- ビジネスアプリケーション系SEに多いお仕事の内容について教えてください。
- システムエンジニアのお仕事は、ゼロからシステムを創り上げる、もしくはすでにあるシステムへの機能を追加するかのどちらかになります。システム開発の流れとしては、お客さまにヒアリングをして調査を行なうというフェーズから始まり、お客さまの要望が実現できるのかどうかを検討して整理する。その後、設計書や書類の作成、プログラミング、テスト作業という工程に至ります。プロジェクトによって異なることもありますが、システムエンジニアはそれら全てに携わるお仕事と言えますね。
システムは、あらゆる業界・業種で使われているので開発するシステムのカテゴリーも様々。いま案件として増えているのは金融系システムや携帯サイトの開発などになります。 - ビジネスアプリケーション系SEのお仕事の傾向について教えてください。
- システム開発の需要というのは、世の中の動きと連動しているため、景気の影響を受ける傾向にあります。そんな中でも比較的案件が多いのが先にお伝えした金融系システムの開発や、Webや携帯でのサービス関連のシステム開発です。そういった分野の開発経験をお持ちの方は就業できる可能性が高くなります。
今後は、金融系のシステム開発も引き続き増えると思いますが、製造業のビジネス自体が回復してくれば、それに伴なって新規での開発やシステムを新しくするリプレイス、機能追加などの開発も増えてくるのではないでしょうか。 - 未経験の方がこのお仕事に就くには、どのような方法がありますか?
- 1つの現場で未経験からシステムエンジニアを目指すのは機会も少なく難しいかもしれません。まずは現場を体験し、ステップアップしてシステムエンジニアを目指すことをおススメしたいです。
ですが、開発現場の事務やサポートとして開発現場に入る、もしくはシステムテストや評価業務などでシステムエンジニアに似た経験を積むお仕事であれば、未経験からでも比較的就業しやすいと思います。未経験の方でシステムエンジニアを目指される方は、履歴書や派遣会社との面談にて勉強してきたことや取得した資格、そしてやる気の部分を前面に出して伝えると良いと思います。特にやる気の部分が重要で、なぜシステムエンジニアのお仕事にチャレンジするのかをしっかり伝えると良いのではないでしょうか。 - どんなスキルがあると時給アップにつながりますか?
- システム開発の主流がJavaに変わってきているため、経験があると就業の機会が多くスキルにより時給アップも望めます。一方、案件数は減りますが、あまり多くの方が持っていない分野の開発経験をお持ちであることも、時給アップなどで有利になる場合があります。たとえば、Oracle DBやNotes、SAPでしょうか。ですから、オラクルやSAPなどの認定資格があると一定のスキルを満たしているという目安になるので、取得すると実務経験がなくても一定の評価を頂けます。その他、金融系や製造系などの業務知識、またはシステムの概要を企画・設計する上流工程の経験をお持ちであると就業できるお仕事の幅が広くなります。
- このお仕事に求められるのは、どんな人材ですか?
- システム開発はチームで進めることが多いです。そのため派遣先の方は、周りの人たちと上手くやっていける方かどうか、一生懸命にお仕事をしていただけるかを1番に気にされています。その点から、それを満たせるようなお人柄の方が求められます。
次に技術面も重要です。技術の部分では、やはり経験を積んできた人材になります。知識だけあってもシステムを創り上げる技術を持っているということにはなりません。私たちも面接の際には、その方のこれまでのご経験を重視しています。
最後にもう1つ、システムエンジニアにはコミュニケーションスキルも求められます。プロジェクトはチームで動き、お客さまのご要望を直接ヒアリングする場合もあるからです。実は技術スキル以上に重要視することもありますね。