販売(家電・モバイル)は、家電量販店や携帯ショップなどでお客さまに向けて家電製品や携帯電話を販売するお仕事です。また、まれにメーカーや店舗自体が主催するキャンペーンなどを開催することもあり、その場合はノベルティやチラシなどのサンプリング・呼び込みを行なうこともあります。扱う商品は、クリーナー、炊飯器、テレビ、DVD/ブルーレイレコーダー、冷蔵庫、洗濯機、アイロン、オーブンレンジ、携帯電話、スマートフォン、パソコン、プリンター、カメラ、エアコンなどさまざまです。直接お客さまと接するお仕事ですので、商品を購入いただいたお客さまから「ありがとう」と言っていただけることでやりがいを感じられます。特に家電の販売では商品についての専門知識が必要ですので、自分の知識でお客さまに適切な提案できるかどうかが難しさであり、特有のやりがいと言えます。
販売(家電・モバイル)のお仕事を経験することで、幅広い商品知識が身につきます。家電やモバイルは複数のメーカーが商品を出しています。お仕事をするときには、一つのメーカーの担当として働くことが多いです。例えば、カメラを販売する際にA社の担当として勤務したとします。A社が販売するカメラは、1種類だけでなく多種類あるので、複数の商品を担当することになります。各商品の機能面の違いを把握し、お客様に説明する必要があるため、商品知識は必須です。さらに、お客様に接客するなかで自分の担当するメーカーの商品知識だけでは対応できないことがあります。「こっちのカメラとあっちのカメラは、何がどう違うの?」と担当しているA社の商品と、A社以外の商品の差異を聞かれることも。違いを答えることができなければ、商品の特長を伝えることができず、A社の商品を販売することができません。そうならないために、A社以外の商品との違いも把握しておく必要があります。メーカーを問わず自分の販売する商品の違いを把握することで、幅広い商品知識が身につきます。また、売り場に足を運んだお客様に手当たりしだいに声をかけても、接客を断られることがほとんどです。お客様が商品を手にとっていたり、商品を見比べている様子をみて、「こちらの商品は〇〇といった特長がありますよ」と声をかけることで、スムーズに接客でき商品の販売につなげることができます。お客様に声をかけるタイミングをはかることから、観察力が身につきます。
販売(家電・モバイル)のキャリアステップとしては、販売スタッフとして実務経験を積んだ後に、店長やマネージャーになることが考えられます。店長・マネージャーは接客や商品管理を行なうだけでなく、スタッフの教育をしたり、毎月の売り上げ目標を追ったりと、店舗運営に関わる仕事にも携わるようになります。また、家電に関する知識や販売の現場経験を活かして、企画・マーケターに転向する道もあります。「より面白い商品を考えたい」だったり、「もっと多くの人に家電を知ってほしい」と思ったら、それらの職種に挑戦するのもよいでしょう。さらに、メーカーの販売スタッフ経験をいかして、メーカーの直雇用になることも可能。販売だけではなく、店舗に提案を行う営業としてキャリアを積むこともできます。
販売(家電・モバイル)の求人のうち、91%は未経験からチャレンジ可能なお仕事。経験がなくても比較的チャレンジしやすいお仕事です。
販売(家電・モバイル)にとして働くために、絶対に必要な資格は特にありません。求められる能力としては、まずは短い時間で相手のニーズをうまくくみ取るための「コミュニケーション能力」です。お客さまのことをよく観察して、どんなことを望まれているのかを瞬時に判断して、うまく説明・提案する能力は、販売の仕事で大いに役立ちます。また、在庫管理や販売個数の報告などをする際にパソコンを使用することもありますので、基本的なパソコンスキルも身につけておくとスムーズに実務に臨むことができます。そして販売(家電・モバイル)で何より重要なのは、各商品の機能やスペックをきちんと理解していることです。そのため、家電やモバイルに興味があり、最新情報をキャッチしていくことに面白みを感じる方に向いていると言えます。「家電製品アドバイザー」、「MCPCモバイル技術検定」「MCPCモバイル技術基礎検定」など関連資格もありますので、資格取得を目指すと知識の証明となります。
「志望動機が思いつかない」「どの求人に出す志望動機も同じ文章になってしまう」という場合は、企業や仕事の魅力、その企業や仕事で活かせそうなご自身の経験やスキルをまとめてみると志望動機が書きやすくなります。
企業や仕事の魅力ごとに、自分の何が活かせるだろう?と考えていくと、あなただけの志望動機に仕上がりますよ!
なお、派遣ではたらく場合は、志望動機で悩む必要はありません。なぜなら、派遣会社が求職者と企業との間に入り、できることや適性をもとに判断して、お仕事を紹介してくれるためです。 具体的には、お仕事に応募→派遣会社から連絡→派遣会社に行き登録(スキルチェックや希望の確認)、お仕事紹介という流れでお仕事が決まります。