看護師・准看護師のお仕事とは?

看護師・准看護師かんたんデータ

未経験OKの求人割合
86%
業務リスト
  • 診察補助
  • ナースコール対応
  • 体温・血圧測定
  • 採血
  • リネン交換
  • 患者の移送 など
平均時給
1295
平均勤務時間
8時間
平均勤務時間

看護師・准看護師の仕事を知ろう!

看護師・准看護師の仕事内容とは?

看護師・准看護師の主な仕事内容は、医師の診察・指示に基づいた診察補助です。そのほかにも、体調管理や記録(入院時の検温・血圧測定など)、食事・着替え・排泄のサポート、点滴、ベッドメイキングといった仕事もあります。また、患者とコミュニケーションを取って症状を把握したり、患者の不安や疑問に耳を傾けて心のケアを行なう役割と責任も担っています。
活躍の場所は医療施設や介護施設、保育所、学校、企業などさまざまで、個人宅を訪れる「訪問看護」という働き方もあります。 医療施設で勤務する場合には、施設規模や配属場所によって役割が異なります。入院施設のある病院では、入院患者の看護を行なう「病棟看護師」と外来診察をサポートする「外来看護師」。手術施設のある病院では、手術室で医師のサポートを担当する「手術看護師」。救急を受け入れている病院では「救急看護師」として活躍する看護師・准看護師もいます。
なお、看護師と准看護師とで、業務内容自体に大きなちがいはありません。ただ、免許が異なるため、看護師は自らの主体的な判断によって業務を遂行することが可能ですが、准看護師は医師や看護師の指示を受けないと業務を行なうことができない、というちがいがあります。
看護師・准看護師のやりがいは、患者の回復をサポートし元気になっていく姿が見られることや、患者やその家族からの感謝の声にあります。また、医療現場では医師や薬剤師、技師、他の看護師・准看護師とのチームワークが欠かせないため、力を合わせて難局を乗り越えられた際にも、大きなやりがいを感じられます。一方、小さなミスも患者の命に関わってくるため責任は重く、常に冷静な判断が求められます。夜勤など、勤務形態による肉体的な負担もあります。

業務リスト
  • 診察補助
  • ナースコール対応
  • 体温・血圧測定
  • 採血
  • リネン交換
  • 患者の移送
  • 服薬管理
  • 点滴
  • 診療室への誘導
  • 備品の整理・管理
  • 患者家族への連絡
  • 健康診断
  • 薬の手配
  • 物品・薬剤搬送
  • 食事の配膳
  • 器具洗浄
  • 伝票・書類整理
  • 清拭
  • 巡回
  • カルテ記録
  • 着替え補助など生活サポート

看護師・准看護師の1日の過ごし方は?

平均勤務時間
8時間
平均残業時間
32分/1日
総合病院の病棟で働くAさんの場合
8:30
出社、情報収集
8:40
申し送り
8:50
看護計画の提出
9:00
検温・巡回
10:00
清拭・洗髪
11:00
ランチ・休憩
12:00
昼食準備・食事のサポート
13:00
検温・巡回
14:00
昼カンファレンス
14:30
電子カルテへの記録・患者ケア
15:30
患者ケア
16:30
申し送り
17:00
退勤

看護師・准看護師によって身につくスキル

看護師・准看護師として働くなかで、医療に関する技術が向上することは、想像に容易いと思います。病棟・手術室・外来・訪問看護など、勤務先によって身につく技術は異なりますが、具体的には「専門的な検査の介助ができるようになる」「手術補助ができるようになる」「採血のスピードが上がる」などのスキルアップが見込めます。また、さまざまな症状を抱える患者さんと接する経験を積むことで、施す対処法の幅が広がります。
しかしそれ以外に、看護師・准看護師を経験するなかで身につくスキルとしては、チームとして働く力・細やかなコミュニケーション能力が挙げられます。
医療現場では、看護師・准看護師以外の医療従事者(医師や薬剤師など)と一丸になって、患者さんの治療に向き合います。患者さんと密接に関わることがある看護師・准看護師は、ときには医師に対して意見をしたり、専門家に意見を仰ぐこともあります。患者さんの回復という1つの目標に対して、チームで取り組む力は必要不可欠です。
また、患者さんは不安で心細い気持ちで病院に来ます。そんな患者さんに対してかける言葉には細心の注意が必要ですし、命を預かるためには信頼感を持たれるような接し方が肝要です。患者さんだけでなくそのご家族も含めてコミュニケーションを取りながら、不安を和らげるような言葉遣い・傾聴力、困ったことに気づける洞察力が磨かれます。

看護師・准看護師の経験を持っていると広がるキャリア

超高齢社会を迎えて看護師・准看護師のニーズはますます高まり、在宅ケアや訪問看護など柔軟な看護が求められることが、今後予想されます。看護師・准看護師を経験し、「専門性を深める」「資格を取得する」ことによって、これからの看護に対応できるようなキャリアアップが可能です。キャリアアップのために役立つ資格として、「認定看護師」「専門看護師」「ケアマネージャー」などが挙げられます。特定分野のスペシャリストとしてより高度な看護を提供できるようになったり、これから需要の高まる介護サービス領域で、キャリアを伸ばす可能性を広げられます。また、「患者さんのメンタルサポートに重きを置きたい」と思って臨床心理士の資格を取得するなど、自分の興味に沿う分野で専門性を深める道もあります。
また、特に准看護師の場合は、正看護師の資格を取得するキャリアップもあります。看護師学校で勉強して正看護師の国家試験に合格すれば、准看護師から正看護師になることが可能です。

看護師・准看護師になるには?

未経験からチャレンジできる?

86%
未経験OKの求人の割合

看護師・准看護師の求人のうち、86%は未経験からチャレンジ可能なお仕事。経験がなくても比較的チャレンジしやすいお仕事です。

派遣会社に聞いた「看護師・准看護師」に向く人ってどんな人?

  • コミュニケーション能力に優れ、相手を思いやる気持ちにあふれ、知識や技術を磨く向上心を持った方。さらに、生死にかかわる仕事をしているという責任感をもち、誇りを持って仕事ができる方が向いています。株式会社ナイチンゲール
  • 明るい方・コミュニケーションが取れる方、経験をつんで自分自身のスキルを高めていきたいと思える様な向上心の高い方が向いています。患者さんに寄り添っていくお仕事なので、人の役に立ちたい!誰かの支えになりたい!というような人が向いています。株式会社キャリアスター
  • もっと見る

看護師・准看護師に活かせる資格・スキルは?

看護師・准看護師ともに資格取得が必須です。看護師の場合は、厚生労働省が発行する国家資格が、准看護師の場合は都道府県が発行する資格が必要となります。准看護師の場合、3年以上の准看護師の実務経験に加え、看護師学校養成所2年課程で学び国家資格を取得することで、看護師となることができます。

あると活かせる資格
  • 看護師免許
  • 准看護師免許

看護師・准看護師の志望動機例

看護師・准看護師の志望動機例文

  • 例文1:看護師未経験者・Aさんの場合
    小学生の頃、入院中に受けた看護師の方からの看護・優しさ・励ましに憧れ、看護師を志すようになりました。貴院を志望しているのは、地域の中でも小児医療へ積極的に取組んでいるためです。幼い頃に入院生活が不安だった私のような子供たちに精一杯向き合っていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
  • 例文1:看護師経験者・Bさんの場合
    患者様によりそった看護に強みのある貴院に興味を持ち、貴院で働くことを志望いたしました。これまでは看護師としていち早く経験と技術を身につけていきたいという想いから、500床以上の急性期病院で3年間勤務をしてきました。技術はもちろん、チーム医療も学び刺激のある時間でしたが、患者様と向き合う時間がなかなか持てないもどかしさもあり、転職を決意しました。今後はこれまでの経験も活かしながら患者様と向き合い、看護師として更に成長を目指していく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。
志望動機 = 企業や仕事の魅力+自分の経験・スキル

「志望動機が思いつかない」「どの求人に出す志望動機も同じ文章になってしまう」という場合は、企業や仕事の魅力、その企業や仕事で活かせそうなご自身の経験やスキルをまとめてみると志望動機が書きやすくなります。

企業や仕事の魅力ごとに、自分の何が活かせるだろう?と考えていくと、あなただけの志望動機に仕上がりますよ!

なお、派遣ではたらく場合は、志望動機で悩む必要はありません。なぜなら、派遣会社が求職者と企業との間に入り、できることや適性をもとに判断して、お仕事を紹介してくれるためです。 具体的には、お仕事に応募→派遣会社から連絡→派遣会社に行き登録(スキルチェックや希望の確認)、お仕事紹介という流れでお仕事が決まります。

看護師・准看護師経験者の声

未経験から看護師・准看護師になった人の声

  • 看護師になるために看護学校に進学しました。勉強も難しかったですが、それ以上に実習は本当に大変でした。26歳/女性
  • 幼少期のころから看護師になるのが夢でした。希望の職種につくことができた今は、日々の技術研鑽に励むことができています。26歳/女性

看護師・准看護師の「仕事のやりがい」は?

  • 患者さんや患者さんのご家族の方からから名指しで感謝されたとき、「あなたがいてくれるとほっとする」「頼みやすい」と言われたときは、いい看護、関わりが出来ていたのかなと嬉しく思います。 患者さんの疑問や不安が解消ができると、知識があってよかったと感じます。29歳/女性
  • 自分の初期対応が正しかったことで、事無きを得た時や、患者からの信頼を獲得したときにやりがいを感じます。48歳/女性
  • 外来でのお仕事が多かったのですが、診察や処置が終わり、安堵してして帰られるのを見るとホッします。体調不良だった患者様が元気になって「ありがとうございました」と御礼を言ってくださった時はうれしいです。43歳/女性
  • 患者さまからありがとうの言葉をきくと看護師になってよかったと思います。夜中に腹痛で来られた患者さんの症状をゆっくり聞き、痛みもマシになったとのことで、朝の診察まで横になって待ってもらうことがありました。朝の診察が終わったあとに「話をしてくれて安心しました。ありがとう。」と言われたときに、やりがいを感じました。41歳/女性
  • 患者さんや家族の笑顔を見れる機会が多いです。産科で働いているので、出産の場面に関わり、家族が増える喜びに立ち会い、その家族の新たな人生のスタートを一緒に喜び合えます。また、はじめて親になる方達の不安に寄り添うサポートもできるので、その点もやりがいを感じます。42歳/女性

看護師・准看護師の「仕事の厳しさ・難しさ」は?

  • 産科で勤務しています。幸せな瞬間に立ち会えることが多いですが、母体と胎児の命を預かる仕事でもあるので常に緊張感と責任を持つ必要があります。 特に、出産時は、緊急対応が必要な事もあるため、冷静な判断と迅速な行動力が必要になり、仕事終わりの疲労感が辛い時もあります。42歳/女性
  • 認知症患者さんや不穏患者さんの対応をする際の心のコントロール、また亡くなった患者さんのご家族への関わりが、大変だと感じることがあります。技術面より、人間性、メンタル、コミュニケーションが問われる場面があり、そこが仕事の難しさだと思います。29歳/女性
  • 忙しくて患者さまのお話をゆっくり聞いてあげられないとか、一瞬たりとも気が抜けないところが大変なところです。患者さまの急変を予測できなかった時に、自分が情けなくてたまらなくなることもあります。41歳/女性
  • 闘病生活をされている患者さんの精神的な看護に、仕事も厳しさを感じます。もう完治出来ない、日を追うごとに症状が重くなっていく様子を見るのは、看護している側も辛いことです。特に患者さんが色々気を遣い、我慢している姿を見ると、自分自身の未熟さを思い知らされます。48歳/女性
  • 医師の説明や指示には同意する患者や家族の方でも、看護師の場合は上手く行かない事もあります。その際は、納得してもらえるよう他の医療従事者と連携して説明を行ない、不安や疑問に思う事があればひとつずつ解消出来るようにしています。48歳/女性
  • 何年経験を積んでも、「こんなケース初めて」ということがある点。何事も「ケースバイケース」だと思って対応するも、基本や応用が必ずしも正しいとは限らなかったり、同じ症例の患者さんに対して通用しないことがあったり、方針を固められないこともあります。44歳/女性
  • 声かけひとつで元気になられたり、逆に落ち込まれ不愉快な思いされたりと、患者様との関わりの上でコミュニケーションが大変難しいと感じています。43歳/女性
  • 患者さんのために行なう看護介入を拒まれてしまうとき。患者さんとの信頼関係を築きながら接するよう心掛けているが、心身ともに病んでいる患者さんには受け入れがたいことに、どう介入していくかが難しい。26歳/女性

看護師・准看護師の仕事をして身についたスキル

  • 医療に関する知識や技術はもちろん、コミュニケーション能力、時間管理能力、気遣いが身に付きました。 病棟で働くときは自分で時間管理をするので、スケジュールを組み立てます。また処置の介助や日々の仕事のなかで細やかな気遣いが必要となるので、先輩方の動きを見て学ぶことができました。29歳/女性
  • 看護師以外の医師、薬剤師などの医療従事者、患者とその家族など、「人対人」の仕事なので、それぞれから信頼してもらえる様に、「知識・技術・態度」を常に意識し、向上を図っています。そのほかにも、問題回避、分析・問題解決力、行動力、決断力が身についたと思います。44歳/女性
  • 人の話をゆっくり聞くことができるようになりました。自分が何かしたい時や求めているときだけ患者様の元に足を運ぶのではなく、普段から足を運び、患者様の方から話しかけられる関係性をつくることで、信頼関係を築いていくスキルも身につきました。26歳/女性
  • 他の病院に行っても「あの方は何か困っていそうだな」というのが分かるようになりました。 いつの間にか、いつも笑顔でいれる様になったと思います。 自分で言うのも変ですが、奉仕の心が身につきました。48歳/女性
  • 長い間注射や採血をして、色々な血管を見てきました。 おかげ様で、今ではどんな患者さんでも一発で静脈に針を入れることが出来ます!また、外来で様々な症状の患者さんの話を聞いていると、本当に辛いのは身体的症状以外にも精神的症状をケアする必要性が高い事が多いのが分かります。48歳/女性
  • 家族に寄り添う気持ちを大切に、一人ひとりに合わせた看護サポートをしていくこと。 患者さんの状況に合わせ、必要な看護を予測しながら、スタッフと協力して仕事をしていくことができるようになりました。 また、産科で働いているのですが、仕事のスキルを上げるため、新生児蘇生法やマタニティヨガなどの資格取得をすることができました。42歳/女性
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