一般事務の主な仕事内容は、社内のさまざまなサポート。データ入力や集計、資料まとめなどのデスクワークはもちろん、業務に必要な資料の補充や、備品を管理・申請・購入する管理業務、電話や来客対応といった業務を担う場合もあります。
配属される部署によっても担う業務が変わってくるため、「一般事務は~をする仕事」と一言で表現することが難しいのも、それは社内で縁の下の力持ち的ポジションを担う一般事務ならではと言えます。
一般事務は「楽そう」「毎日決まった仕事だけをする」といったイメージを持たれることもありますが、さまざまな社員とコミュニケーションを取りながら円滑に仕事が進むようサポートする必要があり、一般事務は大切な役割を担っています。
一般事務を経験することで、基本的なパソコンスキル、コミュニケーション能力、ビジネスマナーが身につきます。
一般事務の業務を進める上では、Word・Excel・PowerPointなどのオフィス系ソフトを使用することがほとんどなため、これらの基本操作が身につきますし、タイピングスキルも向上します。Excel関数などを勉強した経験があればそれを実践で活かせますので、さらなるスキルアップも可能です。就業先によってはPhotoshop・Illustratorや、CADなどの専門ソフトを使用することもありますので、これらのスキルを習得できることもあります。機会があればどんどん挑戦していくと、パソコンスキルアップにつながるでしょう。
また、一般事務は人と関わってサポートすることが多いお仕事ですので、コミュニケーション能力が向上します。一般事務として仕事を進めていくなかで、多くの人と気持ちよくスムーズにお仕事ができる接し方が身につきます。
そして、社外の方ともメール・電話・対面でやりとりすることがありますので、ビジネスマナーも習得できます。電話対応でのマナー、尊敬語・謙譲語の正しい使い方、呈茶の作法などを身につけられます。
一般事務の仕事に就く上で、絶対に必要な資格はありません。スキルについても、「職種未経験OK」の求人の場合は、応募資格として「パソコンで入力ができればOK」など、高度なものは求められない場合が多いです。
とは言え、デスクワークが中心の一般事務では、WordやExcelを中心にパソコンスキルや資格があると、仕事の選択肢が広がったり、よりよい条件の仕事に就ける確率が上がります。一般事務になる上で、あると優遇されやすい資格やスキルを下記でご紹介しますので、「何か資格を取ろう」「スキルを磨こう」という方は参考にしてみてください!
一般事務の経験を活かして「営業事務」「学校事務」など別の事務系職種にチャレンジする道もあります。また、経理や総務、貿易事務などより専門性の高い仕事も、一般事務の経験があれば未経験であっても応募ができる場合もあります。
一般事務の求人のうち、実に80%は未経験からチャレンジ可能なお仕事。職種別にみても80%という割合は高く、経験がなくてもチャレンジしやすい仕事と言えます。