エン派遣用語集

在宅勤務(在宅ワーク、リモートワーク、テレワーク)
ざいたくきんむ

【在宅勤務】とは、所属する企業のオフィスではなく、自宅で業務を行う働き方のことです。近年、働き方の多様化に伴い、派遣の仕事においても在宅勤務を導入する企業が増えています。

■リモートワーク、テレワークとの違い
在宅勤務と似た言葉に「リモートワーク」や「テレワーク」があります。これらは厳密には意味が異なりますが、一般的にはほぼ同義で使われることが多くなっています。

・テレワーク
「tele(離れた)」と「work(働く)」を組み合わせた造語。情報通信技術(ICT)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方の総称です。総務省や厚生労働省などの公的機関が使用する言葉で、「在宅勤務」「モバイルワーク(移動中や顧客先での勤務)」「サテライトオフィス勤務」の3つに分類されます。

・リモートワーク
「remote(遠隔の)」と「work(働く)」を組み合わせた言葉。オフィスから離れた場所で働くこと全般を指します。テレワークとほぼ同じ意味合いで使われますが、IT企業やベンチャー企業を中心に広まった言葉です。

・在宅勤務
テレワークという大きな括りの中の一形態であり、働く場所を「自宅」に限定した働き方を指します。

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■在宅勤務の主なメリット
【1】通勤時間の削減
往復の通勤時間がなくなることで、その時間を自己投資や家事、育児、趣味などに充てることができ、ワークライフバランスの向上が期待できます。また、通勤による心身の負担も軽減されます。

【2】集中できる環境の構築
オフィスでの電話対応や雑談などに妨げられることなく、自分のペースで仕事に集中しやすい環境を作ることができます。業務効率の向上が見込める点もメリットです。

【3.】働く場所の自由度
企業によっては、完全在宅勤務が可能な場合もあり、居住地を自由に選べるようになります。

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■在宅勤務の主なデメリット
一方で、在宅勤務にはデメリットや注意すべき点も存在します。

【1】自己管理能力が求められる
上司や同僚の目がない環境のため、自分で集中力を維持し、自律的に業務を進めるための高い自己管理能力が求められます。

【2】コミュニケーション不足
対面での気軽な相談や雑談が減るため、孤独感を感じたり、業務上の意思疎通に時間がかかったりする場合があります。チャットやWeb会議などを活用し、意識的にコミュニケーションを取ることが重要です。

【3】労働環境の整備
業務を円滑に進めるための通信環境(Wi-Fiなど)や、デスク、チェアといった仕事環境を自分で整える必要があります。また、光熱費や通信費の自己負担が発生する場合もあります。
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