軽作業の仕事は、工場や倉庫内で仕分けや検品、ピッキング、梱包などがあります。仕分けは商品を配送先別に分けていく仕事です。検品は商品に不備や傷がないかを検査する仕事で、衣料品の場合は針の混入や糸のほつれがないかをチェックしたり、食品の場合は異物が入っていないかなどをチェックしたりします。ピッキングは倉庫内をまわって必要な商品を集める仕事で、梱包は商品・製品をダンボールや袋に詰めていくのが主な仕事内容です。そのほか、商品にシールを貼っていく仕事や、ハンコを押していく仕事、書籍に帯をつけていく仕事や、ペットボトルなどにおまけをつけていく仕事なども軽作業の中に含まれます。扱う商品は文房具から衣料品、雑貨、スポーツ用品、食品、医薬品、ゲーム機器など、会社によって様々です。“軽”作業とは言え、軽い商品だけでなく、重い商品を扱うこともあり、さらにピッキングや梱包などは動きのある仕事なので、ある程度の体力が必要になることもあります。検品やシール貼りなど、中にはイスに座って作業を進めていく仕事もあるので、体力と相談しながら軽作業の中でもどんな仕事が自分に合っているかを検討していくと良いです。軽作業の仕事は、決して派手さはありませんが、さまざまな商品を消費者の手元に届ける上では欠かせない役割を担います。身の回りのさまざまな商品に関わるので、自分が関わった商品をスーパーなどで見かけた際には流通の一旦を担っていることを感じられるでしょう。
軽作業のお仕事の多くは、ルーティンワークが中心。難しくないことがほとんどなので、どんな方でも始めやすい仕事ですが、経験を積むうちに、他の仕事にも活かせる様々な力が身につきます。同じ作業を長時間続けるための集中力・持久力を始め、集中状態を上手に保つための緩急のつけ方も習得できます。更に、作業の無駄をいかに省くか?正確に進めるか?を考えることで、効率良く作業するための段取り力も磨かれます。製品の不備・不具合を確認する検品業務ではより正確さが求められるため、丁寧かつ迅速に対応する力も身につくでしょう。
また軽作業の仕事は1人で黙々…というイメージを持たれることが多いですが、扱うものや現場によってはチーム単位で連携して作業を進めることもあります。役割分担を決めたり進捗状況を確認し合うことも必要になるので、仕事上で必要となるコミュニケーション力が身につけられますし、リーダーなどチームの取りまとめ役を経験すれば、作業全体を把握するための視点や、メンバー管理のスキルも得られます。 ネット通販が主流になっている昨今は大型の物流倉庫も増えており、大規模な倉庫を動き回るようなピッキング業務も増加。こうした職場では、肉体的なタフさも身につくと言えます。
軽作業のお仕事を通して身につけた集中力・持久力・段取力や正確さは、どんな仕事でも活かせる基本的なスキルです。例えばオフィスワークでも、多くの書類を手早く正確にチェックすることが求められるような職域では、培った力を十分に発揮できるでしょう。軽作業は、単発・短期など短い期間で働ける仕事が多いことが特徴ですので、仕事経験が少ない・ブランクが長いなどで長期就業に不安がある方は、こうしたお仕事で仕事の基本スキルを習得し、契約期間を満了したら他のお仕事へ…とステップアップするのも方法の一つです。もちろん、軽作業の現場で経験を積んで、リーダーや管理職を目指せる場合もあります。
軽作業(梱包・仕分け・検品)の求人のうち、98%は未経験からチャレンジ可能なお仕事。経験がなくても比較的チャレンジしやすいお仕事です。
軽作業(梱包・仕分け・検品)のお仕事に就く上で絶対に必要な資格はありません。パソコンスキルを求められることもなく、未経験からはじめやすい仕事のひとつです。普通自動車免許やフォークリフトの免許を持っている場合は、選べる仕事の幅が広がる可能性があります。「何か資格を取ろう」「スキルを磨こう!」という方は、参考にしてみてください!
「志望動機が思いつかない」「どの求人に出す志望動機も同じ文章になってしまう」という場合は、企業や仕事の魅力、その企業や仕事で活かせそうなご自身の経験やスキルをまとめてみると志望動機が書きやすくなります。
企業や仕事の魅力ごとに、自分の何が活かせるだろう?と考えていくと、あなただけの志望動機に仕上がりますよ!
なお、派遣ではたらく場合は、志望動機で悩む必要はありません。なぜなら、派遣会社が求職者と企業との間に入り、できることや適性をもとに判断して、お仕事を紹介してくれるためです。 具体的には、お仕事に応募→派遣会社から連絡→派遣会社に行き登録(スキルチェックや希望の確認)、お仕事紹介という流れでお仕事が決まります。