営業アシスタントは、外回りの仕事をする営業スタッフをサポートするお仕事です。具体的には、スケジュール管理やメール対応などといったデスクワークのほか、営業スタッフに同行して打ち合わせの議事録を作成したり、アポイントの取得まで担う場合もあります。営業アシスタントに似たお仕事に「営業事務」がありますが、営業事務は社内事務におけるサポートが中心で、アポイントなどの営業活動をしたり、直接お客さまに会うことはありません。つまり、営業アシスタントのほうが、営業事務よりも広く営業スタッフをサポートするお仕事だと言えます。そのため、営業アシスタントの業務内容は営業事務より複雑で大変になることが多く、月収を高めに設定されることが多いです。ただ、勤務先によって営業事務と営業アシスタントの線引は異なるので、募集要項を事前に確認しておきましょう。
営業アシスタントのお仕事を経験することで、先にある予定を考えて動く力が身につきます。例えば、大事なアポイントがあるときに、必要な資料を早めに作成し、データが見やすいように図を挿入するといった工夫をすること。納期期限がギリギリになる前に、納品書を作成し、いつでも納品できるように準備しておくことで資料作成や納期に追われてバタバタすることを防げます。自分の業務を把握し、早めの行動を取ることで、予定を考えて動く力に磨きがかかります。また、資料を作成したり、データを入力することも多いです。先方に提出する資料や集計に使うデータを扱うこともあります。データを間違いなく入力したり、ミスがないか念入りにチェックすることで、正確性・慎重性が磨かれます。さらに、営業の代理として対応することも多く、相手に伝わるよう順序立てて論理的に伝えなければなりません。論理的に伝えることができなければ、相手に自分の意図したことを伝えることができず、認識の相違が起こることもあるためです。電話でのやり取りも多いので、相手の用件を聞き取りながら、瞬時に話の筋を組み立て、相手に伝える能力も向上します。
営業アシスタントを経験することで、営業職がどのような業務をしているのか、その内容をよく把握することができます。そのため、営業アシスタントとして経験を重ねることで、営業職に転向することも有利になります。営業アシスタントは、営業スタッフとチームで仕事を行なうので、協調性が高まり、相手の望むことを察知する力を身につけることもできます。このような業務マネジメントのスキルを活かして管理職を目指すチャンスもあります。もちろん、営業アシスタントの専門性を磨いて、一流の営業アシスタントを目指すこともあります。
営業アシスタントの求人のうち、64%は未経験からチャレンジ可能なお仕事。経験がなくても比較的チャレンジしやすいお仕事です。
営業アシスタントになるために絶対に必要な資格や経験はありません。ただ、営業アシスタントの仕事では、顧客との直接的なやりとり、メールや電話での応対が多く発生するため、丁寧な言葉遣いや細やかな気配りなどのビジネスマナーは特に重要なスキルとして挙げられます。また、書類作成や売上管理などの事務を任されることもありますので、WordやExcelなどの基本的なパソコンスキルも必要です。さらに、突然のトラブル・ミスが発生したときに臨機応変に対応できる冷静さや、営業スタッフが働きやすいように気を配って仕事を行えることも、営業アシスタントとして働くために大切な能力です。営業アシスタントはたくさんの人と関わりを持つお仕事ですので、人と話すことが好きで、人のサポートをすることにやりがいを感じる方に向いていると言えるでしょう。
「志望動機が思いつかない」「どの求人に出す志望動機も同じ文章になってしまう」という場合は、企業や仕事の魅力、その企業や仕事で活かせそうなご自身の経験やスキルをまとめてみると志望動機が書きやすくなります。
企業や仕事の魅力ごとに、自分の何が活かせるだろう?と考えていくと、あなただけの志望動機に仕上がりますよ!
なお、派遣ではたらく場合は、志望動機で悩む必要はありません。なぜなら、派遣会社が求職者と企業との間に入り、できることや適性をもとに判断して、お仕事を紹介してくれるためです。 具体的には、お仕事に応募→派遣会社から連絡→派遣会社に行き登録(スキルチェックや希望の確認)、お仕事紹介という流れでお仕事が決まります。