研究開発関連(医療系)は、製薬会社や大学の研究室などで医薬品や医療技術の研究するお仕事です。実際に行なう業務は就業先によって異なりますが、実験補助や結果データの分析・まとめなどを任されます。多くは専門的な知識や資格を必要とするようなお仕事ですが、それだけでなく、検査・測定・実験の準備などを中心に任されるようなサポート業務もあります。日本などの先進国では高齢化が進んでおり、ますます医療技術の発展が期待されますので、今後も需要のあるお仕事です。また、自分の手がけたものが商品として店頭に並んでいるのを見たり、医療現場という社会貢献性の高い分野で「人や社会の役に立っている」と感じられることが、このお仕事のやりがいと言えます。
研究開発関連(医療系)のお仕事を経験することで、専門知識・技術の幅が広がることはもちろんですが、精神面の強み(粘り強さ・集中力)も身につきます。世界初となるもの見つけ出すような研究を進める場合は、なかなか結果が出ないことが多いですが、それでも諦めずに研究を続けます。比較的簡易な研究を進めたとしても、他の企業と似たような研究になってオリジナリティーが出せず頓挫することもあるでしょう。また、研究をする意義があるのかどうかが不確かなときは反対にあうこともありますが、それでもやりたいという意志を持つことが大切です。誰もやっていないことを発見したり、オリジナリティーを出す研究に挑戦しつづけることで、諦めずに取り組む粘り強さが身につきます。また、何度も同じ分析を繰り返す研究過程もあり、次第に分析がルーティン化してしまうことも。しかしそこで集中力を欠いてしまっては、正しい分析結果が得られなかったり、新しい発見を見逃してしまいます。ルーティンになりがちな業務を通して、小さなミス・誤差を見逃さない集中力を保ち続けることができるようになります。ただひたすら大変な作業を繰り返すだけでは上記のような能力はなかなか身につきづらいですが、粘り強さ・集中力を発揮して取り組んだ仕事には大きな達成感があります。この達成感を目標にして技術力・精神力を鍛えられることが、この職種の特長と言えるでしょう。
研究開発関連(医療系)として実務経験を積むことで、これまで触ったこともなかった分析機器を扱えるようになるなど、実際の研究現場で役に立つスキルを身につけることができます。このように、研究開発関連の仕事では、資格よりも実践で経験を積むことが重要です。そのため、実務経験を積みながら機器の使い方や分析方法を学んでいきましょう。積極的な姿勢で業務に取り組み、スムーズに研究をすることができるようになれば、もっと難易度の高い研究に携われるようになるといったキャリアアップが期待できます。また、同じ職種内でキャリアップをしていくだけでなく、品質保証のお仕事や臨床関連のお仕事に就く場合にも、得た知識・経験を活かすことができます。
研究開発関連(医療系)の求人のうち、83%は未経験からチャレンジ可能なお仕事。経験がなくても比較的チャレンジしやすいお仕事です。
研究開発関連(医療系)として働くためには、理系の知識・能力を求められることが多いです。即戦力を求める職場が多いため、未経験の方への門は狭いのが事実です。ただ、理系の修士卒の方は学生時代の研究経験が評価され、実務未経験でも「大卒+実務経験2年相当のスキルがある」と認められることが多く、就職に有利になります。また、研究開発はいわゆる研究職/技術職であるため、常に知識・技術を研鑽し、学び続けるという資質も必要です。常に最新の知識と技術についていける勤勉かつ優秀な人材が求められます。そして、作業自体は黙々と一人で行うことが多いため、几帳面な方・細かいことに気付ける方に向いている仕事と言えます。ただ、すべて一人で完結する仕事でもないため、職場の方々とのチームプレーは欠かせません。自分に任された作業を正確に集中力を持って取り組みつつ、周囲とのコミュニケーションをとることが苦にならない方に適しています。
「志望動機が思いつかない」「どの求人に出す志望動機も同じ文章になってしまう」という場合は、企業や仕事の魅力、その企業や仕事で活かせそうなご自身の経験やスキルをまとめてみると志望動機が書きやすくなります。
企業や仕事の魅力ごとに、自分の何が活かせるだろう?と考えていくと、あなただけの志望動機に仕上がりますよ!
なお、派遣ではたらく場合は、志望動機で悩む必要はありません。なぜなら、派遣会社が求職者と企業との間に入り、できることや適性をもとに判断して、お仕事を紹介してくれるためです。 具体的には、お仕事に応募→派遣会社から連絡→派遣会社に行き登録(スキルチェックや希望の確認)、お仕事紹介という流れでお仕事が決まります。