副業検討者は抑えておきたい!3つのポイント

2018/04/27更新
副業を解禁する会社が登場したり、女性誌が特集を組んだり、ここ最近世間では「副業」が話題。エン派遣でも「副業」に関する読者アンケートを行ったところ、副業経験アリと回答した人が52%、経験はないが興味アリと回答した人が42%と、関心の高さが伺える結果となりました。

「副業はしたいけど、やっていいのかな?」「副業の仕事はどうやって見つけるの?」「確定申告は?」など、興味はあるけど踏み切れていない人も多いのでは?

今回は、そんな副業検討中の方が抑えておくべきポイント3点をご紹介します!

ポイント3つをカンタンに確認
(1)まずは就業規則の確認が第一!
規則で禁止されていた場合、副業は就業規則服務規程違反。トラブルのタネにもなり、信頼も損ない兼ねません。初めにきちんと確認の上、良識ある判断を。
(2)時間と体調の管理をきっちり&都合に合わせて働ける仕事探しが肝
本業・副業ともに業務に支障がないよう、時間と体調の管理は必須。更にお仕事を探す際は、無理のない範囲でできる仕事を探すことがポイント。
(3)確定申告の要不要は早めに確認を
副業すると年度末に確定申告が必要となる場合が多め。本業・副業それぞれの働き方によっても対応方法は変わるので、就業先や派遣会社には事前確認を。

1副業できる人・できない人…「副業してもOK?」の確認方法

まずは「就業規則」を確認!

*正社員・契約社員・アルバイトなど(直接雇用)の場合

|就業規則を確認
まずは、就業先の就業規則を確認しましょう。
正社員の場合、まだまだ禁止している会社が多いようですが、“積極的にOKとはしないが禁止もしていない”という会社もあるようです。また禁止している会社であっても、雇用形態によってはOKとされている可能性もあります。

筆者の知人には、禁止されているにも関わらず内緒で副業していたことがバレてしまい、会社とトラブルになった人も。信頼を失うことにも繋がりかねませんので、会社の就業規則・副業に対する方針を前もってしっかり確認し、常識的な判断をしたいですね。

*派遣社員の場合

|派遣会社の就業規則・就業条件明示書(契約書)を確認
まず就業規則を確認する、という点は直接雇用の場合と変わりませんが、この場合確認するのは登録している「派遣会社」の就業規則や就業条件明示書(契約書)。
派遣社員が雇用契約を結ぶのは「派遣会社」ですので、「派遣先」の就業規則は適用されません。間違えないように気を付けてください!

|派遣会社の担当者に相談
とは言え、就業規則や就業条件明示書(契約書)では副業の可否について明言されていない…というケースもあるようです。
その場合はやはり、派遣会社の担当者に直接相談するのが一番確実でしょう。

その際、気を付けたいのは伝え方。副業がNGでない場合でも、派遣会社としては当然、本業に支障が出ないかどうかを心配するものです。
例えば、メインの仕事に支障がないよう「○日以内・●時間以内のお仕事を検討している」「副業先でもメインの仕事があることはキチンと伝えた上で働くつもり」など、本業に責任を持って取り組む意志を伝えたり、「●●のスキルを身に付けられそうな仕事を経験したくて…」と、副業を検討しているポジティブな理由を伝えるなどを心掛けたいですね。

*これからお仕事を始める方の場合

|副業・WワークOKのお仕事を探す
これからお仕事に就く人であれば、求人サイトで、副業やWワークOKのお仕事を探すという方法もあります。
求人情報自体に「副業におすすめ」や「WワークOK」と記載があれば、副業可能なことは確実。副業することを前提に応募ができるので安心です。
エン派遣でも「副業・WワークOK」のこだわりインデックスを付けてのお仕事検索や、「副業」というキーワードでのお仕事検索ができますので、こちらもぜひご活用下さい!

2どんなお仕事が副業向き?お仕事探しのポイント

『勤務日・時間の調整がしやすい仕事を選ぶ』『体力的に無理をしない』

エン派遣がおこなった読者アンケートによると、「副業を成功させるポイント」として半数以上の人が挙げたのが『勤務日・時間の調整がしやすい仕事を選ぶ』。
少ない日数や短時間で働ける仕事、シフトの融通が利く仕事、移動時間が少なくできるよう近所でできる仕事…など、本業とのバランスも考えながらお仕事を選ぶことが、無理なく副業を続けるポイントのようです。

また『体力的に無理をしない』という点も、半数以上の人が挙げた副業成功のためのポイント。収入を増やせたとしても、体を壊したり、メインである本業に悪影響が出てしまっては本末転倒です。
自分の体力を過大評価せず、少し慎重なくらいの気持ちでお仕事を選ぶと良いかもしれません。

副業向きなのは「派遣」のお仕事

エン派遣では毎年、派遣で働くメリット・デメリットについての読者アンケートを実施していますが、メリットの第1位は2008年から10年連続で「勤務地・曜日・時間などを選べる」。少ない日数・短い時間で働ける、家や本業の勤務地から通いやすいなど、自分の都合や体力を考慮して仕事を探しやすいという点では、派遣という働き方は副業と親和性が高そうです。

<副業向きなお仕事を探す>
週3日以内OK
土日祝のみOK
単発
副業・WワークOK

3副業したら確定申告は必須?気になる税金絡みの手続き

副業で得た収入については、確定申告が基本

本業の会社で年末調整が行われる場合、副業で得た収入については、自分で確定申告する必要があります。
ただし、収入が年間20万円以下の場合には確定申告は不要です。

本業も副業も派遣(2つ以上の派遣会社でお仕事をしている)の場合は…

12月に2ヶ所以上から給与が支払われる場合、副業分については自分での確定申告が必要になります。(この場合も収入が年間20万円以下であれば確定申告は不要です)。
ただ、12月の時点でお給料が支給されるところが1箇所のみであれば、12月に給与支給のある派遣会社がまとめて年末調整を行ってくれる場合があります。土壇場になってから慌てないよう、対応が可能かどうかは早めに派遣会社に確認しておきましょう。派遣会社によってはホームページのQ&Aコーナーで説明していることもあるので、チェックしてみるのも方法の一つです。
なお、まとめて年末調整を行ってくれる派遣会社には、その年に給与支給があった全ての会社の源泉徴収票を提出する必要があるので、事前に準備しておくことを忘れずに!

※今回は一般的な内容について記載しましたが、確定申告の要不要は、本業の働き方や所得額、副業をどういう雇用契約で行うかによっても変わってきます。
自分が該当するのかハッキリしない場合には、勤務先や登録している派遣会社、税務署などの専門機関に相談してみましょう。

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「副業検討者は抑えておきたい!3つのポイント」。いかがだったでしょうか?
就業規則の壁はまだまだ大きく、確定申告など少し手間のかかる手続きが発生する可能性も高い副業ですが、働き方改革の一環として今後はもっとスタンダードに近づくかも知れません。今は副業が叶わないという人でも、今後可能な環境になった場合に備えて情報を収集しておくという方法もあります。
みなさんが疑問や不安を解消して安心して副業を始められること、そして「貯金」「時間の有効活用」「スキルアップ」などの目標に少しでも近づけることを願っています。

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