インストラクター・講師・教師の仕事は、経験や知識、スキルを活かして人に物事を教える仕事です。仕事の種類には、スポーツクラブや水泳教室、ヨガ教室、ダンス教室などで、筋力トレーニングやエアロビクスやダンス、泳ぎ方や体の動かし方など、会員の方に効果的なトレーニング方法やお手本を見せる仕事があります。学習塾や予備校などで生徒に勉強を教えたり、料理、手芸、生け花、書道といったクラスを受け持つお仕事もあります。教える分野の経験や知識、スキルが必要なのはもちろんですが、例えばスポーツクラブでは利用者の様子をチェックしながら無理をさせないよう声をかけたり、器具のチェックや床に落ちた汗を拭ったりするなどケガや事故が起こらないよう注意するのもインストラクターの仕事です。また、クラスや授業の時間だけでなく、滞りなく指導ができるよう進行を考えたり、授業で使う材料の準備や、必要に応じて教材を作ったりといった授業前の準備、授業後に進捗をまとめたり、引継ぎが必要な際には別のインストラクターや講師にクラスの理解度や様子を伝えるといったこともインストラクター・講師・教師の仕事です。誰かに「教える」という仕事は常に最新の情報をインプットしておいたり、自身の知識やスキルを磨いておく必要もあるため、専門分野への興味・関心が重要ですが、クラスや授業を通じて受講者の技術が発達していく様子が目にできたり、「わかった!」「ありがとう!」「成果が出た!」といった声を直接かけてもらえることは日々のモチベーションにつながります。
インストラクター・講師・教師の仕事では、日々の指導を通じて専門分野の知識・スキルを日々自分自身も磨いていくことができます。経験、知識、スキルを活かして、リーダーやインストラクター・講師・教師をまとめるポジションを目指していくことができます。また、利用者の方々と接する中で耳につけたコミュニケーションスキルを活かして飲食店やホテルなどでの接客のお仕事へのキャリアチェンジや、事務処理で身につけたスキルや経験を活かして一般企業で働く道を選択する人もいます。
インストラクター・講師・教師の求人のうち、93%は未経験からチャレンジ可能なお仕事。経験がなくても比較的チャレンジしやすいお仕事です。
教える内容や場所によって、教員免許が必要になることがあります。また書道や華道の場合は師範の免許が必要だったり、サッカーなど運動を教える際にはその運動の経験が、英語など語学を教える場合は英検やTOEICで「○級以上」「○点以上」と必要最低限のレベルが応募資格の中に含まれることもあります。どんな資格や経験が求められるかは、教えたい分野によっても異なるので、確認してみるようにしましょう。ヨガ教室やパソコン教室などでは、経験自体も問われないこともあり、実際に受講生の前に立つまでに数日~数ヶ月に及ぶ研修がある場合もあります。
「志望動機が思いつかない」「どの求人に出す志望動機も同じ文章になってしまう」という場合は、企業や仕事の魅力、その企業や仕事で活かせそうなご自身の経験やスキルをまとめてみると志望動機が書きやすくなります。
企業や仕事の魅力ごとに、自分の何が活かせるだろう?と考えていくと、あなただけの志望動機に仕上がりますよ!
なお、派遣ではたらく場合は、志望動機で悩む必要はありません。なぜなら、派遣会社が求職者と企業との間に入り、できることや適正をもとに判断するので、志望動機は必要ありません。
具体的には、気になるお仕事にエントリー(応募)→派遣会社から連絡→派遣会社に行き登録(スキルチェックや希望の確認)、お仕事紹介という流れでお仕事が決まります。