登録型派遣(一般派遣)
とうろくがたはけん いっぱんはけん
【登録型派遣(一般派遣)】とは、派遣の仕事がある期間だけ、派遣会社と雇用契約を結ぶ派遣形態のことです。まず、派遣会社に自分のプロフィールや希望条件を登録しておきます。そして、働きたい仕事が見つかった時点で、その仕事の契約期間に合わせて派遣会社と雇用契約を締結します。契約期間が満了し、更新がなければ、雇用契約も一旦終了となります。
登録型派遣は、自由な働き方を重視し、様々な経験を積みたい方にぴったりの働き方です。ご自身のキャリアプランやライフプランと照らし合わせ、メリット・デメリットを理解した上で、最適な働き方を選びましょう。
-----
■「無期雇用派遣(常用型派遣/無期雇用型派遣)」との違い
登録型派遣とよく比較されるのが「無期雇用派遣」です。2つの違いを理解することで、自分に合った働き方が見えてきます。
【登録型派遣】
・雇用契約:仕事がある期間だけの「有期雇用」
・給与形態:時給制が多い
・安定性:契約が終了すると、次の仕事が決まるまで収入が途絶える(待機期間)
・仕事の選び方:たくさんの求人の中から、自分で好きな仕事を選んで応募できる
【無期雇用派遣】
・雇用契約:常に雇用契約が続く「無期雇用」
・給与形態:月給制が多い
・安定性:待機期間中も給与や休業手当が支払われる
・仕事の選び方:派遣会社の社員として、スキルや経験に合った仕事を会社から紹介されるのが基本
-----
■登録型派遣で働くメリット
【1】働き方の自由度が高い
勤務地、職種、業界、働く期間、勤務時間など、自分のライフスタイルや希望に合わせて、仕事をとことん選べるのが最大のメリットです。
【2】様々な経験が積める
「いろいろな会社で働いてみたい」「幅広いスキルを身につけたい」という方には最適です。期間を決めて働くことができるため、キャリアチェンジもしやすいです。
【3】就業フォローがある
派遣会社から、仕事探しの支援・就業後のフォローなどを受けられます。また、仕事で困った際に、派遣先との間に立って交渉してもらえます。
-----
■登録型派遣で働くデメリット・注意点
【1】雇用が不安定になりやすい
「3年ルール」(原則として同じ派遣先の同じ部署で働けるのは最長3年まで)が適用され、契約満了があります。次の仕事がすぐに見つかるとは限らないため、収入が途切れる期間が発生する可能性も。把握しておきましょう。
【2】収入が景気や時期に左右されやすい
月給制の場合もありますが、時給制が多いです。祝日が多い月は勤務日数が減り、収入が少なくなります。