医療事務・病院受付のお仕事とは?

医療事務・病院受付かんたんデータ

未経験OKの求人割合
75%
業務リスト
  • 受付
  • レセプト業務
  • 予約の取得
  • 備品発注
  • クラーク業務
  • 電話対応 など
平均時給
1226
平均勤務時間
7.5時間
平均勤務時間

医療事務・病院受付の仕事を知ろう!

医療事務・病院受付の仕事内容とは?

医療事務・病院受付の仕事には、病院や診療所、クリニックといった医療機関での受付や会計、カルテの管理、レセプト業務(医療機関が健康保険組合など保険者に対して診療費を請求する手続き業務)、次回予約の取得、備品の発注、電話対応などがあります。病院によっては、クラーク業務(診察券の確認やカルテやレントゲン写真の準備や運搬、医者への紹介状の作成依頼など)を担う場合もあります。医療事務・病院受付は、病院内で発生する事務作業を担うことで医師や看護師を支え、臨機応変・スムーズな対応によって患者さんの負担や不安を軽減させる重要な役割を担っています。事務処理だけに専念すれば良いというわけではなく、例えば受付や電話対応では、患者さんが最初に接する病院関係者となるため、病院の「顔」としての感じの良い対応が求められます。企業での事務・受付と医療事務・病院受付の異なる点は、薬や医療に関する知識が求められる点です。例えば、レセプト業務では、「医科診療」「歯科診療」「調剤行為」と3種類に分かれる診療報酬点数表に基づいて合計の点数を計算していきます。誰にでもすぐできる仕事というわけではありませんが、知識を身につければ長く働け、結婚や出産等で現場を離れても復職がしやすいという点から、特に女性に人気の仕事です。

業務リスト
  • 受付
  • レセプト業務
  • 予約の取得
  • 備品発注
  • クラーク業務
  • 電話対応
  • 会計
  • 清掃
  • データ入力
  • 書類チェック
  • 伝票整理
  • 紹介状処理
  • カルテ管理
  • 検査のご案内
  • 保険証確認
  • お呼び出し
  • 予約管理
  • データ集計
  • 検査結果発送
  • 入退院手続き
  • スキャン

医療事務・病院受付の1日の過ごし方は?

平均勤務時間
7.5時間
平均残業時間
51分/1日
総合病院で働くAさんの場合
7:30
出勤、清掃、予約のチェック、朝礼
8:00
受付・会計・次回予約の取得など
11:00
午前診療の受付終了、午後診療の準備
11:30
ランチ・休憩
12:30
受付・会計・次回予約の取得など
15:00
午後診療の受付終了、翌日の準備
16:30
帰宅

医療事務・病院受付によって身につくスキル

医療事務・病院受付のお仕事を通じて、医療知識、コミュニケーション能力、事務処理スキルが身につきます。
医療事務・病院受付として働くなかで、診療点数の知識や診察用語はもちろん、病気や薬の名称についての知識は不可欠です。そのため、医療に関する知識を習得することができます。病院によっては薬の説明会や手の洗い方、 AEDの使い方など色々な講習があるので、より詳しい知識を身につけることも可能です。
また、さまざまな人と臨機応変に接することができるようなコミュニケーション能力が身につきます。接する機会のある患者さんはお年寄りから小さい子まで、年齢がさまざまです。医師や看護師の方とのやり取りもあります。不安な気持ちを抱えて病院に来る方の気持ちを少しでも軽くできるように、目を見てゆっくり話したり、忙しい医療現場で要件をすばやく伝えるなど場面に応じてコミュニケーションの方法を変えることで、コミュニケーション能力が磨かれます。
さらに、レセプト業務ではひとつひとつの事務作業を正確に迅速に行う必要があるので、事務処理スキルが身につきます。同時にパソコンを使って仕事をすることもあるので、パソコンスキルも身につきます。近年は医療のIT化も進んでおり、患者さんの情報をコンピュータ上で処理するケースが多くあります。そのため、入力やマウスの基本操作だけでなく、WordやExcelのスキルも身につく機会があります。

医療事務・病院受付の経験を持っていると広がるキャリア

医療事務・病院受付の仕事を通じて、業務上必須となる医療に関する知識を広く・深く身につけていくことができます。また、レセプト業務や事務処理においてパソコンを使用する機会もあるため、基本的なパソコンスキル・事務処理スキルを身につけることができます。医療事務・病院受付として経験を積み、より規模の大きな病院や医療機関への転職によってキャリアアップを図ることができますし、事務処理スキルを活かして一般企業の事務職へのキャリアチェンジを目指すこともできます。

医療事務・病院受付になるには?

未経験からチャレンジできる?

75%
未経験OKの求人の割合

医療事務・病院受付の求人のうち、75%は未経験からチャレンジ可能なお仕事。経験がなくても比較的チャレンジしやすいお仕事です。

派遣会社に聞いた「医療事務・病院受付」に向く人ってどんな人?

  • 働きながら実務を覚えてスキルアップできますので、全くの未経験からスタート可能です。派遣先は総合病院から、街のクリニックまで幅広くあります。どちらも、患者さんとのコミュニケーションが必要なので、患者さんに対して思いやりの気持ちをもって接したり、細やかな気づかいができる方にピッタリのお仕事です。コミュニケーションを活かした受付と、丁寧さを活かす事務のスキルアップができます。また幅広い年齢層が活躍しているのも医療事務の特徴。扶養内など、自分のスタイルを活かして長く続けられるメリットがあります。ライフスタイルが変わっても、スキルアップしながら長く働き続けたいという意欲のある方に向いています。株式会社ヒューマン・キャピタル・マネージメン
  • (1)チームで仕事をしたりコミュニーケーションを取ることが得意な方/医療機関では医師や看護師、コメディカル、事務員等多くの職種の方が働いています。それらの方がいてチーム医療が成り立ちます。自身もその一員として活躍できる方が求められます。(2)患者様やご家族の気持ちに寄り添える方/患者様やご家族は体調や具合が悪く通院しており、来たくて来ているという事ではありません。「病院の顔」である医療事務員が接する事になりますので、そういったことを前提に理解し、対応できることが大事です。(3)学習意欲がある方/医療機関では、診療報酬改定や業務の見直しで仕事内容が大きく変わるため、日々前向きに学び、臨機応変に対応できることが重要です。ヒューマンリソシア株式会社 メディカル営業部
  • もっと見る

医療事務・病院受付に活かせる資格・スキルは?

医療事務・病院受付の仕事に就くにあたって、特別な資格や免許は必要ありません。「診療報酬請求事務能力認定試験」「医療事務技能審査試験」「医療事務管理士」「医療事務認定実務者」などさまざまな資格がありますが、国家資格ではなく全て民間資格であるため、取得が必須というわけではありません。ただし、医療事務・病院受付では実務において医療の知識が必要となるため、取得しておくと就業の機会が広がります。また、病院での事務処理を担うため、WordやExcelといったパソコンの基本操作スキルも必須となります。

あると活かせる資格
  • 診療報酬請求事務能力認定試験
  • 医療事務技能審査試験
  • 医療事務管理士
  • 医療事務認定実務者
  • MOS
  • 日商PC検定
あると活かせるスキル
  • Word
  • Excel
  • Access
  • コミュニケーションスキル

医療事務・病院受付の志望動機例

医療事務・病院受付の志望動機例文

  • 例文1:医療事務未経験者・Aさんの場合
    手に職をつけたいという想いと、人と関わる仕事への興味から貴院の医療事務を志望しました。現職は印刷会社の一般事務として勤務しています。基本的な事務処理スキルはあり、時間内でいかに効率よく業務を進めるかを日々考え仕事に臨んでいますが、今後も働き続けていくために専門性を身につけたいと思っていました。また現職は一人で黙々と作業を進めることも多いですが、学生時代には接客のアルバイトを長く経験したこともあり、もっと人と関わりのある仕事や人をサポートするような仕事がしたいと思っていたのも医療事務を志したきっかけです。貴院では、効率性を追求しながらも患者さんの心に寄り添った対応をしていることを求人広告を通じて知り、これまでの経験が活かせる環境だと感じました。医療事務の経験はありませんが、先日、医療事務認定実務者資格を取得しました。一度面接の機会をいただければと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。
  • 例文2:医療事務経験者・Bさんの場合
    総合病院の医療事務として3年間の実務経験があります。出産・育児のため2年間のブランクはありますが、貴院が医療事務の募集をしていることを知り、ぜひ復職したいと応募いたしました。前職の総合病院では、受付・各種手続き・お会計業務など一通りの業務経験を積んでいます。市内で最も規模の大きな病院でしたので、患者さんの数も多くお待たせしないようスピーディーな対応を特に心がけてきました。また、日々患者さんご自身やご家族の方からさまざまなお問い合わせを受ける機会も多かったので、質問の意図を理解し、的確にわかりやすく回答することにも注意をはらってきました。ブランクはありますが、これまでの経験を活かしながら、貴院で活躍を目指したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
志望動機 = 企業や仕事の魅力+自分の経験・スキル

「志望動機が思いつかない」「どの求人に出す志望動機も同じ文章になってしまう」という場合は、企業や仕事の魅力、その企業や仕事で活かせそうなご自身の経験やスキルをまとめてみると志望動機が書きやすくなります。

企業や仕事の魅力ごとに、自分の何が活かせるだろう?と考えていくと、あなただけの志望動機に仕上がりますよ!

なお、派遣ではたらく場合は、志望動機で悩む必要はありません。なぜなら、派遣会社が求職者と企業との間に入り、できることや適性をもとに判断して、お仕事を紹介してくれるためです。 具体的には、お仕事に応募→派遣会社から連絡→派遣会社に行き登録(スキルチェックや希望の確認)、お仕事紹介という流れでお仕事が決まります。

医療事務・病院受付経験者の声

未経験から医療事務・病院受付になった人の声

  • 医療事務になって感じたのは、医療機関というのは本当に特殊な職場で、狭い世界でもあるということです。利益をあげなければ経営はできないですが、ボランティアに近い感覚になってしまうのも難しいところです。39歳/女性
  • 最初はやはり知識不足の問題が大きかったです。保険証番号や保険点数なんて、気にしたこともなかったですから、先輩に手取り足取り教えていただきました。また、医療についてもまったく知識がないうえに、医療は日進月歩で先生方でさえ毎日勉強しておられるので、こちらも未だに毎日勉強です。39歳/女性
  • わからないことはわからないと先輩に聞く事ができましたし、先輩も丁寧に教えてくれました。 「しっかり勉強しないといけない!」と自分でも努力しました。45歳/女性
  • 患者さまに質問されても、答えられないことがほとんどで、新しい事を覚えるのが大変でした。また、医療費についても、毎年細かな変更があったり、さまざまな事を覚えることが最初は大変でした。45歳/女性
  • 患者さんとの触れ合いを通して、人間とのコミュニケーションのやり方がかなり上手になりました! そして初対面の方々への声かけや、話の始め方や、話題の提供の仕方などもかなり分かるようになり、自分からスムーズに話を進められるようになりました56歳/女性

医療事務・病院受付の「仕事のやりがい」は?

  • 医療事務は責任感が必要な仕事です。 患者さんから「いつもありがとう」と言われたり、差し入れをいただいたりもしてやりがいになります。 先生に信頼していただくのは大変ですが、親しくなれば、仕事がしやすくなっていきます。31歳/女性
  • 「待ち時間が減った」「頼んでいた診断書がすぐきた」と患者様に喜ばれたり、先生や看護師さんに「手伝ってくれるおかげで診察が早くなった」「患者さんと話す時間が増えた」と言われる時が、一番やっていてよかったと思う時です。39歳/女性
  • 患者様方との距離が近い為、コミュニケーションがとれることや、身体について学べることがやりがいです。事務の仕事だけでなく施術補助のようなこともしているで、患者様に「楽になった」「ありがとう」と言われることが嬉しいです。31歳/女性
  • 毎日覚えなければならないことが出てきますし、患者さんの症状・状況などに応じたやり取りも必要です。同じような毎日ではないので飽きません。そのようなところにもやりがいを感じています。44歳/女性
  • 一番の遣り甲斐は、患者さんが少しでも楽になって帰宅できるようにお手伝い出来ることです。 来院されて、 “ここに来ると安心する” “ありがとう” と言ってもらえた時は、とても嬉しかったですし、 そういう時に遣り甲斐を感じます。50歳/女性
  • やりがいは、患者さまやご家族に喜んで頂けること。 健康保険や福祉関係の制度を自分で学ぶことで、患者さまやご家族に自分の知っていることをご説明し、お役に立てて喜んで頂けた時は、医療事務をやっていて良かったとやりがいを感じます。40歳/女性

医療事務・病院受付の「仕事の厳しさ・難しさ」は?

  • 患者さまや医師、看護師の間に挟まれてしまったときに、患者さまのご納得をいただくことに大変さを感じることがありました。35歳/女性
  • 患者さまによって対応を変えたり、料金や先生の出すクスリの質問や不満など訴えてくる患者さまにわかりやすく説明したりなどが難しいと思います。45歳/女性
  • 接客業とは違い、満面の笑みで元気よく対応しても患者さんに困惑されるし、テキパキと事務的でも、反対になれなれしくても良くないので距離感が難しい。また来院されたら瞬時にある程度の病状を把握して対応しなければ院内感染にも繋がるので、判断力と決断力も問われます。46歳/女性
  • 患者さまやご家族は、不安な気持ちで来られることが多い。通常の精神状態でないことが多いため、窓口での対応は、患者さまやご家族の気持ちを配慮するという事が常に必要になってきます。40歳/女性

医療事務・病院受付の仕事をして身についたスキル

  • 診療報酬について詳しくなりました。 もともと講座を受けてから就職したのですが、実際に働いてみると、さらに実践的な知識が深まります。 生きている以上病院へ行くことは必ずあるので、そのたびに診療報酬明細のチェックは自然としてしまいます35歳/女性
  • メディカルクラークの2級の資格が取れたし、レセプト請求業務もできるようになりました。 先生とも仲良くなれるので色々と勉強になります。49歳/女性
  • 常に相手の立場に立って物事を考えるようにしている為、チーム医療を重視するという面からも、より協調性が身に付きました。仕事を始める前は消極的な性格でしたが、話をする際は必ず相手の目を見て自分から声を掛けるようになり、自分に自信がつきました。45歳/女性
  • 勤務しているクリニックでは 月に一度程度、薬の説明会や手の洗い方、 AEDの使い方など色々な講習がありました。お薬について詳しく講習を受けると患者さんにも、しっかり説明出来るので講習会で学んだことは今でも役にたっています。51歳/女性
  • まずは医療知識、看護知識が身につきます。初めは訳のわからなかった薬や、診察用語も自然とわかってきます。また偉い先生方と接する機会も多いので、敬語や電話応対といった秘書的な知識も身につきました。また、他職種と先生との間に入ってコミュニケーションをとったり、会議を開いたりするのも大事な役割で、人前で話す度胸はつきました。39歳/女性
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