発熱などの症状で自主的に仕事を休む場合の休業手当は?

2020/05/26 UPDATE

新型コロナウィルス感染拡大に伴い、派遣で働く方々も日常生活や就業環境に変化を余儀なくされている現状だと思います。その変化の中でみなさんがお感じになる不安や疑問について、Q&A形式でお伝えしていきます。

発熱などの症状で自主的に仕事を休む場合の休業手当は?

Q.発熱などの症状があるため自主的に仕事を休もうと考えています。休業手当は支払われますか?

A.新型コロナウイルスの感染が不明で、発熱などの症状があるため労働者が自主的に休まれる場合は、通常の病欠と同じ扱いになりますので休業手当支給の対象とはなりません。
なお、年次有給休暇が残っている場合は利用することは可能です。

一方で派遣社員自らの申し出ではなく、使用者の責(会社の都合)による出勤停止の指示があった場合は、休業手当支給の対象になります。
「使用者の責(会社の都合)」にあたるかという点に関しては、各企業の状況によるところもありますので、不明点がある場合は所属している派遣会社に確認することをおすすめします。



執筆・編集:派遣の働き方研究所 研究員 鈴木志保