運用管理・保守の仕事では、お客さま先やデータセンターなどにあるサーバやシステム、ネットワークの運用管理・保守、そしてお客さまのWebシステムの運用管理・保守などを担当することが多いです。他にはパソコンが壊れた場合や不具合が起こった際のメンテナンス作業、修理作業全般のお仕事があります。「運用管理」と「保守」でもお仕事の目的が異なり、「運用管理」は、サーバやシステムなどを効率的に活用するために行なう業務で、IT業界にかかわらず幅広い業種・業界で需要があります。「保守」はトラブルがあった際の対応や事前に防ぐためのメンテナンスをする業務で、就業先としてはIT系企業やアウトソーシングなどを展開している会社が多いです。運用管理・保守のお仕事では、機器とずっと向き合っていれば良いわけではなく、コミュニケーションスキルのある人材が求められています。機械に詳しくないお客様にも状況をわかりやすく伝える場面もありますし、障害の原因特定のため、サーバが障害を起こしたきっかけや状況をお客さまから詳しく聞き出すこともあるからです。また、ルーティンワークや細かい作業が苦にならないことも大切な要素です。ITやパソコンがなければビジネスが成り立たない現代において、運用管理・保守の仕事はインフラを支える「縁の下の力持ち」の役割を担います。技術の進歩によってサーバの重要性が増したり、仕事のやり方が変わることはあっても、需要自体が無くなることはないと考えられます。
運用管理・保守の仕事を通じて、サーバやネットワーク、パソコン、システムの幅広い知識を身につけることができます。経験や知識を積み上げ、チームをまとめるような役割を目指すこともできます。また、プログラミングの知識を改めて身につけ、エンジニアの道に進む人も多くいます。
運用管理・保守の求人のうち、33%は未経験からチャレンジ可能なお仕事。未経験OKのお仕事を見つけた際には積極的に応募をしていきましょう!
運用管理・保守になる上で絶対に必要な資格はありません。未経験であっても、パソコンを触るのが好きだったり、パソコンについて学んだ経験があれば就けるお仕事もあります。資格取得を目指すのであれば、マイクロソフト社が設けているMCP・MOS・MOT・MCSA・MCSEといった資格や、オラクル社・グローバルIT業界団体・情報処理推進機構が設けている資格などがあると時給アップにつながります。勉強すれば比較的簡単に取得できる難易度の低いものもあれば、十数年程度の経験を積んだ方でも合格するのが難しい難易度の高いものもあります。IT系のお仕事では、資格を持っている=そのレベルの知識・技術を持っているという証になるので有利です。
「志望動機が思いつかない」「どの求人に出す志望動機も同じ文章になってしまう」という場合は、企業や仕事の魅力、その企業や仕事で活かせそうなご自身の経験やスキルをまとめてみると志望動機が書きやすくなります。
企業や仕事の魅力ごとに、自分の何が活かせるだろう?と考えていくと、あなただけの志望動機に仕上がりますよ!
なお、派遣ではたらく場合は、志望動機で悩む必要はありません。なぜなら、派遣会社が求職者と企業との間に入り、できることや適性をもとに判断するので、志望動機は必要ありません。
具体的には、気になるお仕事にエントリー(応募)→派遣会社から連絡→派遣会社に行き登録(スキルチェックや希望の確認)、お仕事紹介という流れでお仕事が決まります。