営業・企画営業・ラウンダーは、自社の製品やサービスを提案をするお仕事です。特に営業・企画営業は新しい顧客に対して提案をし、 商品やサービスを購入・契約していただくことを目標にします。対してラウンダーは既に取引しているお客さまに対し「もっと役に立てることはないか」とヒアリングし、追加の注文や新しいサービスのご契約をしていただくことを目指します。どちらも「会社の顔」となって、お客さまと良好な関係を築いて商品を使っていただくという点は共通しています。ただ商品を売るだけでなく、お客さまの困りごとを自社商品で解決することができるので、大きなやりがいを感じられるお仕事です。また、就業先で取り扱う商品は、化粧品・医療・ITサービスなどさまざまです。
商品・サービスを提案・販売する営業の仕事は、どんな業界・企業においても不可欠な存在です。必要な商品知識はそれぞれの企業で異なりますが、営業という仕事の経験自体が、どんな会社でも活かせるスキルと言えます。
また、顧客とのコミュニケーション・関係性の構築が大事な仕事なので、ビジネスマナーやコミュニケーション能力が高まります。お客さまと良好な関係を築くための感じの良い対応の仕方、自社の商品やサービスをより良く理解していただくための説明能力、その商品・サービスがお客様の課題解決にどのように役立つのかを納得してもらうための提案力など、幅広く通用するコミュニケーションスキルが身につきます。なお取り引きにおいては、景気・経済の動きや競合の動きに敏感であることも重要なので、情報収集力やリサーチ力、分析力を向上させることも可能。
更に、商品・サービスを提案する上では「お客さまが何を求めているのか・何に困っているのかを的確に聞く」ことが大切です。自分が話す力だけでなく、傾聴力・理解力も同時に磨くことができます。常に売上数字・会社の利益を意識する仕事でもあるので、長く経験を積むに従い、事業運営や経営的な視点を身につけることも可能です。
営業・企画営業・ラウンダー経験者のキャリアとしては、営業のスペシャリスト・企画・営業事務などが考えられます。
まず、営業スキルをどんどん磨いていくことで、より好条件な営業職として働くことができます。営業の管理職として部下を育成・マネジメントするキャリアもあるでしょう。営業活動で培った情報収集力・提案力を活かして、商品企画やマーケティング企画といった企画側・戦略を立てる側のお仕事に挑戦することもできます。
また、ある程度営業を経験すると、その後は経験を活かしつつ非営業職に就きたいと考える人も多いです。そういった場合にも、営業がとってきた注文を事務処理する営業事務の仕事などは、営業経験者だからこその細かな気配りができることが多く、経験・スキルを活かしながら活躍することができます。その他にも、広報など対外的なコミュニケーション力が求められるような仕事では、その経験が存分に活かせるでしょう。
営業・企画営業・ラウンダーの求人のうち、63%は未経験からチャレンジ可能なお仕事。経験がなくても比較的チャレンジしやすいお仕事です。
営業・企画営業・ラウンダーとして働くために特に必要な資格はありません。スキルとしては、まずコミュニケーション能力が求められます。お客さまと良好な関係を築いてニーズをくみ取り、うまく提案するためには不可欠な能力です。流暢に話せるだけでなく、お客さまが話しやすい雰囲気を作るなどの聞く力も大切です。また、提案資料の作成などでパソコンを使用することも多く、Word・Excelなどパソコンの基本操作は必須となります。その他、お客さま先を訪問することが多いので、フットワークの軽さと柔軟性も必要な能力です。地域によっては車を運転することもありますので、自動車免許を求められる求人もあります。
「志望動機が思いつかない」「どの求人に出す志望動機も同じ文章になってしまう」という場合は、企業や仕事の魅力、その企業や仕事で活かせそうなご自身の経験やスキルをまとめてみると志望動機が書きやすくなります。
企業や仕事の魅力ごとに、自分の何が活かせるだろう?と考えていくと、あなただけの志望動機に仕上がりますよ!
なお、派遣ではたらく場合は、志望動機で悩む必要はありません。なぜなら、派遣会社が求職者と企業との間に入り、できることや適性をもとに判断して、お仕事を紹介してくれるためです。 具体的には、お仕事に応募→派遣会社から連絡→派遣会社に行き登録(スキルチェックや希望の確認)、お仕事紹介という流れでお仕事が決まります。