伝票や申込書、契約書などパソコンでデータを入力していくのがデータ入力の仕事内容です。申込書や契約書の場合は、名前や住所といった個人情報を、伝票の場合は商品番号や価格などの数字を入力していくことが多いです。その他、求人数としては多くはないものの、テープ起こしなど音声を聞いて文字化するといったお仕事や、キーボードを使わずにテンキーのみを使う入力、マウス1つだけで入力していくお仕事などもあります。短期のお仕事の場合は、黙々と入力にのみ取り組むことが多いですが、長期のお仕事の場合は、データ入力+庶務であったり、コールセンターでお客様からの電話を受けて内容を入力するなど入力以外のお仕事にも関わる場合もあります。また、入力のお仕事に付随して、入力した内容が正しいかどうかをチェックすることもあります。入力に使用するソフトは企業によって様々で、専用のシステムを用いることもあれば、ExcelやAccessなどに入力をしていく場合もあります。データ入力というと、ひたすらパソコンと向き合うお仕事だとイメージされることもありますが、入力方法や不備データの扱い方など周囲とコミュニケーションも図りながら進めていく場面もあります。また、入力したデータが顧客情報や様々なデータベースとなったり、データを元に集計・分析し新企画に活かされることもあり、正確にコツコツとお仕事に取り組める方にオススメです。
データ入力・タイピングのお仕事を経験することで、タイピングスキル・スケジュール管理能力・集中力・正確性・事務処理能力などが身につきます。
データ入力のお仕事では、決まった時間内でたくさんのデータを正確に入力することが求められます。そのため、タッチタイピングができるようになる、締め切り時間への意識が高まる、ミスが減るようになる、といった能力が向上します。これらは事務をやる上で必須のスキルですので、今後のキャリアップにも役立つでしょう。
また、Word・Excelを使って資料作成したり、データをまとめるところまで任されることがあります。そうするとWord・Excelのスキルが向上しますし、資料作成のスキルを積むことができます。
入力するデータの種類によって異なりますが、業界知識も多少身につきます。銀行での事務センターで働くとき、不動産会社で働くときなど、シーンによって得られる知識が違うので、職場によってさまざまなデータを見ることができるのもデータ入力のお仕事ならではです。
基本的なパソコンスキルを身につけられるのがデータ入力のお仕事です。パソコンの基本的スキルを活かして事務系職種を目指すのも良いでしょう。さらに、ExcelやAccessの知識を深めることで営業事務に就けるチャンスも広がりますし、簿記の知識を身につけて経理といった専門職を目指すこともできます。
データ入力・タイピングの求人のうち、85%は未経験からチャレンジ可能なお仕事。経験がなくても比較的チャレンジしやすいお仕事です。
データ入力の仕事に就く上で必要な資格はありません。Excelを使用することも多く、MOSやパソコン検定などの資格をお持ちの場合は、アピールポイントとなるでしょう。データ入力では正確に入力していくことが第一ですが、入力のスピードも大切です。就業前のスキルチェックで、時間を計ってのタイピングスピードチェック・正確性チェックをする場合があります。普段からパソコン操作に慣れ親しんでおくと、より良いお仕事に就ける確率が上がります。データ入力のお仕事に就く上で、あると優遇されやすい資格やスキルをご紹介しますので、「何か資格を取ろう」「スキルを磨こう!」という方は参考にしてみてください!