介護関連のお仕事は、高齢者や身体障がいの方など、体の不自由な方の生活のサポートをすることです。介護関連のお仕事は、大きく「施設介護」と「訪問介護」の2つに分けられます。「施設介護」のお仕事は、特別養護老人ホームや有料老人ホーム等で、起床・着替えの介助、食事・入浴などの生活サポート全般を行ないます。ちぎり絵や書道などの趣味レクリエーションや、転倒予防体操などの運動メニュー指導も一緒に行ないます。
「訪問介護」では、利用者のご自宅に伺って入浴介助や炊事・洗濯、買い物などの生活サポートを行ないます。就業先によって利用者がどんな方なのか、どこまでサポートするのかが異なりますので、就業前によく確認するようにしましょう。また、利用者の生活サポートだけでなく、介護をされる方のご家族の相談に乗り、周囲の方々のメンタルサポートをすることもお仕事のひとつです。困っている人をサポートするので、「ありがとうと言われること」「人と社会の役に立っていると実感できること」にやりがいを感じる方におススメのお仕事です。
介護関連のお仕事で得た経験で、「ケアマネージャー」「生活相談員」「訪問介護事業のサービス提供責任者」「施設の介護長・施設長」などのお仕事にキャリアを広げることができます。「ケアマネージャー」は、要介護者のケアプランを作成するお仕事です。このお仕事にはケアマネージャーの資格が必要ですので、キャリアップとして資格取得を目指すのもよいでしょう。 「生活相談員」は、入所から生活までの相談・指導を行う専任の職員のことです。介護スタッフとして働いたのちに、職種の動きがよくわかってきたところで生活相談員を目指す道もあります。
介護関連の求人のうち、97%は未経験からチャレンジ可能なお仕事。経験がなくても比較的チャレンジしやすいお仕事です。
介護関連のお仕事に必要な資格として、まず「介護職員初任者研修」があげられます。介護をする上で必要となる基本的な知識や実務を学ぶことができます。施設勤務であれば無資格でも働くことができますが、資格を取得して働く方が安心して利用者に向き合うことができますし、スムーズに就業ができます。介護職員初任者研修は全国各地のスクールで受講することができ、最短で1カ月ほどで資格取得が可能です。また、介護人材を派遣する会社で資格支援制度を利用できることが多いので、それを利用する方法もあります。その他、さらに知識や技術を身に付けて介護の仕事を長く続けていきたい、専門性を身につけていきたいという場合は、介護の実践的な知識と技術を習得できる「介護職員実務者研修」、介護業界唯一の国家資格である「介護福祉士」、ケアプランの作成や修正などを行なう「ケアマネジャー(介護支援専門員)」などがあります。その他のスキルとしては、介護記録の入力時などでパソコンスキルがあると活かせます。
「志望動機が思いつかない」「どの求人に出す志望動機も同じ文章になってしまう」という場合は、企業や仕事の魅力、その企業や仕事で活かせそうなご自身の経験やスキルをまとめてみると志望動機が書きやすくなります。
企業や仕事の魅力ごとに、自分の何が活かせるだろう?と考えていくと、あなただけの志望動機に仕上がりますよ!
なお、派遣ではたらく場合は、志望動機で悩む必要はありません。なぜなら、派遣会社が求職者と企業との間に入り、できることや適正をもとに判断するので、志望動機は必要ありません。
具体的には、気になるお仕事にエントリー(応募)→派遣会社から連絡→派遣会社に行き登録(スキルチェックや希望の確認)、お仕事紹介という流れでお仕事が決まります。