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年収103万円と130万円の違いはどういうものがあるのでしょうか?

2008/03/26更新

現在夫の扶養家族になっており健康保険・年金とも払っていません。

よく103万円以上or130万円以上超えると扶養から外れないといけないと聞きますが、103万円と130万円の違いはどういうものがあるのでしょうか?

また扶養から外れて自分で払う場合、諸費用はどのくらいかかるのでしょうか?
(厚生年金・健康保険・所得税・住民税etc)

うめ

うめさん(妻)の年収を103万円以下に抑えると、ご主人が配偶者控除を受けることができます。また、うめさんの所得税についても課税されません。住民税の非課税基準は100万円です。

年収130万円を超えると、うめさんご自身で健康保険料と厚生年金を納めなくてはならなくなります。また、130万円を超えなくても、「1日の勤務時間と1ヶ月の勤務日数がともに、正社員のおおむね4分の3以上」の場合はうめさんはご自身の勤務先の健康保険と厚生年金に加入することになります。

一般に150万円程度まで年収を増やさないと、手取りが健康保険と厚生年金の保険料の負担分を上回ることができないので、損、と言われますが、厚生年金に加入すると将来の年金額が増えるので、一概に損とも言えません。

厚生年金の料率は給与の14.996%、健康保険の料率は8.2%です。それぞれ、この半分は会社が負担してくれます。
(例)給与20万円の場合の個人負担は 厚生年金 14,996円 、 健康保険 8,200円

所得税率は、年収195万円以下 5%、195万円超~330万円以下 10%、330万円超~695万円以下 20%です。住民税は地域によって異なりますので、うめさんのお住まいの市町村に確認してくださいね。

外に出て働くとなると、税金や保険料以外に、洋服代や外食費など、これまで掛からなかった費用が出てきます。お金の面だけでなく、「働く」ことの価値やメリットも考えておかないと、「割りに合わない」ということになりかねません。個人的には、もし、うめさんが外に出て働ける状況にあるのでしたら、その貴重な期間を活かして、お仕事に挑戦されるといいなと思います。

働いて得る経験は、やはり貴重だと思うからです。ぜひがんばってください!

※関連記事はこちら
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