派遣のお仕事クローズアップ
人気の職種を徹底解剖!先輩スタッフさんや派遣会社の担当者に独自インタビューするコーナーです。

WEBデザイナーのオシゴト

自分の手がけたサイトが動く。その反響を実感できることが嬉しいです。女性 / 36歳
職種名
WEBデザイナー
仕事内容
WEBサイトのデザイン・更新・運用
プロフィール
年齢
36歳
お仕事経験
Webデザインの実務経験6年ほど
資格・特技
カラーコーディネーター2級
現在の派遣先
株式会社テレビ朝日メディアプレックス
派遣会社
グローバル・テクノロジー・デザイン株式会社
収入
週3日・14時~20時勤務、残業多少で月12~13万円程度
現在、担当している仕事内容を詳しく教えてください。
担当している主な業務は、サイトのデザインや更新、運用業務になります。画像や動画、文面の作成や更新を行なっています。動画もサイトにアップしますので、動画のエンコードや切り出しといった業務もあります。いくつかのサイトを担当し、それぞれの内容にあわせて週1回更新をしていきます。その他には、バナー画像の作成やキャンペーンページのデザインも行なっています。キャンペーンを開催する場合は、その都度サイトのデザインを行ないます。また、今後はスマートフォンサイトのデザインや更新、運用などの業務も入ってくる予定です。

基本的に使用するソフトは、Photoshop、Illustrator、Dreamweaver、Flashなどです。サイトをゼロからデザインする業務ではありませんが、その知識を持っていないとたとえば画像を変えたり動画を変えたりする修正ができません。これまでの知識・経験を活かしながら、お仕事を進めています。

今は、結婚を機に週3日勤務で働いているので、仕事と家庭を両立させることができ、ワークライフバランスがとれています。こういった働き方ができるのは、派遣ならではかもしれませんね。デザインの指示が来た際に、一人で進めることができる程度のスキルがあれば、私のように勤務日数を制限したり、短時間で働いたりすることもできると思います。
このお仕事を選ばれた理由を教えてください。
学校を卒業後、テレフォンオペレーターをしていたのですが、昔から絵を描いたりすることが好きだったので、何かをデザインするお仕事がしたいと思ったことが、WEBデザイナーのお仕事を選んだキッカケです。最初は、ファッションデザインのお仕事を探していたのですが、探していくうちにIllustratorやPhotoshopの操作ができた方が良いと知り、学校に通うことにしました。学校で実際に色々なコースを見てみて、WEBデザインの事を知ることができ、さらに興味を持ったので本格的に勉強を始めました。

その後、数社でWEBデザイナーの経験を積み、前職ではレコード会社にて音楽の特集ページやアーティストの新曲告知ページ、音楽ダウンロードページ、ショップページなどを担当していました。ゼロからサイトをデザインしていたので、いまはその時の経験を活かすことができています。
WEBデザイナーのお仕事のやりがいは、どんなところですか?
自分の考えたデザインが形になって動いている、というのはなかなか嬉しいものです。さらに、サイトやページのアクセス数やダウンロード数など、数字として評価がはっきり出るところもやりがいですね。数字やデザインの評判が良かったときは、とても嬉しいです。

どのようなサイト・ページでも出来上がった時はいつも達成感を得られるのですが、やはり苦労した末に完成したものほどその達成感は大きいと思います。自分では分からなかったことを調べたり、周りの方から教わったりして、今までよりもレベルの高いサイトを作ることができた時は嬉しいです。

今でも印象に残っているのは、一番最初に作ったECサイトです。いつも「WEBデザインの仕事がしたい」と話していた私に、友人の友人からECサイトのデザインリニューアルと運用のお話を頂きました。まだ経験がなく、自信もなかったのですが、「これはやるしかない!」と思い、引き受けました。何もかもが初めてで、一人でやらなければいけない状況でしたが、分からないことは調べながら、100ページほどもあるWEBサイトが出来上がった時は、本当に感動しました。

WEB業界は常に新しいことを求められるので、お仕事を続けていくには勉強もし続けなければなりません。今勉強しているのは、CSS3やHTML5などです。習得するために、自宅で勉強や作業が出来るよう最新のPC環境を、と考えると大変な部分もあります。空いた時間に、本を読みながらサイトを自分で練習で作ったりしています。実際に作ってみるとうまくいかなかったり、思っていたところと違ったりするので、練習することはおススメです。
このお仕事に役立ったこれまでの経験やスキル、資格はありますか?
学校での作品制作経験が役に立っています。実務経験がなくてもスクールに通ったり、独学で学んだりしてサイトを制作した経験をお持ちであれば、活かせると思います。少しでも多く作品を作った方が良いと思います。資格は、特に問われた経験は無いのですが、カラーコーディネーターの勉強をしたことは、自然と活きているような気がします。

それから、人とコミュニケーションが取れることはこのお仕事において重要だと思います。テイストや色味などデザインについてすり合わせる際、これまでにテレフォンオペレーターや接客のアルバイトなどで、お客様とのコミュニケーションを大事にしてきたことは役に立っています。
このお仕事を通じて、新たに身に付いたスキルがあったら教えてください。
WEBサイトによっては動画なども流すことがあり、動画の編集ソフトも使用出来るようになりました。WEBデザインのスキルが高まったのはもちろんですが、WEBまわりのことにも関わっていくことになりますのでチャンスがあれば色々と挑戦できるお仕事だと思います。また、WEBデザイン以外にもディレクションの仕事をする機会があり、以前よりもサイトづくりの大枠を理解することができました。自分のできる範囲が広がったり、新しいソフトを習得したり、自分次第で様々なスキルを身につけることができます。
このお仕事を目指す人にひとことをお願いします!
じっくり一つ一つ勉強をして、見よう見まねでもとにかくWEBサイトを作ってみる…を繰り返していれば、必ずWEBサイトのデザインができるようになります。あとは、やる気が一番大切だと思います。

私自身も、まだまだ勉強が必要なので偉そうなことは言えないのですが、やる気を持って勉強を続け、あとは人に会って話すことですね。「WEBデザイナーになりたい」という気持ちを自分の周りに伝えておくことは大事だと思います。そうすることで情報も入ってきますし、あるタイミングで良い出会いがあって仕事が入ってきたりすることもあります。私の場合は、そうすることでWEBサイトのデザイン経験を積むことができ、自分の可能性を広げることができました。チャンスが来たらいつでも期待・要望に応えられるよう、準備・勉強を続けたほうが良いと思います。頑張ってくださいね!私も、もっとスキルアップ出来るよう頑張ります!
派遣会社に聞いた!WEBデザイナー
WEBデザイナーで多いお仕事の内容について教えてください。
WEBデザイナーのお仕事は、プロジェクトにより異なる部分もありますが、WEBサイトの制作、WEBサイトの修正・運用、WEBサイトの開発と、大きく3つに分けられます。
WEBサイトの制作とは、サイトをコンセプトの決定から具体的なデザインを考え、実際に作成をする仕事で、規模により複数名で分担して一部分を担当する場合と、すべてを一人で担当する場合とがあります。WEBサイトの修正・運用とは、完成したサイトが適切に運営されるよう、情報の更新を行なったり、必要であれば機能を追加したりする仕事になります。そして、WEBサイトの開発。複雑なデータと連動するようなシステムの開発部分はエンジニアが行ないますが、ページ遷移部分や簡単なコーディング程度であればWEBデザイナーが行なうケースもあります。
また、派遣先としては自社のサイトデザインする場合と、様々な企業のサイト制作を請け負っている場合の2通りがあります。前者であれば、自分のアイデアなどを比較的反映しやすいという良さがあります。一方、後者であれば、様々なサイト制作に携わることができるのでWEBデザイナーとしての実績も積みやすいと思います。
WEBデザイナーのお仕事の傾向について教えてください。
WEBデザイナーの募集は、依然として一定数あります。ただ、以前は多かったモバイル向けサイトの制作が減り、その代わりスマートフォン向けサイトの制作が増えています。現在、PCサイトのスマートフォン化やFacebookページのデザインなどが多くなっています。コーディングをする際の言語も、今はHTML5やCSS3、JavaScriptが主流です。技術の進化が早い分野ですので、新しい技術を習得している方のほうが、お仕事の選択肢が広がります。
派遣先としては、ソーシャルサービスを展開している会社やゲームアプリ開発会社が増えています。やはりスマートフォンの普及が、WEB業界に与えている影響が大きいと言えます。
また、これは私の見解ですが、近い将来、インターネットを閲覧できるデバイスがパソコンやスマートフォンにとどまらず、タブレットやテレビといった形で広がっていくと考えています。そうなると、WEBデザイナーが活躍する場が広がるのではないかと思っています。そのため、WEB業界の動向をチェックし、求められている言語やスキルを把握しつつ、自分にできることは何かを考えて経験を積んでいく必要があります。
未経験の方がこのお仕事に就くには、どのような方法がありますか?
まずは、HTMLやCSSにおけるコーディング技術、IllustratorやPhotoshopでのデザインスキルを身に付けることが必須です。そういったスキルは、独学でも習得が可能ですが、専門学校や職業訓練校に通うことをお勧めします。いくつか実際にWEBサイトをデザインし、制作実績を積むことが一番だと思います。次に、実務経験を積むことを目的に、アルバイトや実務未経験OKの派遣の仕事にチャレンジしてみてください。WEBサイトの運用・更新といった仕事であれば、比較的未経験からでも就きやすいかと思います。
その後、バナーやランディングページのデザイン、またはサイトコーディングなどの仕事へキャリアアップし、それらを習得できたらサイト全体のデザインや志向性によってはWEBディレクターとしての道もあります。
WEBデザイナーを目指すとなると、スキルや経験ばかりに注力しがちですが、どのような現場でも重視されているのがコミュニケーションスキルです。サイトづくりは、プロジェクトメンバーで協力しながら進める仕事。いくらスキルや経験があっても、コミュニケーションスキルがないと成り立りません。「相手が何を望んでいるのか」、「何を実現したいのか」を考えながら進めていく必要があります。
どんなスキルがあると時給アップにつながりますか?
いま求められているのは、HTML5やCSS3、JavaScriptなどのスキルを持っている方です。特にスマートフォンサイトのデザインをする際には必要になるスキルなので、こういったスキルを持っていると時給の高い仕事に就くことができます。HTMLやCSSを習得している方であれば、HTML5やCSS3も比較的簡単に理解することが可能です。勉強をして、プラスアルファのスキルを身につけると良いです。
このお仕事に求められるのは、どんな人材ですか?
お客様のニーズを汲み取り、Web制作に落とし込むことのできる技術力とデザインセンスをお持ちの方が求められています。自分が作りたいサイトではなく、お客様が作りたいと思うサイト、ユーザーが必要とするサイトを作っていくスタンスが大切です。そしてサイトを作る際にも、常にWEB業界は進化しているので、勉強をして情報をキャッチアップしていかなければなりません。努力も必要になります。
また、チームでの業務になるので、円滑にプロジェクトのミッションを遂行するコミュニケーション能力、協調性に長けた方ですと、就業チャンスが広がります。そして、納期のある中で修正の依頼などにも対応する必要があるため、粘り強く責任感を持って取り組んでいただける方が求められています。
WEBデザイナーのお仕事に応募していただく際に、実際の作品をご提出いただくことがほとんどです。デザインセンスやコーディングにかかった時間、さらにテキスト部分や画像処理の完成度など細かい部分もチェックさせていただきます。そして面談の際には、これまでの経験や作品実績についてお話を伺い、質問に対する受け答えや表情などを見て、コミュニケーションスキルを見させていただきます。 色々とお伝えさせていただきましたが、一番大切なのはコミュニケーションスキルです。お客様から求められているもの、サイトユーザーから求められているものを創り上げるためには欠かせません。
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