次回契約更新がないと言われた場合の失業保険について。退職理由は会社都合?

2020/05/21 UPDATE

新型コロナウィルス感染拡大に伴い、派遣で働く方々も日常生活や就業環境に変化を余儀なくされている現状だと思います。その変化の中でみなさんがお感じになる不安や疑問について、Q&A形式でお伝えしていきます。

次回契約更新がないと言われた場合の失業保険について。退職理由は会社都合?

Q.新型コロナウィルス感染拡大の影響で次回契約更新がないと言われました。次の仕事が見つからない場合、失業保険は出るのでしょうか?またその場合、離職票の退職理由は「会社都合」になりますか?

A.雇用保険に加入していて(※)下記1・2のいずれにもあてはまる場合は、失業保険の受給対象となります。

1. 求人への応募など就職しようとする積極的な意思があり、いつでも就職できる能力があるにも関わらず、職業に就くことができない「失業の状態」にあること。

2.離職の日以前2年間に、「被保険者期間」が通算して12か月以上あること(退職理由【自己都合】)。 ただし、倒産・解雇等により離職した方「特定受給資格者」又は「特定理由離職者」については、離職の日以前1年間に、被保険者期間が通算して6か月以上ある場合でも可(退職理由【会社都合】)。

派遣の場合の退職理由に関しては、派遣社員が雇用契約を結んでいた派遣会社で継続して働く意思があり、且つ次の仕事(派遣先)が見つからなかった場合は【会社都合】になります。 しかし別の派遣会社で探すなど、同じ派遣会社で継続就業の意思がない場合には、一般的に退職理由は【自己都合】となります。

(※)雇用保険加入条件
「1週間の所定労働時間が20時間以上」で、「31日以上雇用が継続される見込みがある場合」に加入が義務付けられています。 つまり週5日、4時間以上など週20時間以上働き、また1ヶ月以上の契約期間があれば、原則的には雇用保険に加入できるということになります。これに関してはアルバイトでも、パートでも、契約社員でも条件は同じです。 また、年齢に関しては65歳以上の方は新規加入できないという規定があります。

参考:ハローワーク 雇用保険について
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/help/question05.html



執筆・編集:派遣の働き方研究所 研究員 鈴木志保