貿易・国際事務のお仕事とは?

貿易・国際事務かんたんデータ

未経験OKの求人割合
60%
業務リスト
  • 輸出書類の作成
  • 原料の購入
  • 輸送手段の手配
  • 税納付処理
  • 商品の管理
  • 出荷管理 など
平均時給
1583
平均勤務時間
7.5時間
平均勤務時間

貿易・国際事務の仕事を知ろう!

貿易・国際事務の仕事内容とは?

貿易・国際事務は、食品・機械・生活用品などさまざまな物の輸出入をする際の事務業務を担っています。一般的に大企業の場合は業務の細分化によって輸出入の一連の流れの中の一部を担当する場合が多く、中小企業の場合は幅広い業務を担うことが多いです。 「輸出」と「輸入」でも業務内容は異なり、輸出では、輸出通関手配、通関書類の作成、原料の購入、輸送手段の手配などがあります。天候によって輸送便が遅れることもあり、常に動静を確認し納期に間に合うかを見守っていく必要があります。一方で輸入の場合は輸出よりも比較的シンプルで、輸入通関手配、税納付処理、納入された商品の管理などがあります。 貿易事務の仕事は、商社やメーカー、物流会社など勤める業界によっても異なっていて、商社やメーカーでは受発注処理や価格・数量・納期の管理や調整、メールや電話での海外とのやり取り、輸出入に関わるドキュメント作成などが主な仕事です。物流会社の場合は、船や飛行機の手配、輸出入に必要なドキュメントの作成、データ入力、書類発送などがメインのお仕事になります。 語学のスキルを活かしてスケールの大きな仕事にも関われる貿易事務は、一見華やかなイメージを持つこともあると思います。しかし、文化や習慣、言葉も違う国とビジネスを円滑に進めていくためには、貿易知識や、コミュニケーション能力のほか、正確性が求められる場面が多くあり、地道な努力が成果につながるお仕事です。

業務リスト
  • 輸出書類の作成
  • 原料の購入
  • 輸送手段の手配
  • 税納付処理
  • 商品の管理
  • 商品の管理
  • 乙仲との調整業務
  • 出荷管理
  • SAPでデータ入力
  • 請求処理
  • 電話応対
  • インボイスの作成
  • B/L作成
  • 向上への発注業務
  • メール対応(英語)
  • 貨物データの管理
  • 海外代理店と交渉
  • 資料作成
  • 納期調整
  • 輸入通関指示
  • コレポン業務

貿易・国際事務の1日の過ごし方は?

平均勤務時間
7.5時間
平均残業時間
74分/1日
Aさんの場合
9:00
出社、メールの確認、1日の仕事内容の確認
10:00
インボイスの内容チェック
11:00
船の運航状況の確認、輸入通関手配
12:00
ランチ
13:00
輸出貨物の書類作成、書類ファイリング
17:00
資料作成、翌日対応分の書類作成
18:00
退勤

一般事務によって身につくスキル

貿易・国際事務を経験することで、語学力の向上・スピーディーかつ正確な事務処理能力・臨機応変な対応力・コミュニケーション能力・貿易取引についての専門知識が身につきます。
貿易・国際事務のお仕事は、輸出入に関する書類作成・手続き事務・調整などを行なうお仕事です。そのため、業務内容により使用する言語レベルは異なりますが、メールや電話で海外とのやりとりが発生するので、語学力が向上します。ルールに沿ってスピーディーかつ正確に、期日通りに事務処理をすることが求められますので、高い事務処理能力・パソコンスキル、スケジュール管理能力を習得できます。また、輸出入の取引をするなかで、海外との文化の違い・時差、予期せぬトラブルなどの障害が発生することもあります。そんなときに臨機応変に調整・交渉できる対応能力が身につき、社内外のさまざまな関係者とやりとりするためのコミュニケーション能力が身につきます。そして、貿易事務では、貿易に関するルールや外国為替についての理解が必要ですので、これらの専門知識を手に入れることが可能です。

貿易・国際事務の経験を持っていると広がるキャリア

未経験から貿易事務にチャレンジする場合は、補助業務や、比較的難易度の低い輸入業務から始めるのもひとつです。経験を積み知識を身につけた後は、規模の大きな会社でよりスケールの大きな取引に関わる道や、逆に規模の小さな会社で貿易の一連の業務ができるようになることを目指す道もあります。より深く広い業務に関われる「通関士」の資格を取得しキャリアアップを図る道もあります。

貿易・国際事務になるには?

未経験からチャレンジできる?

60%
未経験OKの求人の割合

貿易・国際事務の求人のうち、60%は未経験からチャレンジ可能なお仕事。経験がなくても比較的チャレンジしやすいお仕事です。

派遣会社に聞いた「貿易・国際事務」に向く人ってどんな人?

  • 貿易事務のお仕事は商社、メーカー、物流会社が主な勤務先となり、輸出、輸入に関わる業務に分かれます。いずれも求められるスキルとして語学力は必須、合わせて事務スキルや、取引先や工場との折衝・調整力が求められます。未経験の方でも営業事務で受発注の流れを理解し経験を積んだ上で、語学力も身につければチャレンジできるお仕事ですので、社内外問わず、コミュニケーションをとりながら仕事をしたい方、語学力を活かして仕事をしたい方におすすめのお仕事です。ヒューマンリソシア株式会社
  • 受発注や在庫管理などの業務では各方面との調整が多くなります。社内外問わず、快活なコミュニケーションが得意な方が向いています。 また、貿易取引のルールや外国為替など勉強が必要な内容も多いので、新たなことを覚える意欲がある方や、書類をコツコツチェックすることが得意な方にオススメです。パーソルテンプスタッフ株式会社
  • 貿易事務は、製品の輸出入に関する書類作成・手続き事務などを行うお仕事です。メールや電話での海外とのやりとりなどが多くなるため、英語スキルは必須!業務内容により英語の使用レベルが様々なので、勉強していきたい方~語学堪能な方まで、コツコツとした細かい事務作業が得意・几帳面で期日をキチンと守れる方にはぴったりです。海外や貿易に興味がある・英語が好き・コミュニケーション能力に自信のある方には特におススメです。TOEICやビジネス英語などの資格も活かせます!英語はもちろんのこと、取引先によっては中国語や韓国語などの語学スキルを磨きながら、貿易についての知識がつき、強みになります!アルティウスリンク株式会社
  • 英文事務よりもコミュニケーションスキルとしての「話せる英語」が求められます。TOEICのスコアが高くても日常会話やコミュニケーションとして使えないと継続は難しいかもしれません。 会議への参加等求められる企業も有るため、コンプライアンス意識や守秘義務等の遵守が求められそうです。株式会社フューチャー・コミュニケーションズ

貿易・国際事務に活かせる資格・スキルは?

貿易事務になる上で絶対に必要な資格はありません。ただ、英会話や英文書類の作成などもあるため、未経験から貿易事務を目指す場合は、応募資格として「TOEIC600点以上」といったスコアを求められることは多いです。
また、「貿易事務検定」や「通関士資格」を取得することでも、未経験から就業できるチャンスは高まります。その他、書類作成の機会もあるので、WordやExcelなど基本的なパソコンスキルも磨いておくと、実際貿易事務のお仕事に就いた際にスムーズに仕事が進められます。貿易事務になる上で、あると優遇されやすい資格やスキルをご紹介しますので、「何か資格を取ろう」「スキルを磨こう!」という方は参考にしてみてください。

あると活かせる資格
  • 貿易事務検定
  • 通関士資格
  • TOEICスコア600点以上
  • 英語検定
  • 日商PC検定
  • MOS
あると活かせるスキル
  • 英語など語学力
  • Word
  • Excel
  • Access
  • PowerPoint

貿易・国際事務の志望動機例

貿易・国際事務の志望動機例文

  • 例文1:貿易事務未経験者・Aさんの場合
    学生時代から英語が好きで大学時代にオーストラリアへの1年間の海外留学を経験しました。社会人になってからも英語学習を継続しており、最近は英会話スクールに通ったり、TOEICの勉強をしています。大学卒業後は、語学力を活かして英文での書類作成や翻訳、海外のお客様との簡単なやり取りもある営業事務として商社で3年間勤務していましたが、より専門的な仕事をしたいと貿易事務に興味を持つようになりました。貴社の求人を志望している理由は3つです。一つ目に、百貨店やショッピングモールでも見かけるような商品に関われること。二つ目にデスクワークだけでなく、海外の経営者陣と直接やりとりできる環境もあり他ではできない経験が積めること。そして最後に能力次第で海外出張の機会もあることです。貿易事務としての経験はありませんが、英語スキルとこれまでの英語を使った実務経験を活かして貴社に貢献していきたいと思っています。
  • 例文2:貿易事務経験者・Bさんの場合
    前職では穀物専門商社で貿易事務として大豆の輸入に関わっていました。少数先鋭の組織のため、海外出張や、海外のサプライヤーが訪日した際には通訳や案内役も任されるなど幅広い業務に関われることにやりがいを感じていましたが、会社の将来性に不安を感じていたこと、そして大豆だけでなく幅広い商品に関わっていきたいという思いから転職を決意しました。貴社の求人に興味を持ったのは、食品に関わる総合商社として半世紀以上の歴史があること、そして大豆部門を今後注力・拡大していく予定があることを求人広告を通じて知ったのがきっかけです。これまでの私自身の経験を活かしつつ、新しい分野へも挑戦しながら貴社に貢献していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
志望動機 = 企業や仕事の魅力+自分の経験・スキル

「志望動機が思いつかない」「どの求人に出す志望動機も同じ文章になってしまう」という場合は、企業や仕事の魅力、その企業や仕事で活かせそうなご自身の経験やスキルをまとめてみると志望動機が書きやすくなります。

企業や仕事の魅力ごとに、自分の何が活かせるだろう?と考えていくと、あなただけの志望動機に仕上がりますよ!

なお、派遣ではたらく場合は、志望動機で悩む必要はありません。なぜなら、派遣会社が求職者と企業との間に入り、できることや適性をもとに判断して、お仕事を紹介してくれるためです。 具体的には、お仕事に応募→派遣会社から連絡→派遣会社に行き登録(スキルチェックや希望の確認)、お仕事紹介という流れでお仕事が決まります。

貿易・国際事務経験者の声

未経験から貿易・国際事務になった人の声

  • 自分の力でアメリカに輸出したフッ素樹脂は会社の大きな利益になり、客とも友達になって、ロスアンゼルスで会うことができたときには、貿易事務になってよかったと思いました。36歳/男性
  • 留学経験があるので日常会話レベルの英語スキルはありましたが、実際にビジネスで使われる英語は異なります。英語スキルの幅が広がり、自分にとってプラスになっています。27歳/女性

貿易・国際事務の「仕事のやりがい」は?

  • 新規メーカーと取り引きを開始するにあたって、最初の値段交渉や条件交渉がうまくいった時はとても達成感がありました。そして、その商品が日本に入って来て、順調に売れ始めるとすごく嬉しかったのを覚えています。26歳/女性
  • 得意な英語を使って海外とやり取りするのが楽しい。現地に知り合いもでき、長く勤めた会社では中国に出張に行かせてもらえた。44歳/女性
  • 資格取得のために、学んだことが十分活かされます。通関書類の作成はコツコツやる作業。やり通して、目標時間までに輸入許可がおり、配送にまわせると、ヤッターと嬉しい気持ちがします。自分に向いていると感じました。43歳/女性
  • 専門職なので誰でも出来る訳ではなく、実績が積めるし専門用語を覚えられる事もやりがいを感じます。それに海外とのやり取りが必須なので行った事のない国の情勢やその国のカラーを知る事が出来るのも楽しい発見があり楽しいです。 又、何より英語を使用するのが必須の為、それに伴い勉強も出来、一石二鳥だと思います。 47歳/女性
  • 効率高い商品やサービスなどの資源を世界中で調達すること。世界中にいろんなプロジェクトや建築物に自分の輸出した材料が使われていることにやりがいを感じます。36歳/男性
  • 自分が手配した貨物が無事に海外の顧客に届いた時や、トラブルがありながら何とか無事に出荷でき、納期に間に合った時。プラントの出荷手配をしていた際に、行程が間に合わなくてあるアイテムが予定の船に間に合わなくなったときがありましたが、航空貨物で出荷してなんとか納期には間に合ったということがあります。43歳/女性

貿易・国際事務の「仕事の厳しさ・難しさ」は?

  • 当たり前と思っていることが、会社や国によって違う事が山ほどある事です。貨物は同じでも様々な契約形態がありました。タイからの米輸入の常識が、アメリカ米の輸入常識とは違い、認識を改めて対応しなくてはなりませんでした。54歳/女性
  • イタリアとの取引をしていたのですが、国が違うと感性や文化が違うので、クレームに対する対応などが難しいと感じました。日本のお客様は敏感なのですが、イタリアの方からしたら、なんてことないことなど状況を説明するのが難しいことがありました。26歳/女性
  • 海外の人は日本とは文化が違う。例えば、中国とやり取りしたときに、時差があるので、中国のペースで仕事していると、時間外労働が長くなってしまう。あっちはすぐ切り上げるのだが、私は残業3時間毎日やったりですごく大変だった。44歳/女性
  • 急ぎの貨物が船の到着が遅れたり、保税蔵置場の混み具合により、仕分けが遅れたりすること。台風などの荒天候は船積みの時点では予測できないので、揚地では何もできません。輸出を担当していた時は、到着国の長い祝日に当たり、困ったときもありました。43歳/女性
  • 出荷後の長い海上運送途中に材料大幅値下げがあったり、相手から減価要求されるときの交渉や、オフグレード品に対してのクレームがあったとき。36歳/男性
  • 国の文化のちがいで難しさを感じることも。L/Cの案件で三国間出荷の際にサンプルを相手に送り、書作成をお願いしたのに、間違ったものを送ってきて、その訂正のやりとりがずいぶん続いた。43歳/女性
  • 貿易事務は日本以外の他に輸出入に関する知識がないとどの案件にも対応するのに時間を要します。 しかも、間違った案内は顧客にも輸出入国にも伝達が出来ないので、正確さと速さも必要となります。また、予期せぬアクシデント(天候等による事故)が起こった際は、復旧出来るかの可否も含めたリサーチが必要になりますが、言葉の壁を感じる事が多いです。47歳/女性

貿易・国際事務の仕事をして身についたスキル

  • 値段交渉には、言いづらいことをうまく口に出す能力、長期的な利益と目の前の利益減のバランス、安定的な供給関係を築くための判断力や決心力です。36歳/男性
  • 相手とのやりとりは全て英語で行っていたので、英語でのメール作成は確実に身になりました。 貿易についての基礎知識(インボイスの書き方や、通関手続き)は今後また貿易事務として働く際にはかなり役に立つと思います。26歳/女性
  • 各国の国民性やなんといっても総合的な英語力。 扱う書類がほぼ英文だし、雛形なしの英文メールはほぼ毎日。 読み書きの力はかなり鍛えられ、かつ、必要に応じて相手に電話をすることも。 そのため、自宅でも英語の勉強は続けた結果、ビジネスレベルになりました。43歳/女性
  • 通関実務の知識が身につきました。資格を取るまでに勉強はしましたが、実際に関税率表を開いて調べ、自分で税番を選択しないと、分からないことがたくさんありました。時間に追われることもあるので、文字入力も速くなりました。43歳/女性
  • 英語が上達したことと、意外に日本国も輸入に関しては取り決めが厳しいと知ったこと。また、メールの件数がとにかく多いので、さばく件数が早くなった。47歳/女性
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