受付のお仕事には、主にお客さまのお迎えやご案内、お見送り、お茶だし、電話応対、応接室・会議室のスケジュール管理などがあります。就業先としては、窓口として受付を設置している企業が多く、複数の企業が入るビルの総合受付などのお仕事もあります。いずれの場所で働くにしても、企業やビルの“顔”として多くのお客様と接することになるため、丁寧な言葉遣いや基本的なビジネスマナーは共通して求められることです。また、来客や会議の予定などがパソコンで管理されていることも多く、入力や検索など基本的なパソコンスキルを身につけておくと就業後すぐに仕事に慣れていけるでしょう。さらに、就業先が外資系企業や大きなビルの総合受付の場合などは、英語など語学スキルを持っていると対応できる幅が広がります。一見華やかに見える受付も、就業先によって求められることは様々です。少し難しそうに感じるかもしれませんが、経験を積み、一人ひとりのお客様に対して臨機応変な対応ができるようになった時には、大きなやりがいと自信が得られるようになります。
受付の仕事を経験することで、ホスピタリティ・冷静に対応する能力・観察にもとづいた判断力が身につきます。
「受付は会社の顔」として見られることが多く、感じの良い笑顔や丁寧な言葉遣い、基本的なビジネスマナーは当然求められます。マナー研修などにも参加することで、接客の基礎を学び必要なスキルを身につけることも可能です。お客さまに心地よさを感じてもらうためには、相手に思いやりの心を持って接しなければなりません。そのためには相手が何を求めているのか、意図していることは何かなど、相手の立場に立って考える必要があります。思いやりのあるおもてなしを心がけ、お仕事をすることでホスピタリティが身につきます。
お仕事をしていると、アポイントメントなしの訪問や来社時間の変更、クレームに対応する場合もあります。そのようなイレギュラーな事態に対しても、動揺せず冷静に対応することで、対応力が磨かれます。
さらに、観察力が身につきます。お客さまの何気ない目線や表情などから、何を考えているのか察することができるようになります。お客さまの情報をいち早く察知して、どんなご案内をすれば良いかを考えることで、対応力にも磨きがかかります。
受付の経験を積むことで、基本的なビジネスマナーやコミュニケーションスキルが身につきます。キャリアを積んでホテルやラグジュアリーブランドなどで接客スキルをさらに磨いていくこともできます。また、秘書検定などの勉強をして秘書へチャレンジすることもできます。
受付の求人のうち、85%は未経験からチャレンジ可能なお仕事。経験がなくても比較的チャレンジしやすいお仕事です。
受付は比較的未経験から就きやすい仕事の一つで、受付になる上で絶対に必要な資格はありません。企業やビルの顔として日々さまざまなお客様と接するため、基本的なビジネスマナーやパソコンスキルを身につけておくと良いです。何か資格を取りたいと思った際には、秘書検定を持っておくと、一定のビジネスマナーを身につけていることの証明になります。また、基本的なパソコンスキルが求められることもあることから、WordやExcelの基本スキルも身につけておくと良いでしょう。
「志望動機が思いつかない」「どの求人に出す志望動機も同じ文章になってしまう」という場合は、企業や仕事の魅力、その企業や仕事で活かせそうなご自身の経験やスキルをまとめてみると志望動機が書きやすくなります。
企業や仕事の魅力ごとに、自分の何が活かせるだろう?と考えていくと、あなただけの志望動機に仕上がりますよ!
なお、派遣ではたらく場合は、志望動機で悩む必要はありません。なぜなら、派遣会社が求職者と企業との間に入り、できることや適性をもとに判断して、お仕事を紹介してくれるためです。 具体的には、お仕事に応募→派遣会社から連絡→派遣会社に行き登録(スキルチェックや希望の確認)、お仕事紹介という流れでお仕事が決まります。