- Webディレクターで多いお仕事の内容について教えてください。
- Webディレクターの仕事は、案件の進行管理やクライアント・社内のメンバー、協力会社さんとの調整等がメインとなってくるかと思います。会社の規模や企業によっては、予算管理、企画やコーディングやデザインの修正などを行なう場合もあります。
コミュニケーションが要のポジションとなりますので、関係各所との密なやりとりができるマメさや発信力・発言力も必要です。デザインとコーディングはバリバリできる必要はないかもしれませんが、どの技術を使えばどういった表現ができる、ということは理解しておいた方がよいです。最近では、HTML5やCSS3、JavaScriptなどの知識を求められるお仕事が多くなっています。 - Webディレクターのお仕事の傾向について教えてください。
- 求人数としては、やはり増えている傾向です。ECやコーポレートなどのWebサイト制作のお仕事以上に、ゲームやアプリケーションソフトの企画・開発・運用案件が増えています。
また、Webディレクターといっても各社求めている業務内容や幅が異なり、様々なタイプのディレクターが必要となっています。たとえば、「データサイエンティスト」という言葉を新聞等でもよく耳にすると思うのですが、近頃はアクセス解析だけでなく様々なデータを見て分析できるような、多角的な視野・分析力を持つ人材を募集する案件も増えてきております。統計学やExcelの知識などをお持ちであればそれは強みになります。
その他、進行管理専門のポジションやデザイナーよりのポジション、営業寄りでクライアントに直接デザイン等の提案なども行なうようなポジションなど、様々です。進行管理や折衝だけでなく、幅広い知識、知見も必要だと考えると、Webディレクターの求められる能力は少し前より広がっていると感じます。 - 未経験の方がこのお仕事に就くには、どのような方法がありますか?
- Web関連の知識をつけるために、まずはスクール等に通い、htmlやデザインの知識、制作の一連の流れを身につける必要があります。進行管理からお任せするケースが多いかと思いますので、Web関連ではなくてもグラフィックや出版関連の進行管理のお仕事をされていた方は未経験でも入りやすいかもしれません。
営業等クライアントや外部の方とのやりとり業務をしたご経験を活かすこともできます!未経験からでも過去の経歴次第では、デザイナーやコーダーさんよりも、就きやすい職種ではないかと思います。 - どんなスキルがあると時給アップにつながりますか?
- 資格は特に必要ないかと思いますが、実務経験が物をいうので、とにかく数多くの案件をこなしていき、経験を積むことが大切です。業務の幅が広げることができると、時給アップの可能性も高くなります。部分的な作業を担当している方は、案件全体の進捗や管理を、または中小規模案件から大規模サイト案件を担当したりすると時給UPの可能性が広がります。
また、派遣社員の方でもクライアントとの打合せやプレゼンに参加できるような企業もありますので、そういったところでクライアント対応能力をみにつけ、ご自身のスキルを高めていくと良いと思います。 - このお仕事に求められるのは、どんな人材ですか?
- Webディレクターは、色々な方との窓口になるポジションですので、コミュニケーション能力や調整力が必須かと思います。制作側、クライアント側の意図、相手の立場に立って考える想像力も必要です。そこには、ユーザー目線で考え、どういったWebサイトが響くのか、つかいやすいサイトはどういうものかを意識するということも含まれます。
面談では、これまでにチームで仕事をしたことがあるか、周りのメンバーの変化などに気が付きやすいかどうかなどを伺っています。あとは、スムーズなコミュニケーションをとれるかどうかですね。
上記でも述べましたが、案件を成功に結びつけるためには制作知識だけでなく、幅広い知見を身につけることが大切です。関わる全ての方から頼られるようなWebディレクターが求められています!