タイムシート

たいむしーと

【タイムシート】とは、毎日の勤務時間を記録するための書類です。「勤怠表」や「勤務表」とも呼ばれます。タイムシートは、給料計算の元となる非常に重要な書類。ここでは、その役割や正しい書き方、提出の流れ、そしてトラブル時の対処法まで、わかりやすく解説します。

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■タイムシートの役割・重要性
タイムシートは、単なる出勤簿ではありません。以下の2つの重要な役割を持っています。

【1】給与計算の基礎となる
派遣会社は、あなたが提出したタイムシートに記載された労働時間をもとに、時給や残業代を計算し、給与を支払います。記入内容に誤りがあると、給与が正しく支払われない可能性も。正確な記録が不可欠です。

【2】労働時間を証明する公的な記録
タイムシートは、あなたが「いつ、どれだけ働いたか」を客観的に証明する大切な証拠となります。

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■タイムシートの基本的な書き方
タイムシートの形式は、手書きの紙のものから、Excelファイル、Webシステム上で入力するものまで様々ですが、基本的なルールと流れは同じです。

【書き方のポイント】
【1】毎日、正確に記録する
記憶が曖昧にならないよう、その日のうちに記録する習慣をつけましょう。

【2】出勤・退勤時刻は1分単位で
「9:00」や「17:30」のように切り上げるのではなく、「8:58」や「17:33」など、実際に業務を開始・終了した時刻を正確に記入します。

【3】休憩時間は「実際に休んだ時間」を記入
決められた休憩時間が1時間でも、業務の都合で45分しか取れなかった場合は、その旨を派遣会社の担当者に相談しましょう。

【4】備考欄を活用する
遅刻、早退、有給休暇などを取得した際は、その理由を備考欄に記入します。

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■よくある質問（トラブルと対処法）

Q. 書き間違えてしまいました。どうすればいい？
A. 間違えた箇所に二重線を引き、訂正印（またはサイン）を押して、正しい内容を記入するのが基本です。修正液や修正テープは使用しないようにしましょう。不明な場合は、自己判断で修正せず、派遣会社の担当者に確認してください。

Q. 提出を忘れてしまいました…
A. 給与の支払いが遅れてしまう可能性があります。気づいた時点ですぐに派遣会社の担当者に連絡し、指示を仰ぎましょう。

Q. サービス残業を頼まれました。どう書けばいい？
A. 働いた時間は、1分単位で全て正確にタイムシートに記録するのが大原則です。サービス残業は法律で禁止されています。もし、残業時間を正直に書きづらい雰囲気がある場合は、すぐに派遣会社の担当者に相談してください。あなたに代わって派遣先と調整してくれます。

タイムシートは、あなたの頑張りを正当な給与として受け取るための、あなた自身と派遣会社との「約束の記録」です。ルールを守って、正確な提出を心がけましょう。