ネットワークエンジニア・サーバー設計の仕事内容は、コンピュータを中心とした電子機器のネットワーク・サーバの「設計」「構築」「保守」「運用」を行なうことです。「設計」とは、ネットワーク・サーバをゼロから作り上げることで、顧客の要望に沿ったシステム・用途に最適なシステムの提案なども担います。「構築」はシステムの要件定義書をもとにしたネットワーク・サーバを形成する専用機器やソフトウェアの設定(セットアップなど)を行なうことです。「保守」は機器に障害が発生した場合などに備えネットワークを監視することで、障害が発生した場合には、その原因に応じて問題の切り分けを行ない、迅速かつ適切に対応する役割を担います。「運用」とは、設計時と異なる要件が出てきた場合に、ネットワーク・サーバの増設やソフトウェアの変更などを行なうことで、通常の監視業務も担う場合がほとんどです。ネットワークエンジニア・サーバー設計は慢性的な人手不足が続いており、雇用形態を問わず引く手あまたの状態です。他職種と比べると高時給の募集も目立ち、未経験でも知識や技術を身につけた上であれば、就業チャンスもあります。未経験からネットワークエンジニア・サーバー設計の道に進む場合には、まず監視・運用業務からはじめて経験を身につけ、徐々にステップアップを目指していくと良いです。ヒアリング力や設計力、調整力、判断力といった能力を磨きつつ、さまざまな資格も取得していくことで時給アップもしくは高時給のお仕事に就けるチャンスが増えてきます。
ネットワークエンジニア・サーバー設計では、一般的には最初は「保守」や「運用」の業務からスタートします。経験と実務的ノウハウを学び、「設計」や「構築」とより難易度の高い業務を任されていきます。その後は顧客との折衝、要件定義といった上流工程に携わるエンジニアを経てPM・コンサルタントのようなポジションを目指すことができます。
ネットワークエンジニア・サーバー設計の求人のうち、12%は未経験からチャレンジ可能なお仕事。未経験OKのお仕事を見つけた際には積極的に応募をしていきましょう!
ネットワークエンジニア・サーバー設計になる上で絶対に必要な資格はありませんが、スイッチング、ルーティング、TCP/IPの知識や技術スキルは必須となります。資格取得を目指す場合は、ネットワークエンジニアの場合は、代表的なものとして、Cisco Systems社が認定する「CCNA(シスコ技術者認定)」や、国家資格である「ネットワークスペシャリスト」があります。「ネットワークスペシャリスト」は経済産業省による国家試験です。国内で実施されるネットワークに関する試験の中では最難関なものです。「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」から、順序立てて受験していくことが一般的です。サーバー設計の場合は、Webサーバー・アプリケーションサーバー・メールサーバーと、関わるサーバーによっても必要な知識は異なります。資格取得を目指す場合は、「MCP(マイクロソフト認定資格)」「Linucレベル1・Linucレベル2(Linux技術者認定試験)」などOS関連資格があると有効です。ネットワーク関連の知識も重要であることから、「CCNA」などシスコ認定資格が評価されることもあります。ネットワークエンジニア・サーバー設計の仕事は、プロジェクトを組んで複数人で協力をしながら進めていきます。技術面はもちろんのこと、コミュニケーション能力や提案企画力といったヒューマンスキルを磨いていくことも大切です。
「志望動機が思いつかない」「どの求人に出す志望動機も同じ文章になってしまう」という場合は、企業や仕事の魅力、その企業や仕事で活かせそうなご自身の経験やスキルをまとめてみると志望動機が書きやすくなります。
企業や仕事の魅力ごとに、自分の何が活かせるだろう?と考えていくと、あなただけの志望動機に仕上がりますよ!
なお、派遣ではたらく場合は、志望動機で悩む必要はありません。なぜなら、派遣会社が求職者と企業との間に入り、できることや適性をもとに判断するので、志望動機は必要ありません。
具体的には、気になるお仕事にエントリー(応募)→派遣会社から連絡→派遣会社に行き登録(スキルチェックや希望の確認)、お仕事紹介という流れでお仕事が決まります。