすめです。また、わざとでも笑顔を作ることで、気持ちがついてくるそうですよ。
ちなみに、プライベートも笑顔を増やすことで幸福度が上がります。免疫力が上がったり、アンチエイジングに繋がるといった効果も!見えるところに鏡を設置しておくと、自然と自分の表情をチェックできて笑顔を作ることができます。ぜひ実践してみてくださいね。
せっかく就けた職場。任された仕事はしっかり行いましょう。
もし担当する仕事が補助的なものであったとしても、その仕事は、確実に派遣先の仕事を動かしています。影響があるということは、責任も生じるということです。
任された仕事で戦力となる為に必要な基本行動は4つです。
まず、勤怠を安定させましょう。お休みが多いと、どうしても他の派遣スタッフや社員がカバーせざるを得ません。責任ある仕事を任されている以上、体調管理をしっかりして、極力仕事に穴を開けることのないようにしましょう。
ご家族の体調などでお休みしなければならないタイミングもあると思います。その場合は、出勤できる時に意欲的に取り組みましょう。
全ての仕事には締切があります。締切を過ぎてしまうと、あなたの後工程の仕事をする人へ迷惑がかかります。迷惑どころでなく、致命的な事態に発展するかもしれません。締切は厳守です。
締切を明示されなかった場合は確認しましょう。急がないからと言われた場合は「どんなに遅くてもいつまでには完成させないといけないのか」すり合わせることをおすすめします。あなたの感覚と、指示を出した人の感覚が一致しているとは限らない為です。
ミスをすると、やり直しの業務が発生するだけでなく、あなたの仕事を待っていた他の人の仕事にも影響を及ぼしてしまいます。
ミスを防ぐために、指示を受ける時や誰かに質問をする時などはメモを取りましょう。人は記憶したことを20分後には42%、1時間後には56%も忘れてしまいます。メモを取ることで指示の抜け漏れを防げます。書いたメモは読み返し、意図を考えるなどして理解を深めることをおすすめします。
また、作業をして終わりではなく、作業をした結果が求められているものになっているかどうか確認する癖付けをしましょう。
どんなに気を付けていても、稀にミスが起こることがあります。気付いた時点で、すぐに上司へ報告しましょう。色々確認したくなると思いますが、何よりもまず報告を最優先にしてください。
専門スキルが必要な高度な職種に就いたとしても、この基本は変わりません。その他、仕事の優先順位を明確にする、仕事の目的や進め方を確認しておく、周囲と積極的にコミュニケーションをとることなども有効です。
\ 仕事効率化に使える!おすすめスキル /
・PCのショートカットキーを使いこなす
・Excelの関数やマクロを勉強して活用
・単語登録をしてタイピングスピードを上げる
2019年4月にエン派遣で行った「仕事を通じた成長について」のアンケートでは、72%の方が仕事を通じて成長をしたと回答されています。一例をご紹介します。
同じ仕事でも会社によって全く違うやり方をする。場合によっては何倍も効率のよい仕事をするため、そこで身につけた知識は今後の仕事でとても役に立つ。こうした知識を身につけることで着々と成長できる
派遣で得た礼法や接遇マナーが、その後就職した職場で誰よりも出来ていると評価され、新人育成や指導などに携わる事に繋がった
ExcelやPowerPoint等、出来なかったことが出来るようになり、資料作成等に活かせ、以前よりも分かりやすい資料が完成した際、自身の成長を感じました
日々一所懸命に仕事をしていると、自分でも気づかないうちに成長しているものです。成長するために意図的に頑張った時は尚更です。
半期に一度、半年前の自分から成長できた点についてぜひ振り返りをしてみてください。派遣先で一緒に働く方や指揮命令者の方に聞いても良いでしょう。
自身のスキルや強みを理解することで仕事に活かしやすくなりますし、誰かの役に立ちやすくもなります。また成長すべきポイントを自覚して解消するよう努力することで、更に”どこでも活躍できる人材”になることができます。
仕事を頑張ったことや仕事のために勉強したことは、次のキャリアへの道を開くばかりか、正社員など派遣以外の雇用形態になった時にも必ず役立ちます。何より「頑張った」「乗り越えた」という経験は、あなた自身を大きく成長させます。その過程で人間性も磨かれます。経験によってついた自信は、「次もきっと大丈夫」とあなたの背中を押してくれることでしょう。
1日の中で何時間も過ごす仕事は、人生に大きな影響があります。
派遣先での出会いや、仕事を通じた成長。お給料はもちろんですが、そうしたものが、仕事を一所懸命に取り組む対価です。
もうキャラが確立してしまって変わりにくい、といったこともあるかもしれませんが、変わろうと努力する人を揶揄するような人は視界に入れなくて良いです!
あなたのお仕事時間が有意義なものでありますよう、エン派遣事務局一同、応援しています。