派遣のお仕事クローズアップ
人気の職種を徹底解剖!先輩スタッフさんや派遣会社の担当者に独自インタビューするコーナーです。

広報事務のオシゴト

自社商品の良さを多くの人に伝えるには、相手の立場で考えることが大切です。女性 / 31歳
職種名
広報事務
仕事内容
媒体の広告掲載管理やイベント運営サポートなど。
プロフィール
年齢
31歳
お仕事経験
アパレル販売、広告代理店での営業、食品卸会社での受発注業務
資格・特技
スノーボード、Illustrator/Photoshop
現在の派遣先
大手食品会社
派遣会社
株式会社テンナイン
収入
平日5日勤務、残業なしで、月25万円程度
現在、担当している仕事内容を詳しく教えてください。
広報部のサポート業務全般を担当しています。具体的にお伝えしますと、業界誌といった媒体の広告掲載管理や食品フェアなどの各イベント運営に向けた商談への参加、それに伴う書類作成・経費精算・伝票管理・サンプル手配・販促作成・キャンペーン事務局とのやり取り・・・と業務は多岐にわたります。会社のブランディングや営業方針などに関わる部分ですので、社外にリリースする情報すべてを確認する必要があるのです。その他、商品カルテ作成や食品を陳列する什器手配、さらには自社ホームページから寄せられたお客様からのお問い合わせへの返答などのお仕事もあります。様々なポジションの方々と関わり、調整しながら進めていくお仕事ばかりです。
このお仕事を選ばれた理由を教えてください。
以前からこのような広報に関わるお仕事に携わりたいと思っていました。学校では服飾系を専攻していたので、卒業後はレディース・メンズ・バックなど様々な物を扱うセレクトショップで接客・販売のお仕事をしていたのですが、その時にプレスのお仕事に憧れ、興味を持ったのです。ただ、知識も経験もなかったので、なかなか希望のお仕事には就くことができませんでした。その後、広告に関わることのできる広告代理店の営業に転職してイベント運営の経験や広告づくりの知識を身につけ、パソコンのスキルを磨くために食品卸会社の受発注業務のお仕事に就きました。

一見、これまでにさまざまな分野で経験を積んできたように思えますが、すべてうまく組み合わさったからこそ、今回実務経験がないにも関わらず広報事務に就業することができたのだと思います。学校時代に習得したIllustratorとPhotoshopのスキル、販売経験を通して高めることのできたコミュニケーションスキル、広告代理店で得た広告の知識、食品卸会社で学んだ業界知識とPCスキル。これまでに得た経験・スキル・知識があったからこそ、就業することができました。まさに今回チャンスが巡ってきたという感じです。
広報事務のお仕事のやりがいは、どんなところですか?
社内外の多くの人と関わりながら、沢山のお客さまに商品の魅力を紹介していけるところが、お仕事のやりがいですね。自分が関わった仕事が、新聞や広告で目にしたり、コンビニエンスストアやスーパーに行った際には商品はもちろん什器なども置いてあるので、見ると嬉しくなります。周りにいる人に思わず自慢したくなってしまいます。

他には、お客さまからの質問などにも答えているので、「ありがとう」という言葉をいただけた時は本当に嬉しいですね。会社や商品の魅力を世の中の人に伝えていくお仕事なので、まずは自分自身がもっともっと自社商品のことを勉強しなければならないと感じています。そうすることで、お仕事のやりがいもさらに大きくなると思っています
このお仕事に役立ったこれまでの経験やスキル、資格はありますか?
先にもお伝えしましたが、一番役に立ったのはコミュニケーションスキルだと思います。様々なポジションの人と関わり、調整をしながらお仕事を進めなければなりません。あとは、IllustratorやPhotoshopのスキルですね。編集・制作の方ほどスキルが求められる訳ではありませんが、それらのソフトでどんなことができるかを知っているのと知らないのとでは差があります。ですから、IllustratorやPhotoshopの知識は役に立っています。
このお仕事を通じて、新たに身に付いたスキルがあったら教えてください。
スキルではないのですが、広報事務のお仕事はまずは自社商品をよく理解する必要があるということを学びました。常に商品カタログを手元に置き、どんな特長があるのかを覚えるようにしています。また、分からないところがあれば、周りの方々の話を聞いたりして不明点を自分で解決していく術を身につけました。受身ではなく、 自分から情報を求めて動くということを心がけています。
このお仕事を目指す人にひとことお願いします!
この広報事務というお仕事は、一人では成り立ちません。商品を支持してくださるお客さまはもちろん、一緒に商品をつくる仲間、そしてそれらを世の中に広めてくださる取引企業の方々がいらっしゃるからこそ成り立っているものです。初心を忘れず、常に相手の立場に立って物事を考え、そして変化しつづけ前進していくことが大 切だと思います。
派遣会社に聞いた!広報事務
広報事務で多いお仕事の内容について教えてください。
広報は企業の活動や経営理念、そして営業方針などを社内に浸透させるというお仕事です。社外に対しては、新聞や雑誌の記事、テレビ、Webサイト、プレスリリースなどの業務があります。時には外部からの問い合わせ窓口となる場合もあり、一般消費者や地域住民などの声や提案などに対応することも重要な仕事です。社内に対しては、社内報などを通して経営陣の考え方を組織に伝えたり、広報計画の作成といったコミュニケーションの円滑化を図る取り組みを行なっています。ですから、広報事務のお仕事は、そのアシスタント的な業務がメインです。よりOAスキルやIllustrator、Photoshopなどのスキルが求められますね。
広報事務のお仕事の傾向について教えてください。
現在の不況に関わらず、広報事務の募集件数は少ないと思われます。そのため、人気が高いですね。やはり企業のブランドイメージに関わる部分で企業内部のことを熟知する必要があるポジションですので、社員で対応しているケースがほとんどです。派遣のお仕事では、契約社員や正社員などへの紹介予定派遣となる傾向が高いです。
また、経験者を求めるケースが多いですね。専門的な知識や様々なポジションの方々とのやりとりが必要なので、そういった経験を積んでいるとアドバンテージとなります。ただ、広報事務の実務経験はなくても似たような業務経験をお持ちであれば、たとえ未経験であっても就業のチャンスはあるといえます。
未経験の方がこのお仕事に就くには、どのような方法がありますか?
派遣先企業のニーズにもよりますが、未経験からでも就業できるチャンスはあります。PCスキルは必須で、IllustratorやPhotoshopができると有利です。さらに、派遣先企業と同業界の何らかの経験があると良いですね。とはいえ、一番重視されるのはヒューマンスキルです。先にもお伝えしたように沢山の人と関わるお仕事なので、コミュニケーション能力がないとお仕事をお任せすることはできません。たとえ実務経験がなくても、今までの経験を活かせるのであれば、広報事務のお仕事に就くことができると思います。
どんなスキルがあると時給アップにつながりますか?
企業のビジネスを進めていくにあたって必要な専門的知識・能力を客観的に評価できるビジネス・キャリア検定試験を受けていると、時給アップにつながる場合があります。他には、Office系のスキルですね。WordやExcel、PowerPoint、Photoshop、Illustratorなどのスキルを持っていれば、より高待遇なお仕事に就けるかもしれません。それから、営業や販売といった直接人と交渉したり提案したりするような業務経験も、沢山の人と関わり調整が必要なお仕事なので武器になります。
このお仕事に求められるのは、どんな人材ですか?
未経験からチャレンジできる広報のお仕事は、学歴要件や必要最低経験年数は大抵の場合問われません。入社後、実務を通じて必要な知識や技能を身につける場合が多いと思われます。経験よりもどんな事にも臆することなく前向きに取り組む姿勢、またさまざまなポジションの方々と良好な関係を構築し、それを維持する能力が必要不可欠と思われます。そういった方が、このお仕事に求められています。
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