派遣のお仕事クローズアップ
人気の職種を徹底解剖!先輩スタッフさんや派遣会社の担当者に独自インタビューするコーナーです。

保育士のオシゴト

子どもから学ぶことが沢山あり、一緒に成長していけることが楽しいです。女性 / 29歳
職種名
保育士
仕事内容
保育業務全般(0歳児クラスを担当)
プロフィール
年齢
29歳
お仕事経験
認可保育園での保育業務、リラクゼーションサロンでのセラピスト、ベビーマッサージ教室のインストラクター
資格・特技
保育士、アロマコーディネーター、ベビーマッサージインストラクター
現在の派遣先
認証保育園
派遣会社
株式会社東京リーガルマインド
収入
週4日勤務、残業なしで、月16万円程度
現在、担当している仕事内容を詳しく教えてください。
認証保育園にて保育業務のお仕事をしています。今は、主に0歳児クラスの担当です。具体的なお仕事内容は、食事・睡眠(昼寝)など身の回りのお世話や日中の活動、連絡ノートの記入、受け入れ・お迎え時の対応などになります。

園によって多少異なると思いますが、園での一日の流れを簡単にお伝えします。朝、子供を受け入れ、まずは体調をチェック。お散歩に行けるかどうかを確認します。10時にはみんなで体操を、午前中のおやつを食べたら、お散歩へ。昼ごはんを食べ、そしてお昼寝となります。15時に起きておやつを食べ、あとはお迎えが来るまで子供たちと遊びます。一日はあっという間ですね。
このお仕事を選ばれた理由を教えてください。
福祉系の大学に通っていたので、母子を保護して自立をサポートする母子生活支援施設で実習を行いました。その時に子どもや親をケアするお仕事をしたいと思ったのです。その後、認可保育園でアルバイトをしながら保育士を取得しました。
そのまま正職員になり、保育士として1~3歳児を担当させてもらいました。ある時、お昼寝の時間に子どもに軽くマッサージをしてみたところ、すぐに寝付いたということがあり、マッサージに興味を持ったのです。4年ほど働いたのですが「親が疲れていては子どもも疲れてしまう。まずは親を癒してあげたい」と考えるようになり、リラクゼーションサロンでセラピストとして働きました。働く中でベビーマッサージインストラクターという民間の資格があることを知り、さっそく取得。知り合いのサロンで親子で参加するマッサージ教室を開くようになりました。

けれども、これまでに保育園で0歳児の担当をしたことがなかったため、もっと現場で勉強したいと考えたのです。今は、週1回はマッサージ教室を開き、週4日は派遣社員として保育園で働くというスタイル。うまくバランスがとれています。
保育士のお仕事のやりがいは、どんなところですか?
出来なかったことが出来るようになったり、日々成長していく子どもの様子に気付いた時、やりがいを感じます。たとえば、ハイハイをしていたけれども、ある日つかまり立ちができるようになったり。ちょっとしたことでも、その子にとっては大きな成長だったりする。そういう場面を見ながら自分も一緒に成長していけるところが、このお仕事の魅力だと思います。子どもの成長を見守り、変化を保護者に伝えて、一緒に育てていくという姿勢で仕事をしています。

子どもたちと過ごす時間は、「楽しい!」「可愛い!」と思えることばかり。子どもが好きというキモチが根本にあるからかもしれません。充実した毎日です。

ただ、子どもを預かっているだけに、気をつけなければならないこともあります。一人一人の子どもの様子とクラス全体を常に見なければなりません。そして、子ども同士のケンカや、遊具での怪我をしないよう常に注意しています。何かアクシデントが起こった時は、丁寧かつ迅速に対応する必要がありますね。日々の保育でも、全体を見ながら今何をすべきか常に考え動くよう心がけています。
このお仕事に役立ったこれまでの経験やスキル、資格はありますか?
学生時代、学童保育所でアルバイトをしていたので、子どもとの遊び方や声のかけ方等はスムーズに出来ました。また、リラクゼーションサロンで学んだ繊細なタッチは、子どもの変化を敏感に感じる観察力アップに役立ったと思います。そして、意外と役に立ったのがPCスキル。園だよりや行事の資料作りなどパソコンで作るものが意外と多いので、パソコンが使えて良かったです。
このお仕事を通じて、新たに身に付いたスキルがあったら教えてください。
3つのスキルが身についたと感じています。1つ目は、子ども一人一人の様子を見つつ、クラス全体にも目をくばるチカラ。同時進行で物事を進めるスキルが身につきました。そして、2つ目は、行事などを見越した細かい計画性。逆算をして、いつごろ何をしなければいけないかを考え、保育計画に盛り込んでいます。3つ目は、保育士同士や保護者の方たちと協力するという協調性が身につきました。保育士同士が連携し、保護者とも情報を共有することで、一緒に子どもを育てていく大切さを改めて感じています。
このお仕事を目指す人にひとことお願いします!
保護者や保育士同士で相談しながら進めていく仕事なので、「報告・連絡・相談」の「ほうれんそう」がとても大切です。その点を意識するとスムーズに仕事ができるのではないでしょうか。

子どもが大好きで保育士を目指す方が多いと思います。子どもは、とても純粋でストレート。時には言葉や振る舞いに傷つくこともあるけれど、子どもと関わる中で、逆に学ぶことが沢山あります。子どもと遊ぶことが好きだったり、歌ったり踊ったりすることができる人なら大丈夫。子どもとの日々を楽しんでください!
派遣会社に聞いた!保育士
保育士で多いお仕事の内容について教えてください。
メインとなるのは、保育園での保育業務です。子供たちのお散歩やお遊戯・工作、給食・おやつの配膳といった生活指導全般です。他には、保護者への連絡帳作成など事務的なお仕事もあります。保護者への連絡だけでなく、子育てに対するアドバイスやサポートという要素も含まれます。
そして、保育園には公立や私立、認可・認可外などの区分がありますが、業務の内容はほぼ同じです。東京都独自の施設としては、認証保育所もあります。これは、保育時間が長いため、シフトになっていたり、残業が発生するケースが多くあります。それから、公設民営といった自治体が設立をして、その運営は民間企業・団体に任せるという場合もあります。
その他、フルタイムやそれに近い勤務時間のお仕事以外に、ショッピングセンターやモデルルームなどでの短時間の一時預り所での保育業務もあります。最近では、託児所付きマンションの売れ行きが良いと聞きますので、今後はそういった託児所・一時保育の求人も多くなってくる可能性が高いと思います。
保育士のお仕事の傾向について教えてください。
女性の社会進出による共働き世帯が多くなったことから、待機児童は増加しています。そこで国の待機児童減少の施策により、新しい保育園がたくさん開園されています。既存の保育園の中にも、保育士の数を増やして更に多くの児童を受け入れようとしている所があり、採用については追い風が吹いていると考えていいと思います。
また、保育士資格を取得できる大学や専門学校の新卒生を対象にした正社員の求人数も非常に増えています。その求人の多さに学校の就職指導担当者も対応が間に合わず、新卒の採用ができなかった保育園も出てきているようです。そこでニーズが生まれ、派遣のお仕事も増えています。たとえ未経験であっても、資格をお持ちであれば就業チャンスは大きいと言えるのではないでしょうか。ただ、慢性的に0歳~3歳までの乳幼児の担当者が不足している為、もし乳児の担当経験があれば有利になりますね。
園によって行事の数が違ったり、開園している時間が異なるので、勤務時間が固定の園もあれば、シフト勤務の園もあります。シフト勤務の場合、勤務日数や時間帯など融通が利く場合がほとんど。シフト勤務や一時保育の職場では、勤務時間や日数などの希望を聞いてもらえる場合が多いです。
未経験の方がこのお仕事に就くには、どのような方法がありますか?
現状は、全体に保育士の方が不足していますので、実務の経験がない方であっても就職しやすい状況です。保育園の中には、未経験の方にクラス担任ではなく担任のアシスタントとしてお仕事してもらい、保育士として成長してもらいたいと考えているところもあります。もちろん経験のある方は有利ですが、未経験でも保育士としてやっていきたいという意欲と向上心があれば、きっと希望の仕事を見つけられるはずです。
ただ、資格をお持ちでない方や実務未経験の方であっても、実際の子育ての経験をお持ちの方は、仕事内容を理解しやすいと思います。
現在、資格をお持ちでない方も、園によっては就業可能な場合があります。子どもの人数に対して必要な保育士の人数が決まっているので、それを満たしている園であれば、保育業務のお手伝いという形で就業できる可能性もあります。
どんなスキルがあると時給アップにつながりますか?
保育士は資格を必要とするお仕事が大半ですので、時給に差がつくとすれば実務経験しかありません。保育の経験年数が長く、担任や主任の経験があれば、仕事を開始する時点での時給アップの可能性があります。保育の経験があるものの、資格をお持ちでなかった方が資格を取得した場合も同様です。経験以外ではあまり差が生まれない仕事ですので、まずは真摯に業務に取り組み、早く業務を覚えていくことで時給アップにつながると思います。
このお仕事に求められるのは、どんな人材ですか?
子どもたちはいつも元気いっぱいです。それに負けない体力があるということや、素直さ・明るさ・思いやりを持った姿勢も子どもたちと接するための重要なポイントです。また、保育士の仕事は児童の対応だけではなく保護者へも対応しなければなりません。「子供が好き」というだけではなく、「人が好き」という部分も必要になります。実際、私がいつもお会いしている保育園の園長先生や、保育士の方たちも明るくホスピタリティにあふれている方ばかりです。
それから、保育士は子どもを可愛がるだけではなく、時には叱ったり、厳しく指導をしなければならない時があります。社会人として通用するヒューマンスキルは必須ですね。
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