派遣のお仕事クローズアップ
人気の職種を徹底解剖!先輩スタッフさんや派遣会社の担当者に独自インタビューするコーナーです。

金融(損保)事務のオシゴト

変化の速い保険業界。覚える事が多い分、自分の価値もアップします。女性
職種名
金融(損保)事務
仕事内容
通知・控えの発送や明細データの作成・チェックなど
プロフィール
お仕事経験
損保事務、一般事務
資格・特技
損害保険代理店資格(特級・一般)
現在の派遣先
株式会社ジャパン保険サービス
派遣会社
損保ジャパン日本興亜キャリアビューロー株式会社
収入
平日5日・10時~17時の6時間勤務、残業なしで月16万円
現在、担当している仕事内容を詳しく教えてください。
現在、私は保険販売代理店にて、満期通知の発送やデータチェック、お客さま控えの送付、団体給与控除明細のデータ作成やチェックなどを中心に担当しています。満期通知であれば月初、団体給与控除明細であれば月末というようにお仕事に取り掛かる時期が決まっています。ですから、比較的月初と月末が忙しいですね。その他には郵便物の仕分けやファイリング、電話応対など、さまざまな業務も担当しています。

周りで働いている営業の方をサポートするのが私の役割。ですから、どこをどのようにサポートすれば営業の方がスムーズにお仕事ができるかということを常に考えながら進めています。
このお仕事を選ばれた理由を教えてください。
短大を卒業後、損害保険会社に新入社員として入社しました。研修がしっかりしていたこと、そして残業があまり多くなかったことがこのお仕事を選んだ理由です。損害保険などの専門知識に対する抵抗は特にありませんでした。

4年間ほど経験を積んだ後は、結婚や出産を機に時間に融通のきく契約社員や派遣社員として損保代理店や他の損保会社の事務センターで働きました。一度、運輸会社に勤務したことがあるのですが、やはり損保事務のお仕事のほうが自分に合っている気がして。慣れているというのもありますが、保険業界の知識が積み上がっていくのでスキルアップを実感できることにやり甲斐を感じています。
金融(損保)事務のお仕事のやりがいは、どんなところですか?
毎月、月末に保険料の給与控除作業を行なうのですが、1円の誤差もなく期日までにきっちりと仕事をやり切った時に大きな達成感を感じます。数字が合わないと書類を見直したり、処理済のデータを見返したりして、どこに間違いがあるのかを突き止めなければなりません。書類の処理が大量ですが、絶対に間違いがあってはいけないお仕事ですので、ミスなく進める必要があります。スピードと慎重さの両方が求められますね。

一方、お客さまからの急な問い合わせに対応したりして、お仕事が予定通りに終わらない時は大変です。でも、そのような時には営業の方々がサポートしてくれるのでとても助かっています。チームワークを発揮しながら一体感を持って仕事ができるのは良いですね。

また、保険業界は変化が激しいのできちんと動向をつかんでおかなければなりません。毎年と言っても良いほど商品やサービス内容に変更がありますし、数年に一度は法改正など大きな変革があります。自分なりに調べておくと知識がアップするので、大変な反面、やりがいにもなっています。
このお仕事に役立ったこれまでの経験やスキル、資格はありますか?
社会に出てからの経験すべてが役に立っています。たとえば、ビジネスマナーや電話対応スキル、帳票の書き方、業界用語など。それから、自分でスクールに通って身につけたパソコンスキルも業務に活きています。今では保険業界における業務の大半がIT化されているので、パソコンをある程度使える必要があります。
このお仕事を通じて、新たに身に付いたスキルがあったら教えてください。
このお仕事を通じて、損保事務のお仕事をトータルに知ることができました。保険販売代理店は営業の最前線なのでお客さまとの契約から事故受付まで、損保の仕事を一貫して見ることができるのです。
このお仕事を目指す人にひとことお願いします!
損保事務のお仕事は、自動車、火災、傷害など扱う商品やそれに伴なう事務処理もさまざま。すべてを理解して、すべてをやろうとするのは難しいことです。周りの人ともしっかりとコミュニケーションを図り、時には色々な人の助けがあってこそ成り立つ仕事だと感じています。もちろん「私がやります!」という気持ちを持つことは大切ですが、同時に1人で抱えすぎないことも大切です。
派遣会社に聞いた!金融(損保)事務
金融(損保)事務に多いお仕事の内容について教えてください。
損保事務は、損害保険会社や代理店において、保険のご案内や見積書・申込書の作成、契約内容のチェック・計上・制作、事故の受付、保険金の支払い処理などを行なうお仕事です。これらのお仕事のうちひとつに特化して行なうこともあれば、複数のお仕事を総合的に担うこともあります。会社や組織体制によってさまざまですね。
また、損害保険は自動車保険や火災保険など取扱種目が多いのですが、その全種目を取り扱うお仕事もあれば、自動車保険をメインに取り扱うお仕事もあるなど、ケースバイケースです。
金融(損保)事務のお仕事の傾向について教えてください。
金融自由化により、取り扱う商品が多様化したことから、損保事務の経験を幅広く積み、長く続けている人が求められる傾向にあります。さらに、各損保会社が導入している専用システムによる計上経験の有無や取り扱い経験種目など、派遣先の特徴に合わせたオーダーが増加していますね。
それから、2008年度に導入された損害保険募集人資格の更新制度によって、有効期限内の資格所有者と限定しているお仕事も増えてきました。
未経験の方がこのお仕事に就くには、どのような方法がありますか?
実際のところ、損保業界での経験を求められるお仕事が多いので未経験からこのお仕事に就くのは簡単ではありませんが、未経験から就く方法がないという訳ではありません。
たとえば、他業務も行なっている兼業の損保代理店で損保事務のお仕事を少しずつ経験していくという方法。自動車販売会社や自動車用品販売店では自動車保険を取り扱っていますし、不動産会社では火災保険を取り扱っています。その他には、損保会社や関連会社で一般事務のお仕事をしながら少しずつ損保業界のお仕事に慣れて損保資格を取得し、損保事務へステップアップするという方法もあります。
どんなスキルがあると時給アップにつながりますか?
損保事務において幅広く経験を積んだり、損保関連の資格を取得したりすると、時給アップにつながります。損害保険会社ごとに資格が定められているので、1つの会社で経験を長く積んでいくとスムーズにステップアップできるかもしれません。また、できるだけブランクを空けずに就業することも大切です。損保業界における変化のスピードがとても速いので、その動向をきちんとつかみ、日々の業務に取り組む必要があります。
このお仕事に求められるのは、どんな人材ですか?
損害保険はリスクマネジメントです。万が一のことを考えて最良かつ最適な商品を提供したり、事故の際に迅速かつ丁寧な対応をしたりと、常にお客さまの立場に立ったお仕事をしなければなりません。大前提として知識や経験が重要。でも、それだけではなく、相手を思いやることができる人やコミュニケーションスキルの高い人を求めている企業がほとんどです。
また、規定やマニュアルを覚えることが多いので、意欲的に勉強できるかどうかもポイント。さらに、ミスなくスピーディにデータを入力したり確認したりできることも大切ですね。
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