派遣のお仕事クローズアップ
人気の職種を徹底解剖!先輩スタッフさんや派遣会社の担当者に独自インタビューするコーナーです。

英文事務のオシゴト

メールや電話、資料を通して、日本と海外の架け橋となる。大きなやりがいを味わえます。女性 / 25歳
職種名
英文事務
仕事内容
翻訳、資料作成、来客対応、電話対応、秘書業務など
プロフィール
年齢
25歳
お仕事経験
フラワーショップでの販売、飲食店での接客や調理、整骨院での事務
資格・特技
パソコン(ワープロ実務検定・コンピュータ利用技術検定2級)、英語、中国語、スポーツ全般(水泳・馬術・トライアスロン・近代五種・水中ホッケーなど)
現在の派遣先
電器部品の製造・販売を行なっている会社
派遣会社
株式会社ウィズ
収入
平日5日勤務、月30万円程度
現在、担当している仕事内容を詳しく教えてください。
プレゼンテーション資料をはじめとするさまざまな資料作成や資料・メールなどを日本語から英語へ、英語から日本語へ翻訳する業務がメインです。その他には、役員の秘書的な業務も担っており、スケジュール管理や出張手配、来客応対、日本語・英語・中国語での電話応対など、幅広い業務を担当しています。
このお仕事を選ばれた理由を教えてください。
情報処理に力を入れている高校を卒業したため、学生時代にワープロ実務検定やコンピュータ利用技術検定2級などパソコン関係の資格を多々取得しました。また、学生の頃、運動でアジアや世界選手権にも出場した経験があります。その後、転機がありカナダの大学に進学して卒業し、さらに日本の大学も卒業。中国へ留学もしました。

英文事務の経験はなく、整骨院の事務経験しかありませんでしたが、今まで勉強してきたパソコンや語学のスキルを活かせるお仕事に就きたいと考え、英文事務の仕事に挑戦してみようと思いました。
英文事務のお仕事のやりがいは、どんなところですか?
私の能力が認められ、重要な書類作成や翻訳を私に依頼してくださることにやりがいを感じています。職場の方々も英語が堪能ですが、他の方ではなくあえて私に依頼してくださいます。これらの私が翻訳した資料やメールは、シンガポール・マレーシア・タイといったアジア諸国やヨーロッパ、アメリカなどにいる海外の方々に送信されたり、重要な発表や会議に使用されたりしているのです。発表の際には「とても分かりやすい資料だね」と、そして上司からは「安心して出張できるよ」というフィードバックをもらえるケースもあります。私の語学力が評価され、認めてもらえることが嬉しいです。

会社には、私と同じ様なお仕事をしている人がいないので、色々な面で間に入り、海外の方との連絡などをしていることが多々あります。自己満足かもしれませんが、私が海外の方とスムーズにコミュニケーションをとれるのは、これまでの多岐にわたる経験があってこそだと実感しています。

反対に、このお仕事で大変なのは、専門的な知識や用語を勉強しなければならないことです。会社によって英語の表現が違い、日本語を母国語としない方々の書いた文章を推測しながら翻訳したり、背景が分からないと理解しづらい曖昧な表現が沢山あります。そのような時は、周りの方に教えていただきながら業務を進めております。

英文事務という仕事は、事務や語学のスキルがあるだけではダメ。配属先の部署のビジネスに関する知識全般を勉強するのはもちろん、きちんと相手に伝わるコミュニケーションをとることが求められます。決してラクな仕事ではない分、サポートできた時に大きなやりがいを味わえます。
このお仕事に役立ったこれまでの経験やスキル、資格はありますか?
カナダや中国への留学経験、パソコン関連の資格、秘書検定等の勉強が、このお仕事に役立っています。また、マインドの部分になりますが、小学生から続けている水泳で培った精神力や忍耐力、数々の逆境や困難を乗り越えてきた経験が活きています。
このお仕事を通じて、新たに身に付いたスキルがあったら教えてください。
日本と海外間のやり取りが多く、組織やビジネス全体を見渡すことができます。そのため、「習慣の違いや組織というものはどういうものか」ということを学ぶことができました。細かい部分で言えば、社内メールや電話応対におけるスムーズなコミュニケーションの方法や相手に正しく物事を伝えるための柔軟性、そして文化・価値観の異なる海外の方とのビジネスでの付き合い方も勉強になったと感じています。他にも、ビジネスで必要な高度なパソコンスキルも習得できたと感じております。
このお仕事を目指す人にひとことお願いします!
英文事務は、やはり経験者が優遇されるお仕事です。ただ、英文事務の経験がなくても、これまでにどれだけ沢山の経験を積んできたか、しっかりと英語力をアピールすることが大切だと思います。派遣先によっては、始めは専門用語ばかりが並び大変かもしれません。けれども、このお仕事は英語を使って世界中の方々とコミュニケーションをとることができ、とてもやりがいがあります。仕事を通していろいろなことを学び、身につけた英語のスキルを十分に発揮してください。
派遣会社に聞いた!英文事務
英文事務に多いお仕事の内容について教えてください。
最近では、英語を用いてアシスタント的な立場で幅広い事務業務を担うようなお仕事が多いです。以前は英文事務と言っても翻訳や通訳、経理、秘書などある分野の色が濃いお仕事が多くありましたが、いまでは事務業務全般をお任せするケースが増えています。
英文事務のお仕事の傾向について教えてください。
現在は景気の影響を受け、英語スキルはあるけれど事務は未経験という方がチャレンジできる案件が減っています。今は何らかの事務経験に加えて語学スキルをお持ちであれば就業のチャンスがあります。景気が回復すれば、未経験への門戸が広がるはずです。また、英文事務を必要とする企業の業界・業種は多岐にわたっているので特に傾向などはありません。
それから、派遣先企業から求められる英語スキルに関しては、レベルが上がっています。以前はTOEIC600点程度の方でもご紹介できる案件が沢山ありましたが、TOEIC800点程度を求める案件が増えてきているのが現状です。最近では留学経験者も多く、英語スキルのある方が増え、全体の語学力がアップしたという背景があります。
未経験の方がこのお仕事に就くには、どのような方法がありますか?
事務経験のない方は、通常の日本語の事務経験を少しでも積んでから英文事務の仕事に挑戦するほうが就業チャンスが広がります。先にもお伝えしましたが、英語はできるけれども事務経験が全くない方が英文事務の仕事に就くことが難しくなっています。一度良い入口を見つけ、自分自身の実績を積み上げていくことが大切です。そこから先は、意欲次第でどんどん仕事やキャリアの可能性が広がります。
とにかく経験が重視されるため、派遣会社との面接の際にしっかりアピールしてください。時々「事務経験はありません」と言っているスタッフの話を深く掘り下げて聞いてみると、「アルバイトでコールセンターでの仕事をしていました」とか「留学中に教授のサポートとして資料を作成していました」という人もいます。業務内容次第では、事務経験に該当する場合もあります。「英文事務お仕事に挑戦したい」という熱意をお伝えいただくと良いですね。
どんなスキルがあると時給アップにつながりますか?
仕事での英語使用経験をお持ちであると時給アップにつながります。「TOEIC○○○点以上」という目安を設ける企業もありますが、やはり重視されるのは資格よりも実務経験です。また、扱う書類やメールで専門用語を使うことも多いので、同業界や同業務の経験があれば有利になります。
このお仕事に求められるのは、どんな人材ですか?
この仕事には、常に「レベルアップ」や「スキルアップ」ということを意識している人が求められます。「身につけた語学力を活かして勝負したい」という気持ちを持って英文事務という仕事を選ぶ人がほとんど。それだけに、ハイレベルな世界に飛び込む気持ちと覚悟がまずは重要です。
そして、やり取りするのは、自分と価値観や習慣が異なる相手。そういったことをきちんと受け止め、その上でコミュニケーションを図ることが欠かせません。日本にいながら海外の文化に触れることができるので、貴重な経験を得られるでしょう。仕事を通して語学力を磨いたり経験を積んだりすることで、それは将来に向けての大きな財産となるはずです。
この記事が役に立ったらシェアしよう!
会員登録がまだの方
会員登録をすると、プレゼントがもらえるキャンペーンへの参加や質問の投稿など、より便利にサイトを使うことができます。