初めての職場でも失敗しない!どこでも役立つコミュニケーションのコツは?Vol.1

2022/04/01 UPDATE

派遣社員として様々な派遣先で就業経験があったとしても、初めての就業先では緊張する方も多いと思います。 派遣での就業が初めての方であれば尚のこと。

当研究所では、先輩派遣社員の方に「今まで派遣での仕事をするうえで、どのような点を意識して取り組まれていたか」をお伺いしました。そのお話を通じて、職場の方と円滑なコミュニケーションをとるためのコツをご紹介していきます。

今回お話をお伺いしたのは、派遣歴3年E・Oさんです。


E・Oさんのプロフィール(30代/派遣歴3年)

卒業後、新卒で正社員として衣装関連会社に入社。 同社に3年間就業後、学生時代から続けていたチアダンスとの両立をしていくために派遣会社に登録。最初の派遣先ではECサイトの受発注業務メインの事務職として就業。現在は、派遣先である食品会社広報部門にて一般事務として広報業務をサポートしている。

仕事をするうえで大切なのは、前向きに取り組むこと

―― E.Oさんが、派遣で仕事をするうえで大切にされている考え方や行動を教えていただけますか?

まず、私が大切にしているのは何事も前向きに取り組むことです。
「前向きに取り組む」という姿勢は、学生時代から行なっているチアダンスで教えられたことです。チアダンスは「人を元気づけること」、そして「相手を思いやること」をとても大切にしている競技なので、その姿勢は仕事をするうえでも大切にしています。

前向きに取り組んでいれば自然と笑顔になり、場の雰囲気も明るくなります。結果的にコミュニケーションが円滑になり、仕事もスムーズに進めることができると感じています。これは、どんな職場においてもいえることですが、イチから関係性を作っていく必要のある初めての職場ではより意識をしています。

現在は、コロナ禍の影響もあり在宅勤務が続いているため、対面でのコミュニケーションが少なく、お互いの表情が見え辛くなっています。ですので、声や文面でのやり取りにおいても「笑顔」を意識し、配慮や明るさが伝わるように努めています。

些細な行動の積み重ねが「信頼関係」につながる


―― 確かにどんな職場においても「前向きに取り組むこと」は大事なことですね。
また、仕事をするうえでは働く仲間との信頼関係も重要になってくると思います。「信頼関係」 という観点ではいかがでしょうか。O.E さんのモットーなどあれば教えてください。

「前向きに取り組む」という仕事をするうえで大切にしている考えのもと、「信頼関係」は常に念頭において仕事をしています。ただ、先ほどお伝えしました通り、現在の派遣先ではコロナ禍ということもあって在宅勤務の日が増え、部内メンバーと直接お会いできない日も多くなりました。

在宅勤務という環境下で、どのように「信頼関係」を築いていくのか。
最初は戸惑うこともありましたが、私なりに意識していることは、
・当たり前のことをきちんと対応すること
・言われる前に対応をすること
・依頼されたことは直ぐに対応すること
という3点です。

部内メンバーがスムーズに業務ができるようサポートするのが私の役目だと思っているので、目の前に部内メンバーがいない在宅勤務においては、相手が何を求めているかキャッチアップすることが難しいと感じています。約束を守るなど、当たり前のことをきちんと対応することが大前提で、プラスして先回りと即対応を心がけています。

例えば、私が出社した時には備品が切れる状況ではなかったとしても、数日後や1週間後のことを考えて補充をしておくなど、他の方が出社した際に「きちんと周りを見て仕事をしてくれているんだな」と思っていただけるよう対応をしています。 こういう細やかな行動の積み重ねが「信頼関係」を築くうえでは大切だと考えています。

今後も、部内の皆さんが広報業務に専念できるよう“縁の下の力持ち”になるということをモチベーションに、日々取り組んでいきたいと思います。




E・Oさんの所属している派遣会社
パーソルテンプスタッフ株式会社
設立:1973年5月24日
登録拠点:647拠点(国内:468拠点 海外:179拠点)※2021年2月現在
派遣から紹介予定派遣・正社員まで、テンプスタッフは業界トップクラスの求人数があり、希望に沿った仕事をご提案します。


編集後記

今回は、先輩派遣社員のE・Oさんが仕事をするうえで大事にされている考え方や行動、そして職場の方と円滑なコミュニケーションをとるためには何がポイントであるかということをお聞かせいただきました。

大切なのは「前向きに取り組む」ということ。 また、在宅勤務環境下における「信頼関係」を築いていくためのポイントとしては、まずは、約束を守るなど当たり前のことをきちんと対応することが大前提。プラスして、先回りと即対応。

どれも言われてみれば当然のことのようですが、頭では分かっていても行動に移すというのは意外とハードルが高いものではないでしょうか。まずは「笑顔」で挨拶するところから始めてみるなど、少しの意識や行動を変えるだけでも、働く時間が有意義なものになるのではないかと思います。



執筆・編集:派遣の働き方研究所 研究員 鈴木志保