- 貿易事務で多いお仕事の内容について教えてください。
- 多い仕事の内容は、書類作成などの輸出・輸入業務、スケジュール調整などのオペレーション業務、通関士のサポートをする通関補助業務、お客さまとのやり取りがメインになるカスタマーサービス業務などです。海上貨物なのか航空貨物なのかによってスピード感や業務の流れなどが異なります。
勤務先は商社やメーカーの他、「乙仲」と呼ばれる海貨業者やフォワーダーなどの物流業者が中心です。商社やメーカーであれば物流業者への輸送手配の指示業務が多く、乙仲やフォワーダーであれば輸出入書類の作成業務が多いです。 - 貿易事務のお仕事の傾向について教えてください。
- 年間を通じてフォワーダーや海貨業者、船会社などでの貿易事務の仕事がありますが、1年の中で最も求人が増える時期は3~4月になります。また、最近の傾向としては、景気が良いため貿易件数自体も増加傾向にあります。そのため、何らかの事務経験をお持ちであれば、未経験からでもチャレンジしやすい難易度の低い募集も増えています。
- 未経験の方がこのお仕事に就くには、どのような方法がありますか?
- 国際物流に関わる企業の求人情報をチェックし、職種を問わず求人があればチャレンジすると良いと思います。まずは、物流業界の中で実務を重ねながら国際物流とは何かを知る。物流の仕組みや流れを勉強することが、未経験から貿易事務に就き、さらなるステップアップをする足がかりとなります。
また貿易事務は語学力が問われることが多いので、普段から勉強するのはもちろんのこと、TOEIC等の資格にチャレンジすることも大切だと思います。 - どんなスキルがあると時給アップにつながりますか?
- TOEICや通関士資格をお持ちであれば直接評価につながりやすい資格ですが、実際の業務の中でどれくらいの割合で資格が活かせる職場かという点も重要となってきます。資格そのものよりも常に向上心をもって仕事に取り組む姿勢があれば、次の仕事をご紹介する際に評価につながると思います。
- このお仕事に求められるのは、どんな人材ですか?
- 貿易事務の仕事はイメージとは違い、決して華やかな仕事ばかりではありません。地道にコツコツと仕事をこなせる方に向いている仕事です。また、物流には多くの人と企業が関わっています。正確性やスピーディな対応力はもちろんのこと、チームプレイが得意でコミュニケーションをとることが好きな方が求められます。