派遣のお仕事クローズアップ
人気の職種を徹底解剖!先輩スタッフさんや派遣会社の担当者に独自インタビューするコーナーです。

ヘルプデスクのオシゴト

待ってはくれないお客様からのお問い合わせ。スピード感あふれる毎日を楽しんでます。女性 / 25歳
職種名
ヘルプデスク
仕事内容
OA機器の修理依頼2次対応受付・電話対応・各種書類作成など
プロフィール
年齢
25歳
お仕事経験
レジ、事務、美容エステ部員、現在のお仕事は3ヶ月目
資格・特技
日商簿記3級
現在の派遣先
大手保守サービス会社
派遣会社
株式会社シーズワン
収入
月20万円程度(残業なし)
現在、担当している仕事内容を詳しく教えてください。
OA機器の修理依頼受付、および作業手配書の作成、電話取次ぎなどです。私が勤めている会社は、プリンターやPC関連機器の保守サービスをしていて、主に2次対応と呼ばれる段階を担当しています。「紙が詰まった」「正常に動かない」など、OA機器にトラブルが起きると、ご利用いただいているお客様はサポートセンターなどに連絡します。ここで対応するのが、1次対応企業です。1次対応企業でもトラブルが解消できなかった場合、1次対応企業から原因などの問い合わせを受けるのが2次対応企業です。1次対応で解決できなかった内容のため、お客様のお困り度は高く、場合によってはテクニカルエンジニアに現場に出向いてもらって解決することもあります。
このお仕事を選ばれた理由を教えてください。
元々は入力業務など事務系の仕事を希望していたのでヘルプデスク経験は全くありませんでしたが、コーディネーターの方からこのお仕事を勧めていただいて興味を持ちました。手配書や報告書の入力など、事務的な業務割合も多い点は希望に合っていましたし、全く経験した事がないお仕事だからこそ、「やれるかわからないけれど折角のチャンスだからとにかくやってみよう!」と思えたんです。以前事務の仕事をしていたときに、オフィスにあるプリンタが壊れると業者の方が修理に来てくれているのを目にしていたので、あの人達と関わりのあるお仕事なんだ、というイメージは漠然と持てました。
ヘルプデスクのお仕事のやりがいは、どんなところですか?
電話やメールだけでは不具合が解消できないと判断した場合、テクニカルエンジニアに現場に行ってもらいますが、OA機器をご利用いただいているお客様は全国各地に大勢いらっしゃるので、エンジニアは皆、常に多忙です。ですが、お客様のトラブルをより早く解決する為には重ねて対応をお願いしなければいけないときもあります。

実はエンジニアとは実際に顔を合わせることがなく、電話やメールでのコミュニケーションだけなんです。ただでさえ忙しい相手に更に動いてもらうのですから、出来るだけ相手には気持ちよく対応してもらえるように「お疲れ様です!」や「いつもありがとうございます!」などのちょっとしたコミュニケーションを欠かさないように心がけています。今ではエンジニアの方々にも声を覚えてもらいつつあって、「何とかお願いします!」と、交渉して要望を受けてもらえると、認められてきたのかな、と嬉しくなります。

また、月ごとに1か月分の対応報告書を作成するのですが、完成した報告書を見ると「今月もこれだけお客様のお問い合わせに対応出来たんだ。」と充実感が湧いてきます。
このお仕事に役立ったこれまでの経験やスキル、資格はありますか?
接客経験ですね。私が業務で関わる1次対応企業やテクニカルエンジニアの方々とは対面することがないので、その分声のトーンやアクセントに気を遣います。これまでの接客経験が活きているのを実感しています。
このお仕事を通じて、新たに身に付いたスキルがあったら教えてください。
OA機器の製品知識や折衝力です。特に相手に気持ちよく対応してもらうためには、日頃からちょっとした気遣いを心がけることが大切だと改めて気付きました。
このお仕事を目指す人にひとことお願いします!
知識は次第に身についていくものです。ヘルプデスクのお仕事は、サービスをご利用いただいているお客様とも、不具合を解決する現場部門とも、メールや電話でのコミュニケーションが主になります。見えない相手といかに目の前で話しているかのようにコミュニケーションをとるか。簡単なことではないですが、相手に納得してもらえたときの充実感はひとしおです。私はヘルプデスクも接客業の延長だと思います。あまり臆せずにまずはトライしてみませんか?
派遣会社に聞いた!ヘルプデスク
ヘルプデスクに多いお仕事の内容について教えてください。
パソコンやプリンタなどのOA機器、ソフトなどの製品やサービスを利用しているお客様からの問い合わせに対応する業務が主です。メーカーが自社の部署として担当部門を抱えているケースと、ヘルプデスク業務のみを請け負っている企業とがあります。専門で請け負っている企業は1次窓口としてエンドユーザーからの問い合わせを受ける段階を担当することが多いようです。対応範囲がある程度決まっているため、マニュアルなど受け入れ体制が組織的に出来上がっていることがほとんどと言っていいでしょう。
一方で、メーカーが自社で抱える対応部門は、1次窓口では解消しきれなかった不具合やお問い合わせに対応する2次対応をメインとし、1次対応企業からの問い合わせに回答したり、テクニカルエンジニアを現場に手配したり、という役割が多くなります。この場合、派遣スタッフは社員のサポートとして配属され、その社員が担当する製品・サービスについてOJTで知識・経験を積んでいきます。
また、一般的に「社内ヘルプデスク」と呼ばれる、社内システムの運用についての問い合せやトラブルに対応する仕事もあります。パソコンの基本的な設定やアプリケーションソフトのインストールといった簡単なサポートから、業務システムのトラブルシューティングなどの高度なサポートまで、幅広い業務を任されることが多く、経験・対応力を求められるケースが多いですね。
ヘルプデスクのお仕事の傾向について教えてください。
ヘルプデスクのようなサポートサービスは、企業のCS(顧客満足)意識の高まりに後押しされて需要が伸びていると言えます。充実したサービス提供のために大量募集するケースもありますが、自社で募集を行うと募集活動や選考に時間とコストがかかるため、派遣会社を通して人材獲得を図る企業が多く、派遣スタッフの需要に繋がっています。
未経験の方がこのお仕事に就くには、どのような方法がありますか?
OA機器などのヘルプデスク業務の場合、製品知識は就業してから教えてもらえる環境が多い為、実務経験がなくてもよい、というお仕事は少なくありません。お客様から使い方や不具合の問い合わせ対応を受ける仕事なので、接客をしたことがある方は、言葉遣いも身に付いていて、クレームとはいかないまでも、苦情を受けることに免疫があると捉える派遣先が多いです。そのため、業種は異なっても、接客・販売経験や事務職で電話対応の経験がある方はアピール材料にできるでしょう。
どんなスキルがあると時給アップにつながりますか?
どんな製品・サービスのヘルプデスクを担当するかにより、異なりますが、担当する業界の業界団体が認定している資格を取得することで専門知識をつけ、業務に結び付けていれば、契約更新のタイミングで昇給が実現することもあります。もちろん経験を積んで知識をつけたことが評価されることもあります。
このお仕事に求められるのは、どんな人材ですか?
コミュニケーション能力を求める派遣先企業は多いですね。また、派遣先から育成してもらえる環境が多い職種ではありますが、教えてもらったことを、1から10までただ言われた通り実行するのではなく「なぜこうなのか?」を考えると、より上のサポートが出来るようになります。自分に与えられた業務に改善意識を持ち、意図がぶれない範囲の価値付けができる人が評価されるでしょう。
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