派遣のお仕事クローズアップ
人気の職種を徹底解剖!先輩スタッフさんや派遣会社の担当者に独自インタビューするコーナーです。

企画・マーケティングのオシゴト

多忙な企画マーケ職ですが、派遣だから最高のワークライフバランスです!女性 / 32歳
職種名
企画・マーケティング
仕事内容
マーケット・消費者調査関連業務、製品カタログ制作、製品資料作成、資料翻訳など。
プロフィール
年齢
32歳
お仕事経験
マーケティング・コンサルテーション、ブライダルの企画運営、貿易事務
資格・特技
資格/Professional Certificate in Marketing、TOEIC895点。特技/ダンス、チアリーディング(指導者資格保有)
現在の派遣先
キャロウェイゴルフ株式会社
派遣会社
ランスタッド株式会社
現在、担当している仕事内容を詳しく教えてください。
マーケティング・アシスタントとして主にマーケット・消費者調査関連業務や製品カタログ制作、製品資料作成、資料翻訳、マーケットデータ分析、製品テストデータ集計・分析を担当しています。アメリカ本社主導でグローバルに消費者調査を行なう場合に、設問や選択肢を日本向けにローカライズしたり、バックグラウンドとして必要な日本市場の情報を提供したりしています。

また、日本全国の売上データを分析し、自社や競合他社の動向をレポートにまとめています。その他、年に数回リリースする製品カタログ制作なども私が担当です。たとえば、総合カタログですと、毎年リニューアルするのでその年のコンセプトに合わせたり、一部は前年のレイアウトをもとに製品画像や説明文の情報を新しく入れ替える必要があります。デザイン会社とやり取りを重ね、より見やすく分かりやすくなるよう、アイデアを出したりチェックしたりしています。

他には、雑誌記事や広告の文字校正、ミーティングスケジュール調整、撮影用物品手配・管理、製品画像・ロゴデータ管理、他社との共同プロモーションサポートなど、さまざまな業務を行なっています。

それから、今、新商品のマーケット戦略プロジェクトにもメンバーとして加わっています。「新商品のコンセプトをどうするか」というところから話し合いをしているのですが、このお仕事はとてもエキサイティング。マーケティングの面白さを味わえています。
このお仕事を選ばれた理由を教えてください。
大学のゼミでマーケティングを専攻したのがキッカケです。世の中の仕組み、いわば経済やビジネスなどに興味を持っていました。「売れるモノはどう作られるのか」や「人の心に響くモノ(コト)は?」など、そのようなことを学ぶことが楽しかったのです。卒業後、日本で社会人経験を積んだ後、本格的に勉強したいと思い、カリフォルニア大学サンディエゴ校にビジネス留学をしてマーケティングを専攻しました。授業や現地企業でのインターンシップ、そしてハワイにあるブライダル企業でのウェディング企画運営を通し、マーケティングのプロになりたいという思いが強くなったのです。帰国してマーケティング・コンサルテーション企業に就職しました。

その会社では、国内大手化粧品メーカーを担当し、マーケティング戦略の提供等を行なっていました。2年ほど経験を積んだのですが、外部からクライアントのマーケティングを診断・アドバイスするよりも、メーカーのマーケティングに携わり実際に何かを作りたいと考えるようになったのです。勤務状況に関しても、寝る間もなく働くような状況で、体調を崩してしまったこともあり、もっと長く続けられるような働きやすい環境を求めてたどり着いたのが、派遣という働き方でした。

現在では、最高のワークライフバランスです!やりがいをもって取り組める仕事と大好きなダンスが思い切りできる環境。とても幸せです。
企画・マーケティングのお仕事のやりがいは、どんなところですか?
自分が関わったものが世の中に出て、直接消費者に届くところが、このお仕事のやりがいです。何か面白いものを発信して、世の中のトレンドを作ったり、センセーションを巻き起こすことも不可能ではありません。そこが面白いんです。

今年の製品カタログは制作の責任者というミッションを任せてもらいました。スケジュールの調整から、代理店やデザイナーとの打ち合わせ、社内各部署との確認調整まで、最初から最後まで自分が主体となって行ない、沢山の方々の協力をいただいて無事に完成させることができました。店頭に飾られているのを見かけた時は、自分が作り上げた物が実際にお客様に届いているんだと実感し、本当に嬉しかったです。先にもお伝えしましたが、新商品のマーケット戦略プロジェクトに参加しているので、まさにリサーチ結果をふまえた企画の部分から携わることができています。無事に製品が発売され、大きな反響を得ることができた時は、きっと大きなやりがいを感じることと思います。

仕事を進める中で、常に心がけているのは「優先順位を考えて行動する」ということです。マーケティングの仕事は、いわゆるルーティーンワークがあまりなく、業務内容も関わる人たちも多岐にわたります。その時々で判断して効率的に業務をこなし、物事が円滑に進むよう常にスケジュール管理には気を付けています。また、人といかに良い関係を築き、仕事がやりやすいような環境を作るかも重要ですね。
このお仕事に役立ったこれまでの経験やスキル、資格はありますか?
スケジュール管理のスキルが役に立ちました。前職では、一度にいくつものプロジェクトを動かしており、一分一秒も無駄にできない状況。そこで身についたスケジュール管理能力は、この仕事のみならず、どの仕事においても活かせるものだと思います。また、当然ですが、マーケティング・リサーチの知識・経験も役に立っています。クライアントへのヒアリングから、調査設計、データ分析、報告書作成まで、リサーチの一通りの業務を経験していました。膨大なデータを集計・分析できることはもちろん、客観的にデータを見ることのできる力は、現在でも非常に役に立っています。リサーチ関連のプロジェクトは全てメンバーとして入れていただいており、これまでの経験を大いに活かすことが出来ています。それから、英語力。外資系企業だからというのもありますが、本社へのリポートや資料の翻訳、また本社からの来客時には通訳をすることもあります。
このお仕事を通じて、新たに身に付いたスキルがあったら教えてください。
何と言っても、ゴルフの知識がつきました。更に、翻訳業務を通して、それを英語で説明できるようになったことは、自分にとって大きな進歩です。これを機にさらに翻訳スキルを伸ばしたいと思い、最近では通信講座で本格的に勉強をしています。新たに身についたというよりは、スキルの幅が広がったと感じています。
このお仕事を目指す人にひとことお願いします!
マーケティングは、「世の中に直接物事を発信できる」とてもエキサイティングな仕事だと思います。マーケティングの仕事は、好奇心を持って探求していくと、際限がありません。決められたことをこなすのではなく、自主的に動いて自ら何かを生み出すことが好きな人、人とうまく人間関係を築いて協力しながら一つの物事を作り上げることができる人に向いていると思います。自分が関わったものが消費者に届いて喜んでいる顔を見ることができるのも、このお仕事の醍醐味。街中でキャロウェイの商品を持っている人を見かけると、とても嬉しくなります。
派遣会社に聞いた!企画・マーケティング
企画・マーケティングで多いお仕事の内容について教えてください。
企画・マーケティングのお仕事内容は、会社によりさまざまで多岐にわたります。PR業務やリサーチ・分析業務が多いですね。まずはPR業務ですが、企業の顔として雑誌やTV、HP等メディアに掲載される情報を主に扱います。メディアとの折衝を中心に、新製品情報や、プレスリリースの作成、記者会見の設定等を行なうお仕事です。そしてもう一つは、市場リサーチおよび市場・競合他社分析業務。こちらは新製品の開発や、商品の改良等に伴い、企業が必要としている情報を収集・分析・提供するお仕事です。企業によっては、上記2つを一つの部署で担当しているケースも多いです。
また、マーケティング業務といっても、さらに B to B 、B to Cの2種類に分けられます。派遣先企業のビジネスによっても、お仕事の内容が異なります。そのため、お仕事の内容や幅などを事前にしっかりと確認したほうが良いと思います。
企画・マーケティングのお仕事の傾向について教えてください。
リーマンショック後の景気回復もあり、2010年は3月・4月頃にリサーチ会社からの求人が多く入ってきました。2010年末から2011年に入ってからは、一般消費財メーカー等を中心に秋冬新製品の発売に伴う求人の増加が見受けられます。一般消費財は生活必需品なので、景気が悪くても消費されるもの。ですから、回復が早い傾向にあります。人気のラグジュアリーブランドの宝飾品や小物などを扱う高級消費財業界については、まだ求人数が少ない状況です。
仕事内容としては、PR業務よりもリサーチ業務関連の求人が多く入っていますが、傾向としては、従来のマーケティングに加え、Facebookやtwitter等を使用するオンラインマーケティングや、ECサイト関連業務の求人が増えているのも特徴です。Webメディアの充実に伴ない、企画・マーケティングのあり方も変化しつつあると言えます。
また、PCスキルを活かして、データ加工やプレゼン資料を作成するお仕事、その他語学を活かして海外関連会社などから情報を入手し、社内や関連企業に告知するといった業務も増えています。外資系企業の場合は特に海外本社の方針に沿って日本市場で展開をしていきますので、英語が得意な方は未経験からでもぜひトライしてみてください。
未経験の方がこのお仕事に就くには、どのような方法がありますか?
企画・マーケティングのお仕事は専門的な業務内容なので経験を求められることがほとんど。ただ、これまでの経験や志向性などを派遣会社の担当者に汲み取ってもらい、それがうまく派遣先企業のビジネス・環境とマッチさせることができれば未経験からでも就業のチャンスはあります。
PR部門アシスタントから始めるという方法があります。未経験でも、明るい対応ができて沢山の方とお仕事をする事が好きな方に向いているお仕事です。忙しい状況でも、スケジュール調整やコーディネーション業務が得意、雑誌やTV、Internet(FacebookやTwitter等)を積極的に利用、流行や新しい情報を得ることが好きな方、また、ExcelやPowerPoint、イラストレーター等のPC操作が得意な方、英語力を活かしてお仕事をしていきたい方にも向いています。実際に、未経験の方でもPRポジションで活躍している人が沢山います。
リサーチ業務については、即戦力としての求人が多いため、全くの未経験からのスタートは難しいですが、金融業界等でアナリストアシスタントなどを通じて分析・リサーチ業務からスタートすることなら可能だと思います。まずは経験を積んだ後、一般消費財業界等へステップアップするというほうが良いかもしれませんね。
どんなスキルがあると時給アップにつながりますか?
営業アシスタントとして、データ集計やプレゼン資料作成の経験、また社内外の関係各所をコントロールしていた経験、海外留学経験等もあれば時給アップにつながると思います。外資系企業で経験を積んでいきたい場合、英語力は強い味方。本国との調整業務が発生するため、ブランディングやコンセプトを日本市場に落とし込んでいく必要があるからです。実際に英語を活かす場面は多く、即戦力としてのニーズが高いです。目安としてはTOEICスコア700点以上を持っていると有利ですね。また、マーケティング業務は集計することが多いので、ExcelやAccessの資格もお勧めです。
このお仕事に求められるのは、どんな人材ですか?
社内・社外問わず、多くの人と積極的にコミュニケーションを取りながらお仕事をする事が好きな人が向いていると思います。忙しい状況でも、物事に優先順位を付けて柔軟に対応し、雑誌やInternet等を良く利用するなど、普段から新しい情報に敏感でいられる方が向いていると思います。
そして何より自社の商品が好きで、より沢山の人に商品を知ってもらいたいという気持ちと共に、企業の「顔」としての立場を自覚し、様々な事を積極的に吸収していく姿勢を持つ方が求められるのではないでしょうか。
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