テスト・評価のお仕事とは?

テスト・評価かんたんデータ

未経験OKの求人割合
50%
業務リスト
  • テスト計画
  • テスト設計
  • 手順書作成
  • テスト実施
  • 進捗管理
  • 報告書作成など
平均時給
1721
平均勤務時間
7.7時間
平均勤務時間

テスト・評価の仕事を知ろう!

テスト・評価の仕事内容とは?

テスト・評価のお仕事は、各種システムやハードウェア・ソフトウェアなどを開発する際に、開発成果物が設計通りに動作するかをテストして評価するお仕事です。SEやプログラマはシステムを「つくる側」のお仕事ですが、これに対してテスト・評価のお仕事は、システムを「つかう側」としてシステムや製品を使ってエラーを探ったり、ユーザーインターフェースについての意見を伝えることもあります。テスト・評価業務は大きく2つのポジションに分けられます。1つはオペレーターとして、ソフトウェアのテスト・評価に必要な手順書の作成やテストの実施、スーパーバイザーへ報告をするポジション。もう1つはスーパーバイザーとして、テスト・評価に必要な期間や予算を計画し、オペレーターと共に仕事を進めていくポジション。プロジェクトの全体を見渡し、必要があればオペレーターのフォローをするなど、進捗を管理することが役割です。 オペレーターポジションであれば、知識・経験がない状態から始められることも多く、ゲームのバグチェックやアプリの動作チェックなど手順書通りに進める仕事からスタートして徐々に経験を積んでいく方法もあります。パソコン・スマホ・タブレットが急速に普及したことで、企業向け・個人向け共におびただしい数のシステム・アプリが生まれていることもあり、不具合なく使いやすい製品を作る上でテスト・評価の仕事は不可欠。高い品質を維持するための役割を担う仕事と言えます。

業務リスト
  • テスト計画
  • テスト設計
  • 手順書作成
  • テスト項目表作成
  • テスト環境作成
  • テストデータ作成
  • 単体テスト実施
  • 結合テスト実機
  • 総合テスト実施
  • 不具合再現
  • 報告書作成
  • 不具合分析
  • 不具合原因の特定
  • 改善案提案
  • 打ち合わせ
  • オペレーターフォロー
  • 開発アシスト
  • 進捗管理

テスト・評価の1日の過ごし方は?

平均勤務時間
7.7時間
平均残業時間
105分/1日
Aさんの場合
9:00
出社、メールチェック、スケジュール確認
10:00
チームミーティングでの手順・割り振りの確認
10:30
テスト業務の開始
12:00
ランチ・休憩
13:00
テスト業務の開始
17:00
報告書の作成、進捗の報告
18:00
退勤

テスト・評価によって身につくスキル

どんなに優れた機能を備えた製品でも、どこかに不具合があれば利用者は不利益を被ります。利用者の不利益は結果的に、製品やそれを作った企業への評価も悪くなりかねません。テスト・評価というのは、製品にこうした不具合がないか?著しく使いにくい点はないか?などを、様々なパターンで細かに調べ上げていく仕事なので、正確さ・慎重さには磨きがかかります。完成品を手順通りにテストするという未経験でも挑戦しやすい業務もありますが、更に上位職になると、テストをどう行うかの設計業務、テスト結果の報告書作成、不具合があった場合の原因分析や改善案の策定業務なども担当する場合があります。こうした経験を積むことで、論理的に物事を考え、伝える力も鍛えられます。基本的には、正確・着実に淡々と進行させる類の仕事ではありますが、不具合があった場合や不明点・曖昧な点は速やかに報告・連絡・相談を行うことが大原則となりますので、どんな仕事においても求められるコミュニケーションの力がつくでしょう。技術や知識的な面でのスキルは、どのような仕組みで製品が出来上がっているかの理解が深まったり、ネットワークやサーバに関する知識が身につきます。また報告書やテスト項目の作成も日常的に行うので、経験者からは「Excelスキルが向上」したという声も多いのが特徴です。

テスト・評価の経験を持っていると広がるキャリア

テスト・評価のお仕事を経験することで、システムや製品がどのように開発されているのかという流れを学ぶことができます。そのため、システム関連でほかに興味のあるお仕事がある場合、テスト・評価での経験を活かすことができます。また、テスト・評価関連でキャリアアップするとなると、「テスター」というテスト専門の職種や、テスト・評価の全体進捗を管理する「スーパーバイザー」や、どんなテスト・評価をするべきか計画を立てる「テストエンジニア」という上位職を目指すこともできます。ただ、そのためには、実務経験を積みながら開発全般の知識を学び、「ソフトウェアテスト技術者資格認定」などの資格も取得していく必要があります。

テスト・評価になるには?

未経験からチャレンジできる?

50%
未経験OKの求人の割合

テスト・評価の求人の半数程度が未経験からチャレンジ可能なお仕事。経験がなくても比較的チャレンジしやすいお仕事です。

派遣会社に聞いた「テスト・評価」に向く人ってどんな人?

  • 残業をあまりしたくはないがIT業界で頑張っていきたいという方におススメの仕事です。コンサルタント(基準・分析・解析)等に興味がある方にも合っていると思います。スキルとしては、コミュニケーション能力は必須です。ECサイトでのテスト検証業務(テスト設計)や多端末検証業務(テスト設計)があると良いです。キズナプラス株式会社
  • 仕様書に沿って検証業務を実施していただきますので、IT職種未経験の方でもすぐに業務を始められます。不明な点や仕様書と異なる項目があった場合にすぐに報告できるような、報告・連絡・相談を常に心がけている方が求められます。株式会社ブール・ジャパン
  • テスト・評価業務は、様々なソフトウェアやハードを評価し、実際に世の中に出して良い品質かどうかを確認・判断する仕事です。 対象物は、仕事で使用する業務システム、パッケージシステムから携帯に搭載されているアプリケーション、カーナビなどの製品と幅広く、試作段階でのテスト、本番環境でのテスト、運用・導入段階でのテストと実際にユーザーに使用されるまでの間に工程ごとに行われていきます。 場合によっては、導入された後の障害報告があれば、その環境を再現してテストを実施することもあります。 またテストを実施する上で、開発時の情報を元にテスト設計、テスト項目作成も行い、テスト実施後は不具合検証も行い、場合によっては開発担当に状況を報告して、プログラムの修正を依頼することもあります。 テストを行ったものをユーザーに提供して良いかどうか判断する最後の砦ともいうべきポジションであるため、責任感のある方や几帳面な方に向いています。パーソルクロステクノロジー株式会社IT派遣サービス

テスト・評価に活かせる資格・スキルは?

テスト・評価のお仕事につくために必要な資格はなく、IT業界の中では比較的未経験から始めやすいお仕事です。ただ、テスト・評価のお仕事の多くは評価後の報告書作成まで行なうことが多いため、Excel・Wordでの入力・文書作成・表作成程度のOAスキルは必要です。また、テスト・評価の結果をまとめてしっかり報告することが重要なお仕事ですので、几帳面な性格の方に向いています。そして、お仕事内容はルーティーンワークというよりさまざまな新製品を次々に扱いますので、新しいことに興味を持ってお仕事ができる学習意欲のある方にも向いています。

あると活かせる資格
  • JSTQB認定テスト技術者資格
  • IT検証技術者認定試験
  • MOS
  • 日商PC検定
あると活かせるスキル
  • Word
  • Excel
  • Access
  • PowerPoint

テスト・評価の志望動機例

テスト・評価の志望動機例文

  • 例文1:テストエンジニア未経験者・Aさんの場合
    手に職がつく仕事をしたいこと、そして今後プログラマやシステムエンジニアになることも踏まえて貴社のテストエンジニアを志望しています。前職では電子部品の検品を担当していました。不良品のない製品を出荷していく品質の守り手としての仕事に使命感や責任感を感じていましたが、もともとWebサイトやアプリに興味があったこと、手に職をつけたいという思いから転職を決意しました。中でもテストエンジニアの仕事に興味を持ったのは、欠陥や不具合を発見するミッションが検品と似ているところです。未経験ではありますが、製品の守り手として心構えを持って仕事に取り組む姿勢はこれまでの経験が活かせると思っています。貴社を志望している理由としては、テストエンジニアで入社した後に、プログラマやシステムエンジニアになるキャリアステップの道が明確で、実際に活躍している社員の方の姿をホームページで拝見したためです。IT業界での経験はありませんが、いち早くお役に立てるよう努力していきますので、よろしくお願いいたします。
  • 例文2:テストエンジニア経験者・Bさんの場合
    大手ゲーム会社のデバッグ業務を専門で担っている貴社の存在を知り、これまでの経験と自分の得意な仕事両方が活かせると応募いたしました。前職ではスマホアプリのテストなどを担当していました。コツコツと細かな仕事が得意な私にとっては、テスト検証に関わる仕事は合っていると思っていますが、前の雇用形態がアルバイトであったことから転職を決意しました。貴社の求人に興味を持ったのは、これまでのテストの経験が活かせる点と、もともと好きだったゲームに関われるという点です。より楽しめるゲームにするための意見も顧客に伝えられるという点についても、ゲームづくりの一翼を担えると思うとワクワクします。貴社でこれまでの経験を活かしつつ、さらに成長・貢献を目指していきたいと思っていますので、何卒よろしくお願いいたします。
志望動機 = 企業や仕事の魅力+自分の経験・スキル

「志望動機が思いつかない」「どの求人に出す志望動機も同じ文章になってしまう」という場合は、企業や仕事の魅力、その企業や仕事で活かせそうなご自身の経験やスキルをまとめてみると志望動機が書きやすくなります。

企業や仕事の魅力ごとに、自分の何が活かせるだろう?と考えていくと、あなただけの志望動機に仕上がりますよ!

なお、派遣ではたらく場合は、志望動機で悩む必要はありません。なぜなら、派遣会社が求職者と企業との間に入り、できることや適性をもとに判断して、お仕事を紹介してくれるためです。 具体的には、お仕事に応募→派遣会社から連絡→派遣会社に行き登録(スキルチェックや希望の確認)、お仕事紹介という流れでお仕事が決まります。

テスト・評価経験者の声

未経験からテスト・評価になった人の声

  • 常に新製品の進化と共に変化するお仕事で、面白いです。(38歳/女性)38歳/女性
  • 自分一人の作業だけでは無く、元請け業者や下請け業者とのやり取りをしながら作業を進めて行くのに大変さを感じることがあります。43歳/男性

テスト・評価の「仕事のやりがい」は?

  • バグを発見してプログラマやシステムエンジニアに修正してもらい改善されたとき、見つけられて良かったと感じる。 細かな仕事だが、確実に良くなっていくのを感じられるのがやりがいです。27歳/男性
  • 決められた期間の中で無事にテストが終わった時に達成感を味わえます。新製品が生まれるたびに新しいテストに関われるので、変化のある毎日を過ごせることに面白みを感じています。仕事を通して世の中に出る前の製品に触れられることも嬉しいです。38歳/女性

テスト・評価の「仕事の厳しさ・難しさ」は?

  • 再現性の低いバグの再現する際に難しいと感じました。テスト項目に沿って試験をして起きるようなバグではないので、自分で行った操作のひとつひとつを、操作の速さからタイミングまで思い出すことが大変でした。27歳/男性

テスト・評価の仕事をして身についたスキル

  • 製品の欠陥を自分が見落とすと、バグの残った商品が出荷されてしまうかもしれない。そのため、バグを見落とさないように、丁寧で正確な仕事をするように心掛けるようになった。 テスト項目書を作成したため、Excelのスキルが向上した。27歳/男性
  • 様々なネットワークやサーバの知識が身についたと感じています。そのおかげで、問題にぶつかった時、開発者に問い合わせをせずに、少しずつですが自力で解決できるようになりました。38歳/女性
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